2009年度04月定例会 3.パパが家族のファシリテーターに!!東京支部

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■テーマ3 「パパが家族のファシリテーターに!!」
■日時   4月25日(土) 13:00〜17:00
■場所   NOMA(日本経営協会)
■参加者  12名(会員11名、非会員2名)
■企画者 法政大学キャリアデザイン学部学生(非会員10名)
小寺康史、石橋優、杉村郁雄(FAJ会員3名)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■概要
(1部)
・娘と父親のコミュニケーションがうまくいくにはどうしたらいいか?
・娘と父親のコミュニケーションがうまくいくことで、家族の中もうまく
回るのではないかという考えを参加者と一緒に探り、家族みんなで仲良
くなることを考えたワークショップ。
※ファシリテーション・フォーラム2009のプレセッションとして実施

(2部)
「パパが家族のファシリテーターに!!」のフィードバックを参加者が企
画者へ行った後に、フィードバックのあり方を参加者全員で考える。

■内容
□全体イントロダクション
・今日のねらい説明
・スケジュール説明

(1部)パパが家族のファシリテーターに!!〜法政大学メンバー〜
□イントロ (13:05〜13:15)
・企画メンバー紹介                              
・パパファシワークの趣旨説明
・グランドルール説明

□グループごとで自己紹介 (13:15〜13:30)
・グループは参加者(親)2〜3名と企画者(娘)2名で構成
・名前、家族構成、今日の気分、家庭ではどんなパパ?

□レクチャー 〜事前アンケートの説明〜 (13:30〜13:50)
・父親と洗濯ものはわけるか?→9割が分けない
・世の中で言われているほど、実際はそんなことはないということを
認識して欲しい。

□ワーク1 〜グループワーク〜 (13:50〜14:10)
「自分が学生のころ父親や母親に対してどう思っていたか?」について
グループごとに話しあう

□ワーク2 〜グループワーク〜 (14:10〜14:30)
「娘が母親に怒られているとき、パパとしてどのような声をかける  
か?」について、グルプごとに話しあう


□ワーク3 〜グループワーク〜 (14:30〜15:10)
・「娘との関係を今より一歩深めるために何ができる?」について
グループごとに話しあう
・話しあった結果をグループごとに発表

□ワーク4 〜個人ワーク〜 (15:10〜15:20)
・今日からできることをを参加者が考え、成果シートに記入する

〜休憩〜

(2部)FBのあり方を考える 〜小寺、石橋(FAJメンバー)〜

□ワーク1 〜FBするぞされるぞタイム〜 (15:30〜16:00)
・親チーム(2グループ)と娘チーム(2グループ)にグループを分ける
・親チームは今日の感想をシェア
・娘チームはFBされたい項目をカードに記入し、ホワトボードに貼る
・親チームは娘が書いたFBカードをもとにFBをA4用紙に記入し、
ホワイトボードに貼り全員でシェアする
・全員でためになりそうなFB内容にチェックをつける

□ワーク2 〜FBを振り返るぞタイム〜 (16:00〜16:40)
チェックの多いFB内容を中心に全員でFBのあり方について考える

    ---話あい内容の抜粋---
     ○娘チェックしたFB項目と親チームがチェックをした項目の比較
(娘チーム)    
・一般化されたFBは受け入れやすい
・ほめられたものより、どこがダメだったか改善点やアドバイスの
あるもにチェックをつけた
・わかりやすい言葉で書かれているものにチェックをつけた
・スキルや技術的な提案にあるもにチェックをつけた

(親チーム)
・問いかけ形式になっている内容のものにチェックをつけた
・具体的なプログラムの改善について書かれているものにチェックを
つけた
・スキルや技術的な提案にあるもにチェックをつけた
○FBのあり方について
・事実を伝えるか、評価や主観を伝えるか、場面ごとに違うのでは?
・質問形式で相手に考えさせることが大事なのでは?
・後に話しが続く質問形式で話しを始め、お互い考えながら進
めるのがよいのでは?
・Good→Better、Bad→Better(意識の差により受け止め方が異なる)
・FBは自己満足ではダメで、相手の立場になって考えることが大事
・誉める、アドバス、指摘のバランスが大事なのでは?
・具体的な改善を促すものがよいのでは?

□チェックアウト (16:40〜17:00)
・親チームは娘チームにエールを
・娘チームはフォーラムへの意気込みを伝える

□参加者の感想(抜粋)
・娘との真剣な対話により、娘の考えていることが理解でき、参考にな
った。
・パパファシのワークでの学びとFBについてのあり方を学べて1粒で2度
おいしい定例会であった。

以上


□所見
今回はフォーラムのプレセッションという位置づけで定例会を実施し、
パパファシをより良いワークにするための目的とFBのあり方について考
えるという2部構成で行った。大学生がファシリテーションに関心・興
味を持ち、ワークショップを企画、運営することはファシリテーション
を普及するという目的を持つFAJにとっては非常にうれしいことである。
また、これまでの東京支部の定例会と異なり、2部構成で実施したこと
は、参加者からも好評で今後の定例会のあり方への参考になったのでは
ないかと思う。

<文責・杉村>

− 以上 −

←前のレポート 一覧表へ 次のレポート→