2016年度5月定例会 4『家庭内ファシリテーション 〜身近なファシリテーション実践事例研究〜』東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2016年5月度定例会
テーマ 家庭内ファシリテーション 〜身近なファシリテーション実践事例研究〜
開催日 2016年5月22日(日)
会 場 北とぴあ 第一研修室
講師・
ファシリテーター
安倍能行(FAJ会員) 1名
企画運営担当
上野めぐみ、大川喜教、大沢珠己、久木野勉、山崎直美、山田健二(以上FAJ会員)
 
6名
参加者数(会員) 7名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

<テーマ詳細> 

私たちにとって最も身近な場である家庭で、ファシリテーションを使っているでしょうか? うまくいった経験はありますか?
 
例えば家庭内での合意形成に、あなたや家族の皆さんが満足していないとしたら、それはコミュニケーションの問題でしょうか?収束の仕方の問題でしょうか? それとも・・・
 
本テーマでは、「ファシリテーション基礎講座」でも学ぶファシリテーションの4つのスキル
・場のデザインのスキル
・対人関係のスキル
・構造化のスキル
・合意形成のスキル
を用いて、家庭内でのファシリテーションの実践について話し合い考えます。
 
<プログラム内容>
 
1.オープニング、自己紹介
2.ワーク1:家庭内で場のデザインのスキル、対人関係のスキルをどのように活用しているか
3.ワーク2:家庭内で構造化のスキル、合意形成のスキルをどのように活用しているか
4.振返り
 
【参加者の声】
 
・家庭内という一見タブーで触れられたくないかもしれないけど、一番身近なテーマで、とても興味深く参加できた。
・家庭内での合意形成には、主張や対立の裏には感情や想いを理解してほしいということが、大きく関わってくると感じた。
・家の中で自然にファシリテーションを実践している人に出会った・・・
・「家族はモビール その裏にある心の声をきけ」。この言葉・・・マインドを大切にしていきたい
・家庭では、そのコンテンツの当事者がMFであるというむずかしさがあるので、これを認識した上で、いかにテーマを客観視できるかというのが大切になってくると感じた。そのためには「見える化」や「傾聴」でうまく家族の気持ちをうけとめること、そして多様性を認めるマインドも大事にしていきたい
・それぞれ背景の異なる人がそれぞれの課題についてたっぷりと話し合い、聴きあいができたと思う。
・あたり前のコトですが、Fは家庭でも使える。Fは「促進する」というものだから、家人とのコミュニケーションも手助けできる。
・家族/家庭内でも”ファシリテーション”を意識したとりくみをしている人が意外に多かった。
・「4つのスキル」と対比させながらすすめることで、話し合いの軸が揃っていた感じがした。そして”スキル”が大事なのか?という考えも語り合うことができました。
・話が止まらずとても楽しかった。場もホットだった。
・うまくいっている人、いっていない人それぞれに得るものがあったのでは。
・今後自分が家族をもつときに取り入れたいこと、考え方を得ることができました。家族、夫婦の形も、自分がどうありたいかの一つの形なのかと思いました。
 
【ファシリテーター振返り】
 
本テーマは自分にとって最も身近な家庭でのファシリテーションについての定例会が開催されていないなあと感じたのがきっかけで実現しました。家庭内のファシリテーションについて熱心に語り合う場になったと思います。そして4つのスキルが話し合いの軸となったようです。目の前のいちばん身近な人とのファシリテーション実践についてお互いがいろいろな気づきや学びを得たのではないでしょうか。
 
 【コーディネーター振返り】
 
家庭内と言うテーマに対して4つのスキルを話し合いの軸とするのは固すぎるのではないかと企画スタッフの間でも意見が別れた。
ワークを実施してみるとそんな懸念は微塵も感じさせない熱心な話し合いと深い気づきが得られるワークであった。
ファシリテーションの応用範囲の広さを改めて思い知らされた。
これまでのFAJ定例会からすると異色のテーマだったためか、残念ながら参加者は多くなかったが、非常に良いテーマであり今後も研究探索を継続すべきと思った。
 
報告者 安倍能行、久木野勉
報告日 2016年6月4日
その他特記事項
 
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