2016年度9月定例会 3『はじめのい〜〜っぽ・第39回』東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2016年9月度定例会
テーマ はじめのい〜〜っぽ・第39回
開催日 2016年9月24日(土)
会 場 LMJ東京研修センター 3F大会議室
講師・
ファシリテーター
中原 信明(FAJ会員) 1名
企画運営担当
蟻川純子 海野裕司 大川雷電 大沢珠己 久木野勉 小瀬一幸 相馬康輝 時久剛 干田尾恵子(伊藤瑞穂、今井祐子,佐竹正人、永井則子)(以上FAJ会員)
10名
参加者数(会員) 10名
一般・見学者数 5名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
はじめのい〜〜っぽ」はファシリテーター初心者向けに実践の場を提供するテーマです。

ファシリテーションの本を読んだり、セミナーに出たりはしたものの、実際にファシリテーターを経験する機会がなかったり、踏み出す勇気を持てずにいるあなた!

ファシリテーターに挑戦してみたことはあるのだけど、自分がどんなふうに振る舞っているのかが気になる。
客観的なコメントがもらえたらいいのにと思っているあなた!

「はじめのい〜〜っぽ」では安心安全な模擬会議の場を設けて、参加者全員が一人15分程度のファシリテーターの体験をしていただきます。
他の参加者のみなさんや経験のあるスタッフと一緒に振り返りながら、これからファシリテーションを実践していくためのヒントや勇気をつかんでみませんか?

【プログラム概要】
【プログラム】
・オープニング
・アイスブレイク1(全体)
・アイスブレイク2(グループ)
・インスト1
・プロセスについて話し合う
・インスト2
・模擬会議とフィードバック(4回実施)
・発表(成果物、プロセス)
・振り返り(個人、グループ共有、全体共有)
・クロージング

【参加者からのフィードバック】
一定時間に決定するには初めの共有が大切
目的を初めに共有する大切さを実感。
議論の中身を可視化して常に立ち返ることができた。
参加者への目の配り方に配慮しようと思った。
他の人が行ったのを見て、その場でどんどん修正していくことができた。
いろいろなタイプのファシリテーションを体験できた。
ファシリテーションは人間観察。
チーム内それぞれの人を活かすのがファシリテーションだな。

【アンケート集計結果】(4段階評価)
Q1.「アイデンティティクライシス(アイスブレイク)」はみなさんと打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか?
4点:5人 3点:5人 2点:2人 1点:0人 (平均:3.25点)

Q2.「四象限自己紹介」はみなさんと打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか?
4点:5人 3点:5人 2点:2人 1点:0人 (平均:3.25点)

Q3.コンテンツとプロセスの説明はわかり易かったですか?
4点:1人 3点:7人 2点:3人 1点:1人 (平均:2.67点)

Q4.あなたのファシリテーターの経験回数はどの程度ですか?
4点:3人 3点:2人 2点:3人 1点:4人 (評価ではないので省略)

Q5.模擬会議のテーマとして『秋のレクリエーションイベントを企画しよう』は取り組み易かったですか?
4点:7人 3点:4人 2点:1人 1点:0人 (平均:3.50点)

Q6.模擬会議を、テーブルの参加者・スタッフと共に振り返ることで気づきがありましたか?
4点:11人 3点:1人 2点:0人 1点:0人 (平均:3.91点)

Q7.「成果物発表」から気づきがありましたか?
4点:5人 3点:6人 2点:0人 1点:0人 無回答:1人 (平均:3.45点)

Q8.「プロセス発表」から気づきがありましたか?
4点:3人 3点:7人 2点:1人 1点:0人 無回答:1人 (平均:3.18点)

Q9.「振り返り」から気づきがありましたか?
4点:11人 3点:1人 2点:0人 1点:0人 (平均:3.92点)

Q10.ファシリテーションをもっとやってみたい、勉強してみたいと思いましたか?
4点:10人 3点:2人 2点:0人 1点:0人 (平均:3.83点)

Q11. 開催時間の長さ(約5時間)やプログラム内の時間配分などは適切でしたか?
4点:7人 3点:5人 2点:0人 1点:0人 (平均:3.58点)

Q12. 全体の進行について、インストラクションは聞き取り易くわかり易かったですか?
4点:6人 3点:4人 2点:2人 1点:0人 (平均:3.33点)

【企画・話題提供者振り返り】
「はじめのいっぽ」はプログラムとして完成されていれば、メインファシリテータの経験が浅くても、参加者に一定レベルの納得感のあるワークショップが提供できることを検証することが目的でした。アンケート結果から、「コンテンツとプロセスの説明」の評価は低かったものの(メインファシリテーターの能力の問題)、それ以外は4段階評価で平均3点以上の回答をいただいており、一定レベルの納得感を得てもらえたと判断し、検証目的の仮説は正しかったと考えます。
担当者としては、初めてメインファシリテーターを体験することにより多くの気づきを得ることができたワークショップとなりました。「はじめのいっぽ」がメインファシリテーターの初心者に対しても「はじめのいっぽ」となれるワークショップになれる可能性を感じました。
メインファシリテーターが初心者の場合、スタッフからのサポートは必要と考えます。ただし、参加者からのスタッフの介入方法について指摘がありましたのでのサポート方法については改善が必要と感じました。

【コーディネーター振返り】
・「はじめのいっぽ」の企画は、全体構成は歴代のいっぽチームにより練りに練られた、参加者にはファシリテーターの実践とファシリテーターとして必要な学びを体感でき、企画者・フィードバッカーとしてのスタッフ当日参加としても、参加者に実際のファシリテーションをFBすることで、また自身のファシリテーターとしての気づきが得られる、仕掛けの満載なワーク。企画メンバーとして参加すると、メンバーMTGでプログラムデザイン・アレンジの基本をつかめる、MFを実践する機会が得られる、企画メンバーとしても「はじめのいっぽ」な、参加しやすいテーマだと思いました。参加者としてワークに参加したら次はぜひ企画メンバー側として♪もっとやってみたい参加者へ、企画メンバーへもお誘いしたくなります。

報告者 中原 信明、干田尾恵子、今井祐子
報告日 2016年9月24日
記事項
 
 
←前のレポート レポート一覧 次のレポート→