2005年度06月定例会 ファシリテーションって何だろう東京支部

第18回東京地区定例会議事録

■日時:2005年6月25日(土)13:00〜17:45
■場所:東京・千駄ヶ谷 日本経営協会セミナー室
■テーマ:「ファシリテーションって何だろう」
■参加者数:80名
■担当:稗島、小方

■概要:
「ファシリテーション」のイメージを共有するというテーマに対して、「後でプロセスを再確認する目的で役割を決めること」だけをルールとし、それ以外は完全にグループ裁量に任せる形で討議した。

■内容:
1.グループ分け(アイスブレイク)
全員で、初めて会う人を見つけ自己紹介をし、終了後、受付時に渡されたカードを交換する。これを3セット行った後手元に残ったカードのグループに参加する。

2.グループワーク
「ファシリテーションってなんだろう」について、"自由に"共有、合意をとるという、曖昧なゴールを示して討議を行ってもらった。
討議のプロセスを後で確認するために、プロセスチェッカーを「ファシリテーターを後でツッコム人」として役割を決めて進めた。
グループ内では、KJ法でまとめるグループ、マインドマップでまとめるグループと様々な手法による討議が行われた。

3.発表
「何をゴールに置くか」から議論したグループ、機能、役割に視点を置いたグループ、なりたい「ファシリテーター像」を共有したグループ等、書籍や育成セミナーでは語られない「ファシリテーション・ファシリテーター像」が発表された。

<各チームの発表より>
・結論はない
・ファシリテーション、ファシリテーターの効用?
・岡目八目スキルを使いながらチームで集合天才を作る事
  行動するための場を提供、納得・当事者意識で行動させる
  皆を巻き込むスキル、場を作るスキル、皆をその気にさせる
  呼び水、目的を持った人が集った時にそのプロセスを●●
  すること、知らない世界へ共に行く、意見を引き出す、考えの
  見える化、ありたい姿への意思統一、意見を共有、1+1が
  100になる事、場作り
・人が自ら行動を起こして実際に結果を出す事をサポートする人、
  信頼をベースにした質問力と地獄の忍耐力の人
・いろんなところで役に立つ
・メッセージ、心構え
・ファシリテートされた場を体験してください。
  体験によって得られた事で効用感、スキル、成長によってファシリ
 テーションを理解してください
・カッコいいファシリテーターになろうね
・イメージは?
・ハッピーエンディング

■まとめ:
発表内容、共有するレベル、ほとんどの事項を、グループで自主判断することで、グループ内の議論が自然に活性化されたと思う。
今回、決定するゴールの程度までもファシリテーションによって合意ができれば、その本題に関しても自主的な決定が促進できることが垣間見られた気がします。
担当者個人としては、チーム内の違いを理解して、チームの合意をどうするのか。そういう交通整理をしていくのがファシリテーションではないかというイメージが出来上がった。

我らが「ヒジエモン」を先頭に、
ファシリテーションの核心に迫る
そうそう、これが「ファシリテーション」なのよね!
我々が社会を変える「呼び水」となるのだ!
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