2015年度11月定例会 1『エニアグラムでさらに観てみよう!ファシリテーターの囚われ』東京支部

  

事業内容 調査研究:東京支部 2015年11月度定例会
テーマ 『エニアグラムでさらに観てみよう!ファシリテーターの囚われ』
開催日 2015年11月28日(土)
会 場 葛飾シンフォニーヒルズ レインボー
講師・
ファシリテーター
木村 孝、中島 美暁(以上FAJ会員) 2名
企画運営担当
 
北川亜紀、榊原ひろ子、月崎時央、外川真美、山口千咲、浜松一弘
(並河隆行、高澤美和) (以上、FAJ会員)
 
6名
参加者数(会員) 33名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【概要】
エニアグラムは、性格を9つのタイプに分類し、それぞれのタイプの価値観や強み、弱み、コミュニケーションスタイルを探求する学問です。
本テーマは、エニアグラムを活用して自分のタイプを知ることよって、ファシリテーターとしての自身の強みや、ついとらわれてしまう事柄に気づき、理解を深め、ファシリテーションの幅を広げるきっかけをつかみます。
今回は各タイプがもつ「囚われ」からの脱却をいかにするのか、その点を中心にワークを通して探っていきたいと思います。
【対象者】
初心者から経験者まで

【目的】
エニアグラムの各タイプが持つ「囚われ」をファシリテーターとしていかに脱却するかの糸口を探る。
【ゴール】
(1)エニアグラムにより、自己の価値観に気づき、多様性を理解する。
(2)ファシリテーターとしての囚われに気づく
(3)囚われからの脱却の糸口を探ることでファシリテーションの幅を広げることにつなげる
【プログラム内容】  ※『起』『承』は初心者、経験者でそれぞれ行う。
○初心者グループの「起」「承」
「起」 エニアグラムを知り、自分のタイプを知る
10:00〜 オープニング
10:20〜 エニアグラムタイプ探索
10:40〜 アイスブレイク
「承」 自分の傾向に気づく(初心者グループ)
10:50〜 対話「自分たちのタイプの特徴」
11:00〜 発表
11:10〜 移動タイム
11:30〜 ワーク「自分たちのタイプを絵であらわす」/昼食休憩も兼ねる
12:45〜 全体共有
○経験者グループの「起」「承」
「起」 ワークの準備
10:10〜 アイスブレイク
10:20〜 タイプの理解確認
「承」 タイプの「囚われ」とその対処方法を考える
11:40〜 昼食
12:40〜 自己のありかたパターンの検討(個人ワーク→タイプごと共有)
13:00〜 フィシリテーターとして「囚われ」に陥る状況と克服方法の検討
○初心者、経験者の合流
「転」 各タイプの「囚われ」とファシリテーション
14:10〜 「エニアタイプ アクアリウム」の準備
14:30〜 「エニアタイプ アクアリウム」の実施と振返り ※2回
15:40〜 発表、共有
「結」 明日からのファシリテーションに活かす
16:10〜 気付きの確認
16:15〜 まとめ、アンケート
16:20〜 プログラムFB

○参加者の声
【Keep】
・木村さんの話が長引いた時にスタッフが止めたこと。
・自分のエニアグラムのタイプがわかった。
・アクアリウムは多くの気付きが得られて良かった。
・全体的に未経験者に丁寧だった。
・自由な雰囲気で良かった。
【Problem】
・時間が足りず忙しい感じがした。
・アクアリウムは対立ではなくポジティブなワークのほうが安心できそう
・アクアリウムの模擬会議がスムースだったので特徴が出にくかった。
・自分のタイプのファシリテーターを観察したかった。
・エニアグラムの理解度により一日通してグループを分けたままでも良かった。
・初心者、経験者のどちらかに絞って行っても良かった。
・初心者、経験者それぞれ別で行っている時に双方の音が気になった。
・自分のタイプが良く分からぬまま進んでしまった。

○振り返り ※MFを含めた企画チーム全体で振返りを実施した。
【Keep】
・企画
→ 初心者と経験者を分けて構成した事が良かった。
→ 囚われを同じタイプの人達で話すことで個人的欠点ではなく傾向として扱うことが出来た。

・初心者:前半
→ 木村さんの進行が盛り上がった。
→ タイプ毎に一つの絵を描くことでも特徴が出た。
→ 昼食と絵の時間を合せたことでタイムキープと参加者交流の両面でメリットがあった。

・経験者:前半
→ 経験者通しでタイプに関する深い話が出来た。
・アクアリウム:後半
→ くじがあることで円滑なグループ作りが出来た。
→ 初心者と経験者をマージしたことがすごく刺激的だった。
→ 違いが分かったので同じテーマで良かった。
→ 振返りは模造紙を準備してあったこと、座って机の上で行えたことでスムースに出来た。

・運営全体
→ 初心者で最初の頃進行予定時刻通りに進まなかったが、タイムキーパーの活躍もあり途中から予定通りになった。
→ 会場外のソファーで食事を摂る事が出来たので昼食時間の短縮が図れた。
→ 複雑な内容なのに全体としてはほぼスケジュール通りに進行した。

【Problem】
・企画
→ 新しいプログラムなので理想的には定例会の2週間前にリハーサルが出来るようなスケジュールで進めたかった。

・事前告知
→ 告知文はエニアグラムを知らない人にもわかるように作成すべきたった。
→ 申込時のタイプ申請(経験者)と昼食準備についてもっと伝る工夫が必要だった。

・受付
→ 備品の確認準備不足。(名札、泡用の釣銭など)
→ 受付の役割分担とタスクの事前確認不足。
→ 受付後の誘導不備。

・会場
→ 会場内に時計が無かったので企画者、参加者ともタイムキープし難かった。

・初心者:前半
→ タイプ診断の読み上げのスピード、事前打合せ不足。
→ アイスブレイクの時間があり、各タイプの特徴をシェア出来れば良かった。
→ タイプ別の絵を描く時間がもっとあって参加者同士が会話出来たら良かった。
→ タイプ誤認に対するフォローがあれば良かった。
・経験者:前半
→ 経験者通しでタイプに関する深い話が出来た。
・音の問題:前半
→ 初心者と経験者のワークが同部屋だったので音が気になった。
→ 音の反響を考慮したテーブル配置、参加者への事前説明などをすべきだった。

・アクアリウム:後半
→ 初心者、経験者が合流する際に相互に馴染むような工夫があれば良かった。
→ テーマは「対立」「話し合い」どちらが良いのか?を今後検討したい。
→ 自由に見て回れたがじっくり見ないと囚われなどに気づき難かった。 参加者が見たいものを見てもらっても良かった。
→ 強みを意識したファシリテーションをしてもらうよう説明したほうが初心者にわかり易かった。

・会計について
→ 印刷費がかさみ過ぎなので、次回以降工夫したい。
 

報告者  浜松 一弘
報告日 2015年12月8日
その他特記事項
 
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