2003年度11月定例会 アイスブレーク百番勝負東京支部

第3回東京地区研究会議事録

■日時   2003年11月22日(土)14:00 〜17:00
■場所   (社)日本経営協会
■出席者  池田、石渡、江郷、大島、大川、太田、香取、加留部、高野、神山、嵯峨、志塚、清水、中島、堀、宮入、森、森上、吉村、八木、榑松、藤原、古岩井、本間、渡辺、内藤、西田、横田、吉川(29名、敬称略、順不同)[見学2名]

■内容
1.アイスブレーク百番勝負(吉村、中島、森上、森)

1)アイスブレーク体験

当日研究会に来られた皆さんは、いきなり靴を片方脱ぐように求められ、驚かれました。カードを手渡され、自分にユニークな体験を他人にわからないように3つ書き出すように依頼され、そのカードをファシリテーターに手渡すと、四コママンガの1コメを手渡されました。さて何が始まるのでしょうか。

?靴が取り持つ縁
 片方だけの靴は部屋の中央に集められ、参加者の皆さんは、自分以外の靴を手に取るように指示されます。全員が他人の靴を取った後、自分の靴の持ち主を探し、自己紹介して靴を取り戻す。靴を片方だけ脱ぎ、それを探すという非日常的な作業が驚きをもたらし、自己紹介を印象的なものにする(一部の人には少し恥ずかしかったかもしれません、ごめんなさい)。
?四コママンガ
参加者は、手持ちの1こまのマンガの残りの持ち主を探すよう指示されます。こうして一つの四コママンガが完成したら、グループごとに着席。4人一組のグループができました。

?ウソ・ホント?
4人のグループは、一人ずつ簡単な自己紹介を他のグループに行う。しかし、その中の一人だけは、ウソの自己紹介をしている。自己紹介が終わると、各グループの誰がウソつきかを当てて得点を競う。ウソを見抜こうと真剣に自己紹介を聞く。ユニークな自己紹介が笑いを誘い、意外な「ウソ・ホント」に驚きがあった。人は見かけによらない。

?話題づくり
全員がカードに簡単な質問を書き、集める。それを無作為に他の人に引いてもらい、その質問に答える。面白い質問に、ユーモアあふれる回答で爆笑。

?この人だあれ?
入室時に書いてもらった「自分にユニークな体験」を匿名でリストにしたものを全員に配布。この人が誰かを探し当てるため、全員が全員にインタビュー。質問は、Yes/Noで答えられ質問を3つまで。該当する人を見つけたときには、サインをしてもらう。同じ質問を何回も受け、「どうも自分はそう見えるらしい」と新たな自己発見もありました。ユニークな経験の多さにびっくり!

?目隠しマスゲーム
十数人ずつ2つのチームに別れ、それぞれ手をつないで輪を作る。全員目をふさいで、ファシリテーターの指示に従って、正方形や二等辺三角形などを作るゲーム。リーダーシップ・フォロワーシップ、言葉だけのコミュニケーションの難しさを感じてもらえたら成功。

?動作の足し算
 今度は、同じグループが輪になったまま、片目をつぶる、右腕を上に上げるなどの動作を一つずつ加え、全員がそれを真似ながら、次々と動作を加えていく。片手・片足を上げ、目をつぶり、ひざまづきと面白いアクションでした。

2)アイスブレークを振り返る 
アイスブレークを3つに分類。「ほぐし系」「紹介系」「悟り系」
28のアイスブレーク集を紹介した後、全員で議論。

? プライバシーの保護、疲れたら休んでいい、いやなことはしなくていい、といった「場の規範(ノーム)」「運営コード」をはじめに話し合った方がいいのでは。それをもとにアイスブレークを選ぶ。アイスブレークの中には、特定の人に不愉快を与えるものもあるはず。

? プロジェクト・アドベンチャー:心の壁を破る試み(心の冒険を仕掛ける)。メンバーの壁が何かを理解してアイスブレークを選ぶ。

? 「オフサイトミーティング」の場では、アイスブレークとして最初に「会議のルールの共有/コンセプトの共有/トピック自己紹介」を行っている。

? アイスブレークのゲームには、競うものと癒すものがあるのでは。それを適度に混ぜるほうがいいかもしれない。

? アイスブレークで本音が語れるようになるだろうか。

? 自己紹介をやる場合、最初に「思いが強い人」からやってもらうようにすると、自己紹介自体の雰囲気がよくなるという経験をした。

? 子供や高齢者のアイスブレークをいかにやっているか、というところにヒントがありそう。

? アイスブレークを利用して、自らの気持ちをほぐすよう心がけるべきではないか。心の準備体操・柔軟体操としてのアイスブレーク。

2.事務局連絡(池田、森)
・第4回研究会 12/20(土)14:00〜17:00 NOMA研修室
「ミッション・ビジョンはこうやってつくる!」
・特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会設立記念公開講座 2003/2/21午後

新興宗教の祈りの儀式か、はたまた新しい必殺技の開発風景か?
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