2012年度10月定例会 2.私の大事なファシリテーション本東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2012年10月度定例会
テーマ 私の大事なファシリテーション本
開催日 2012年10月28日(土)
会 場 アカデミー茗台 学習室B
講師・
ファシリテーター
喜多 豊(FAJ会員) 1名
企画運営担当
疋田恵子、牧島正武、木村聡美、浅羽雄介(河野めぐみ、奥田浩、松本賢)(以上FAJ会員)
4名
参加者数(会員) 8名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
〈概要〉
参加者ひとりひとりが本を持ち寄り、それを入口にファシリテーションについての思いを語り合ってもらい、お互いのファシリテーション観を深めていただく。「話題提供者は参加者全員」となる形式。本と自分の関わり、本とファシリテーションの関わりに関する質問を入り口に、グループでの対話を通して各々が言語化できていなかったファシリテーション観を探っていく
〈ゴール〉
「本」を通してそれぞれのファシリテーションを語り合うことにより、ファシリテーション観が深まっている状態
〈プログラム〉
●オープニング    ゴールの確認と、持参した本の共有
●ひとりワーク①   問いへの答えを書き出す
問い1:なぜこの本を定例会にもってきたのですか?(本とファシリテーションの関わり)
問い2:この本との出会いにはどのようなストーリーがありますか?(本と私の関わり)
●ペアワーク①    ・ペアづくり(よりたくさんの人と自己紹介タイム後にペアをつくる)
・ペア(Aさん、Bさん)のうちAさんが《ひとりワークの結果》をもとに本の話をし、Bさんが話を聞き出す
・振り返り:Aさんの《ひとりワークの結果》に気づきを書き足す(Bさんは手伝う)
・Bさんが《ひとりワークの結果》をもとに本の話をし、Aさんが話を聞き出す
・振り返り:Bさんの《ひとりワークの結果》に気づきを書き足す(Aさんは手伝う)
●グループワーク  ・4人のグループづくり
・ひとりずつ本について話し、他の3人は話を聞き出す(×4名)
●ひとりワーク②   振り返り:気づきを《ひとりワークの結果》に書き足す
●ペアワーク②    振り返り:ペアワーク①のペアに戻り、今日の気づきを振り返る
●ひとりワーク③   本の紹介文づくり(下記の問いから好きなものを選び、それに答えるカタチで「紹介文」を作成)
問い1:ファシリテーターとして、心にとどめておきたい言葉(一言)はありませんでしたか?(引用してもらう)
問い2:ファシリテーターとして、この本に御礼をいうとしたら、どんな言葉ですか?(「○○してくれて、ありがとう」の○○を埋めてもらう)
問い3:ファシリテーターとして、どのような時にこの本を読みたいですか?
問い4:どのようなファシリテーターにこの本はオススメですか?
●全体ワーク    「本の紹介文」の内容を発表
●クロージング
 
〈参加者の成果物(本の紹介文)より抜粋〉
●『問題解決ファシリテーター』(堀公俊著)
Q:どのようなファシリテーターにこの本はオススメですか?
ファシリテーターになりたて、勉強しはじめのひとにおすすめ。まずはテクニック、スキル。そして経験、場数をふんでマインドを鍛える。視野を広げるステップにいくための本です
 
●『あの人と和解するー仲直りの心理学』(井上孝代著)
Q:ファシリテーターとして、心にとどめておきたい言葉(一言)はありませんでしたか?
同上と共感は別のもの(ホー・オポノポノ的解決、コンフリクトの転換)
Q:ファシリテーターとして、この本に御礼をいうとしたら、どんな言葉ですか?
「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛してます」
Q:ファシリテーターとして、どのような時にこの本を読みたいですか?
怒ったとき
Q:どのようなファシリテーターにこの本はオススメですか?
受容ができない人
 
●『すごい会議〜短時間で会社が劇的に変わる!』(大橋禅太郎著)
Q:どのようなファシリテーターにこの本はオススメですか?
ヘボ会議に悩んでいる、組織に馴染んでいない人におすすめ。(会議の目的、グランド・ルール、どうすれば〜できるか?)
 
●『知らされない愛について』(岡知史著)
Q:どのようなファシリテーターにこの本はオススメですか?
人との関わり合いに疲れたとき、何が幸せかわからなくなったとき、何かをあなたに届けてくれる、気づかせてくれる1冊です。夜中にひっそり読んでみてください。「心に栄養をくれる1冊」
 
●『ナラティブ・アプローチ』(野口祐二)
Q:ファシリテーターとして、心にとどめておきたい言葉(一言)はありませんでしたか?
対立は解決すべきものではなく、物語として理解すべきもの
 
〈企画者の振り返り〉
●人が生きてきた道程をふりかえり、それを分かち合う媒体として、本があることを再認識できました。
日常でも決してできないことはないのですが、ワークショップという非日常的な場の力も再認識です。
●小説や他分野の専門書から自分のファシリテーションを語るということろが興味深く思いました。ファシリテーションの捉え方を広げられる可能性を感じました。
報告者 浅羽雄介
報告日 2013年4月24日
その他特記事項
 
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