【日時】
2009年11月28日(土) 13:00〜17:00
【場所】
港区勤労福祉会館 サークル室
【参加人数】
25人(参加者:19、見学者:0、企画者:6)
【講師】
高尾隆、中込裕美(即興実験学校、敬称略)
【企画者】
中野茂、秋山智宏(以上FAJ会員)
【概要】
インプロ教育を通じて、ファシリテータに必要な要素を体感する。
【プログラム】
1.アイスブレイク
4コーナーズで参加者の意識調査
⇒インプロの要素をゲーム的なワークで体験していきつつ、
最後は演劇的なものにもトライしてみよう!
2.”がんばらない”を実感する
ワーク:水平に伸ばした腕を押すワーク
ワーク:捕まえられた手をほどくワーク
ワーク:マジックボックス〜箱から何がでる?〜
レクチャー:「がんばらない」
創造性のパラドックス
あたりまえのことを出そうとする ⇒ オリジナルになる
オリジナルを出そうとする ⇒ あたりまえになる
アイディアを表現する際には検閲が入る。
Spontaneous;アイディアが自然に生まれてくる状態
3.”面白い”のメカニズム
ワーク:サ行禁止ワーク
ワーク:大喜利が面白い理由
レクチャー:
恐怖と失敗
関係の芸術
A changes B
4.”行動”のメカニズム
ワーク:イルカの調教
「リン!」
ワーク:What comes next?
「次、どうしました?」
レクチャー:行動心理学
チクセントミハイのフロー理論
行動主義心理学 行動分析学
強化 reinforcement
negative reinforcement
positive reinforcement
人は人を変えられるのか
Give your partner a good time.
5.ファシリテータのためのインプロ要素
ワーク:ステータスパーティ
ワーク:ティルト;歯医者の待合室にて
tilt 安定→変化
ワーク:I am a tree
レクチャー:インプロの生い立ち、基本的な考え方など。
キース・ジョンストン
ドナルド・ショーン
反省的実践家
6.振り返り
3人一組で振り返り
全体で質問タイム
【感想など】
・楽しかった!
理屈関係なく、自分が瞬間に思ったこと、想像したことが
表現できるし、場合によっては瞬時に色々なことを考え
ながら行動しなきゃいけないし。
左脳と右脳、身体と言葉を使って、表現できるというのが
とても楽しく。身体を動かすのも楽しい。
ファリテーターにとって、大切な要素ですよ、きっと。
・とにかく楽しかったです。
インプロが台本や打合せもなく、その場の参加者や参加者の
求めるものによって創られるものであることが理解できた。
また、感動、やる気、笑い等がなぜ起こるのかを理論づけて説明
いただき感服することが多かった。
例えば、チクセントミハイのFLOW理論(能力と難易度の関係に
よってすごい能力が発揮される)心理学者スキナーの行動分析学、
「笑店」のおおぎりがなぜ笑いをさそうのか等 うなずくばかりでした。
・ファシリテーションにインプロをどう活用するかは、難しいですが、
主役が参加者であり、その参加者によって最も適切な場や進め方が
異なること を感じました。
以上