2017年11月定例会 5『たんぽぽワークショップplus』東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2017年11月度定例会
テーマ テーマ5『たんぽぽワークショップplus』
開催日 2017年11月25日(土)
会 場 スクエア荏原 中会議室
講師・
ファシリテーター
永野直樹(FAJ会員) 1名
企画運営担当 加藤博敏、木村和郎、亀井誠史(以上、FAJ会員) 3名
参加者数(会員) 4名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【概要】

ファシリテーション入門講座のたんぽぽワークショップを元に傾聴ワークと解決策の評価、より良い案の創出を追加したプログラムを3時間で実施。その後に企画者も入り、質問や感想を共有する振り返りを実施した。

【プログラム内容】

オープニング ペンの持ち方 聴くワーク ペアインタビューと他己紹介 ちょこっと解説 話し合い1(課題出し),2(課題の理由・背景出し),3(解決策出し),4(解決策の評価),5(より良い解決策出し) もうちょっと解説 振り返り クロージング

【MF振り返り】

参加者が6名だったので、企画メンバーが入って4人2島のグループにするか6人でワークをやってもらうか悩み、6人でスタートした。6人だとちょっと多すぎる感じがあり、島のサイズは5人が限界である事を学んだ。MFも説明以外は、椅子に座り、企画者も遠巻きに座ってもらい、プレッシャーを感じないような雰囲気作りを心掛けことが家庭的な感じを作り参加者に好評であった。これまで合意形成をやり方を体感するというプログラムに挑戦してきたが、今回は、解決策の評価をし、さらに良い案を出すアプローチに挑戦した。あくまでも「十分な発散が、収束への近道」という事を体感して欲しかったが、この点は、参加者からも非常に良かったという声をいただき、間違っていなかったなと感じられた実りの多いワークショップになった。

【参加者の声】

アンケートの「ご自身の仕事や活動にいかせそうなことがありましたか?」という質問に対し、6名全員が、「かなりあった」を選択。 見える化、指さし投票、傾聴、全員の意見を丁寧に拾う事、テンポ良く進める(時間を区切って考えたり、意見を出す)、GCPアンケート、自分と違う意見の引き出しに対してヒントを得たようである。

【担当者振り返り】

5名1島の予定から、当日参加の方が入り、6名1島での開催となった。最初、MFはちょっとやりづらそうだなと感じたが、すぐに対応、参加者と距離をつめ、全員をみながら、優しくていねいに(確認をしながら)進めていたのが印象に残った。 内容については、ちょこっと解説の時に、たいせつなのは「発散」で、「みんなで徹底的に発散すること」を体験するためのプログラムだといい切り、話し合い4(解決策の発散)、話し合い5(さらに発散し、さらに良くする案をだす)と、何度もの発散で、ここまでみんなで話し合ったという満足感につながったのではないかと思った。(KA) 全体的に1島でやったというのは、先日の場では、きめ細かくていねいで、余裕をもって進行できる、安定感と安心感満載の、参加者にとってはすごく良い場だったんじゃないかなと思った。 1島に寄り添えない場合には、すこし経験的なプログラムの補足ができるといいのではないかとは思いました。 ・2時間から3時間への変更により、話し合いの回数も増え、話し合い自体の参加者の満足度が上がった印象を受けた。 (2時間では話し合いの全体時間が短く、話し足りないという感想を聞くことがあるため) ・上記とは逆に、話し合いの回数が増えたことによって、MFの経験値の差が出やすいプログラムになったのではないかと思う。元々のたんぽぽでは「FAJ会員なら誰でもMFができる」というところもコンセプトではあったが、話し合い回数が増えるとその分、各グループの話し合いがどの方向へ振れるのか事前に読みづらくなり、その場でのファシリテーション力が要求されるようになる。 ・傾聴について、元々のプログラムではあまり触れられていないが、1つのアクティビティとして実施したのはよかったと思う。(KI)

報告者 永野直樹、木村和郎、亀井誠史
報告日 2017年12月3日
その他特記事項
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