2003年度09月定例会 今後の研究会の進め方についてのブレインストーミング東京支部

第1回東京地区研究会議事録

■日時   2003年9月27日(土)14:00 〜17:15
■場所   日本経営協会 3階会議室
■出席者  阿部久美子、池田隆年、石渡徳子、大島栄作、太田、
       嵯峨創平、菅野健司、高野文夫、田中醇、中島美暁、
       藤原誠司、堀公俊、森時彦、森上博司、八木健夫、
       吉村浩一、渡辺一史、渡邊哲郎(50音順敬称略)

■議事内容

1.自己紹介(各自)
   
2.今後の研究会の進め方
2.1 テーマに関するブレスト
事例研究
" スキル・マインドを学びたい
" 英語によるファシリテーションもやりたい
" スキルの交換をしたい
" ファシリテーションをどういった場で使うのがいいのか知りたい
" ケースの交流をしたい
" ケースの中で、ファシリテーターだけでなく参加者の反応にも注目したい
" うまくいかなかったケースも紹介してほしい

体験学習
" グループワークを実践してみたい
" 体験学習的にスキルを学びたい
" 事例紹介をワークショップ形式で行う

交流
" 異分野間の実践的なコラボレーションをしてみたい
" 関連するスキル(コーチングなど)もシェアしたい
" 他団体と交流したい
" 企業でどうファシリテーションが使われているか知りたい
" 背景の違いによるファシリテーションの異同を知りたい

ファシリテーションの体系化・研修プログラム作成
" ファシリテーションとは何かを明確にしたい
" 事例研究を通じて企業活性化のためのスキルを体系化したい
" 共通的なベーススキルと分野別スキルを整理したい
" 会議、教育研修などのための新しいプログラムをつくりたい
" TAF (Teacher as a facilitator)のシラバスを作成したい
" 教員のためのファシリテーションのテキスト(全般・個別)を作成したい
" 分野別ファシリテーションのトレーニングプログラムを作成したい

情報発信
" ケースをいろいろな媒体(人事関係雑誌など)に紹介したい
" ファシリテーションの定義をつくり、発信したい

その他
" 毎回テーマ(アイスブレーキング)と話題提供者を決め、全員参加で運営する
" ファシリテーターの認定をだすか検討する


2.2 年内の研究会スケジュールとテーマ

2003年の研究テーマ案
得票数
・ ファシリテーションとは何か ?
・ アイスブレーク 8
・ ロールプレイ 0
・ ミッション・ビジョン作成のファシリテーション 7
・ フリップチャートの使い方 0
・ 図解のテクニック 0
・ 会議のファシリテーション 0
・ ファシリテーションを必要とする対象者・対象グループ 2


10月25日 テーマ:ファシリテーションとは何か(石渡、田中)
会場: 日本能率協会(仮)
11月22日 テーマ: アイスブレーク(吉村、中島、森上、菅野、森)
会場:日本経営協会
12月20日 テーマ: ミッション・ビジョン作成のファシリテーション(渡辺、森)
会場:日本経営協会

時間:14:00〜17:00 (泡の会がつきます)


3.情報の取り扱い原則
" プライバシーの保護
" ただしスキル、ケースなどは公知になることを前提とする。積極的に公開するかどうかは話題提供者の意思を尊重するが、公知になることについて協会には責任はない。

4.ファシリテーション道具箱
森の演説、「これはあくまで道具箱。ちょうど、鉋や鋸、金槌が入っている大工道具箱と同じです。もとより、これがあれば家が建つわけではなく、道具箱を使う大工さんの「腕」が不可欠です。ファシリテーターの力量ですね。建てる家の設計、例えば会議の流れや人に対する理解や洞察も重要なファシリテーターの要件だと思います。しかし、道具を使いやすく整理しておくことは、ベテランにとっても、新人のファシリテーターにとっても役に立つことは間違いありません。その整理法の一提案として出してみました。森の経験をベースにしていますのでビジネス用語で書かれていますが、他の分野にも応用が利くものがあると思います。この縦軸となっている「目的」(「場面」といってもいいかもしれません)を追加してください。道具の提案もしてください。さらに、道具箱の整理の方法も提案してくださることを期待しています。」

主なご意見
・ 信頼関係を構築するためのファシリテーション、成熟度を高めるためのファシリテーションはどう位置付けるべきか。
・ 組織外への発信、巻き込みのファシリテーションはどう位置付けるべきか。
・ 個々の会議ではなく、複数の事業プロセスを促進するファシリテーションをどう位置付けるか。
・ 「ファシリテーションの応用分野の4象限分類」は固定的なものではなく、現場のファシリテーションはこれらの間を時間軸と共に移動する。
・ 信頼関係構築のファシリテーションの一つとして、「うそつき自己紹介」が効果があった(嵯峨さん、こんなまとめ方でいいですか?)

学生コンパなみの異様な盛り上がりを見せた泡の会の模様。文字通りジョッキの山
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