2010年度7月定例会 1.私たちのポジティブ・チェンジ 〜ファシリテーターの冒険物語〜東京支部

■主 題:2010年7月定例会 テーマ1『私たちのポジティブ・チェンジ 〜ファシリテーターの冒険物語〜』
■場 所:文京区区民センター2F
■日 時:2010年7月24日(土)12:00〜17:00
■M F:土屋 恵子(ケースウェスタンリザーブ経営大学院修士)
香取 一昭(マインドエコー代表。ワールドカフェ・コミュニティ・ジャパン会長)
■企画者:佐々木 薫、野口 砂絵子、中田 展代、杉村 郁雄、箱嶋 亮一、富士 慎一郎、海野 裕司、鈴木 真由美、本村 洋子
■参加者:54人

 

12:00〜12:15
■はじめに

12:15〜12:20
■ペアになって自己紹介
今日は何故ここに来たのでしょうか?

12:20〜12:55
■インビテーション
・視座の転換
・新たな物語へのスペースを保持する
・(仮説を保留して聞く。物語・意味を探求する)

“冒険に必要なもの”の説明(土屋MF)
若い女性/老婆の絵
象の絵(足は何本ある?)
・あるがままに見ることが大切
・偶然を楽しむことが大切
・盟友を大切にする(相手の話を良く聴くこと)

12:55〜14:05
■ペアになってインタビューを実施(一人30分ずつ)
・体験をあらたに思い出す
・あらためて価値(リソース、強み)を発見する
【質問項目】
0.あなたはファシリテーションとどんな出会いがありましたか?
1.ファシリテーター、または参加者として今までに最高に充実した経験はなんでしたか?
2.その素晴らしい経験にはどんな大変なことがありましたか?それを素晴らしい体験に転換してポイントはなんでしたか?
3.魔法の杖があるとしたらファシリテーターとして何をかなえてもらえますか?2つお答えください。
4.いま、あなたの目の前にはファシリテーターとしての3年後の物語が書いてある本があります。
そこではすべての願いが実現しています。ゆっくりとページを開きました。
そこに書かれている「今」をお話ください。

 

14:10〜14:25
■グループでインタビュー内容を共有する。
・体験・物語を共有する
・エッセンスを抽出する

1と2の質問について質問者が聴いた内容をグループ内で説明する
【インタビューの感想(グループ)】
・自分の話したエピソードを質問者から語ってもらうことで新たな発見があった
・30分は長いと思ったがあっという間だった
・30分も自分の話を真剣に聴いてもらえる喜びを感じた

14:25〜14:35
■全員で共有したいエピソードを紹介

14:35〜14:55
■エンボディメント
・新たな物語のきっかけを生成する

紙粘土で未来のイメージを形にする
?ファシリテーターとしてのあなた
?ファシリテーターとしてあなたが実現している場面

・言葉を使わずに表現をすること
・イメージを自由にふくらませてみる
・手に遊ばせてみる(あまり考えすぎない)


14:55〜15:00
■ペアワーク
自分の作品を今度は言葉を使って説明してみる


15:00〜15:20
■周りの作品を見てみる


15:20〜16:00
■ワールドカフェ(15分×2回)(香取MF)
・集合的なテーマを探求する

・今日1日でもっとも心が動いた瞬間は?
・今日の冒険の旅からもちかえって明日につなげたいことは何か?


16:00〜16:10
■全体で共有


16:10〜16:20
■本日の冒険の仕掛けの絵解き(土屋MF)
AI(Appreciative Inquiry/ポジティブチェンジ)の説明

詳しくは以下のホームページを参照
AI Commons(英語)
http://appreciativeinquiry.case.edu/

ヒューマンバリュー
http://www.humanvalue.co.jp/

16:20〜16:30
■全体質問

Q. AIはポジティブというがネガティブも大切ではないか?

A. ネガティブを大切にした上で、ポジティブ寄りなのがAI。
また、AIでいうポジティブとは物事の本来の価値をあるがままに見ること。
コップに水が半分あったときに「水が半分しかない」がネガティブで「水が半分もある」と感じるのが
ポジティブといわれているが、AIでは「まず水が半分あることに気づく」ことが大切。

Q. ワールドカフェで模造紙にそれぞれがキーワードを書くときに全員が同じキーワードを書いてもよいのか?
書くところがなくなったら模造紙を足してもよいのか?

A. できれば一人が書いたキーワードに派生してつなげていったほうがよい。
模造紙は基本的に足さずに1枚で収めるようにする。


■感想(グループまたは全体)
(冒険の旅を体験して)まるでファシリテーションのディズニーランドのようだった。
ワールドカフェはもうちょっと話がしたかった。あと1セッションほしかった。
頭で考えることと手で考えることが違って、本当の自分を覗けた気がした。

 

帰路そして新たな物語へ・・・

以上

 

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