2009年度03月定例会 1.少しの気配りで大きな効果『事前準備』〜本気のフィードバックで究める〜東京支部

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■テーマ1:『少しの気配りで大きな効果『事前準備』〜本気のフィードバックで究める〜』
■日 時:2009年3月28日(土)13:00〜17:30
■会 場:日本経営協会(NOMA)2F
■参加者人数:38名(+企画者・記録係7名)
■企画運営担当
・メインファシリテーター:山田 竜也
・フィードバック促進ファシリテーター:館野 一喜、野口 砂絵子、小寺 康史、田頭 篤
・スタッフ:伊藤 芳
・記録:山口 茂
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■進行:
13:00- 本日の進め方
13:10- 第1試合(先攻)
13:45- 第1試合(後攻)
14:20- 振返り、休憩(移動)、説明
14:40- 第2試合(先攻)
15:50- 休憩
16:00- 第2試合(後攻)
17:10- グループで振返り
17:20- 全体で共有

 

■内容:
1.本日の進め方
今回のワークの主旨、進め方、ルールの説明。参加者に理解していただき、スムーズな
進行を図る。

 

(1) グループワーク「第一試合・先攻」
(a) メインファシリテーターからテーマ、条件が与えられる。準備時間は5分間。仕
切り役のグループと会議の参加者役のグループに分かれ、それぞれにロールプレイの設
定シート配り、準備に入る。
【仕切り役】:事前準備
参加者の選定、会場の配置、アジェンダ作成等、を決める。仕切り役グループからフ
ァシリテーターや書記などの必要な役割をする人も選出。ロールプレイの設定は5分間
では全ての検討が出来ないような内容となっており、グループで優先順位を付け準備し
てもらう。
【会議の参加者役】:ロールプレイ内容の確認

 

(b)ロールプレイ:会議に入る。仕切り役チームのファシリテーターが会議を推進する。

 

(c) ロールプレイ後、チーム内で振り返り
【仕切り役】:自分たちのロールプレイ、準備について振り返り
【会議の参加者役】:仕切り役の会議の進め方などを振り返りながらフィードバック用
レーダーチャートを記入。

 

(d) グループ間で相互フィードバック
各グループ・ペアのフィードバック促進ファシリテーター(以下、FBファシと略す)
が介入してフィードバックを促す。
・ 先ず、場がどうだったか?結果を中心にフィードバックを行う。
・ その後、要因として事前準備はどうだったかのフィードバックに移る。準備の優先
順位をどう決めたか?
・ 参加者役が納得できる説明を仕切り役が行うよう厳しいダイアログを展開する。

 

(2) グループワーク「第一試合・後攻」〜 攻守交替
チーム(仕切り役、参加者役)の攻守を交替し、別のテーマでロールプレイ、振り返
り、フィードバックを行う。

 

(3) 振り返り
グループ間の相互フィードバックのあと、改めて、事前準備における自分達の傾向、
第2試合で工夫したい事について振り返る。

 

(4) 対戦相手を替え、「第二試合・先攻」
対戦チームを変え、今度は準備に15分かけて第一試合と同様に行う。

 

(5) グループワーク「第二試合・後攻」
チーム(仕切り役、参加者役)の攻守を交替し、別のテーマでロールプレイ、振り返
り、フィードバックを行う

 

(6) 振り返り、全体で振り返り
振返りポイント: 自分達の傾向、 再チャレンジで工夫した事、 その結果は? そ
こで気付いた事は?

 

2.第一試合・先攻
テーマ:「町内桜祭りネタ(開花が早い!)」
制限時間準備:5分、Role Play:10分
設定
・状況
今年は桜の開花が予想より早く、このままでは地域の花見祭りの準備が間に合いそう
にない。しかも警察から例年のマナーの悪化に対してクレームが入っており、きちんと
した準備を経ないと開催を承認してもらえない。地域の顔役への事情説明打合せを開く
必要がある。
・ファシリテーターチーム(後攻1〜4)
町内会(役員)の青年部長、副部長、他
・打合せ参加者チーム(先攻1〜4)
運営統括:町内会長、地元の大地主で今年70歳になる頑固者、備品担当:(町内会
役員)会計部長、保全担当:(町内会役員)警備部長、ボランティア運営スタッフ
・打合せ場所
町の会議施設
・ポイント
開催の可否、日時、イベントの内容

 

3.第1試合・後攻
テーマ:「会社ネタ(コミュニケーション活性化計画立案)」
制限時間準備:5分、Role Play:10分
設定
・状況
この不況を乗り切るには基本に立ち返り社員の活性化しかない!」。事業部長の命を
受け、経営企画室メンバーがコミュニケーション活性化計画を立案する事になった。3
末の忙しい中、新組織の部長を集めての方針決めから、始める事になった・・・
・ファシリテーターチーム(先攻1〜4)
経営企画室メンバー
・打合せ参加者チーム(後攻1〜4)
営業部長、広報部長、開発部長、新製品開発チームメンバー、製造部長
・打合せ場所
会議室
・ポイント
メインメッセージの表現、アジェンダの作成

4.第2試合・先攻
テーマ:「町内桜祭りネタ(今後のイベント運営)」
制限時間準備:15分、Role Play:25分
設定
・状況
桜祭りは何とか・・・となった。今後の地域イベントに関しても、地域住民への根回
しは重要、東京マラソン、東京オリンピック等、今後も考え、イベント開催のルールを
決める事になった。各イベントの事前準備はどうすれば良いのか?再び地域の顔役の力
を借りる事になった。
・ファシリテーターチーム(後攻1〜4)
町内会(役員)の青年部長、副部長、他
・打合せ参加者チーム(先攻1〜4)
運営統括:町内会長、地元の大地主で今年70歳になる頑固者、備品担当:(町内会
役員)会計部長、保全担当:(町内会役員)警備部長、ボランティア運営スタッフ
・打合せ場所
町の会議施設
・ポイント
地域の顔役の知識・経験を引出す、各イベントの事前準備を究める

 

5.第2試合・後攻
テーマ:「会社ネタ(コミュニケーション活性化若手座談会)」
制限時間準備:15分、Role Play:25分
設定
・状況
部長連との方針決めは・・・となった。次のステップに進む前に、各部のリーダー層
を集めてコミュニケーションの実態を把握するための座談会を実施する事になった。各
部で選定してもらったメンバーではあるが、部長からどう伝えられているかは分らない。
・ファシリテーターチーム(先攻1〜4)
経営企画室メンバー
・打合せ参加者チーム(後攻1〜4)
各部リーダー層(人事部、総務部、経理部、営業部、開発部、製造部)
・打合せ場所
会議室  ※オフサイトへの変更も可能
・ポイント
「コミュニケーション活性化」を進める上で現場を巻き込むにはどうすれば良いか?

 

6.全体での振り返り
各チーム1分を目処に発表し、振り返りを共有した。

 

以上

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