【概要】 話し合いを観察する・されるを繰り返しながら、多様な視点からフィードバックをもらうワーク。 話の内容ではなく、メンバー間の関係(プロセス)に注目して観察し、話し合いを繰り返すことで、らせん状に話を深めていく体験をする。何気なく発している言葉やしぐさをしっかり拾いフィードバックする・されることで、自分の気付かない姿に気づかされる。 ワーク前に書き出しておいた「自分が話し合い時に大切にしていること」を記載したシートと、フィードバックでもらったメモを見比べ、自分の姿や強み新しい可能性について発見(再発見)し、自己理解を深めるきっかけを得るワークです。
【プログラム概要】 1.オープニング 2.自己紹介 3.大切な物を言語化する 4.他者の力を借りて自分をサグル 5.自分のもち味を知る 6.チェックアウト
【アウトカム】 日ごろ気づいていない話し合い時での自分の姿や強み・可能性について発見し持ち帰れる状態にしている。
【参加者感想】 (Keep) プロセスを観察するということ自体の発想が素晴らしい。 観察やフィードバックが日常に行かせる。 敢えて混乱するようなテーマ設定にしたこと→勇気に拍手 1つのことをほりさげて自分へFBができたのはよかった。 自分の強みを実感することで、自分に自信を持つことができた。
(Problem) 観察のお題1チームだけ1回あとはずーっとフィードバック→気づきはあったが、AB両チームお題があったほうが良い。 観察対象となる話し合いのプロセス自体をもう少し工夫するとより良いプログラムになると感じました。 もっと多くの人の感想 意見も聞きたかった(グループ外の)
【MF振り返り】 前回、「参加者の納得感が得られないのでは」と懸念して変更した部分をあえて戻し、「より気づきが得られるのでは」と、話をらせん状に深めていくスタイルに挑戦。多くの方がここに違和感を持ちつつも、果敢にチャレンジしていただいたことに感謝いたします。(H)
強みに振り切る・プロセス観察に振り切る・フィードバックに振り切るなど、半日プログラムとして実施するには、絞ることで様々な可能性が見えてくる素材はあったと感じています。 また、個人的振り返りとして、ファシリテーターと言えたかどうかというところです。素の状態で立ってみたところ、多くの自分の癖が出てき、その結果コンテンツが持つ強さを十分に発揮させることができず、参加者の持ち味も活かすことができなかったなと感じています。 日頃できないようなプログラム構成やファシリテーターとしての在り方を試すことができ、またそれに対してフィードバックが貰える環境がFAJの強さと改めて感じ、有難く思った定例会でした。(T)
POPOの展開方法については、(企画チームでリハーサルをすることが人数的にも難しく)実際にやってみて参加者からのフィードバックをもらってわかることが多く、今回は多くの参加とフィードバックをもらえたことは企画側の大きな収穫であった。プログラムとして3つの構成からなるが、まだこのつながりが十分とは言えず、時間とともに深まる内容にはなっていないことは課題であろう。(尾上)
【担当者振り返り】 支部イベで行った、ワークを「他人の観察を通じて自分の強みを知る」という形に変えて定例会で初めて実施した。POPOを使った観察では活気のある光景が見られ、有意義なフィードバックをが得られたとする方々がいる一方、そのお互いに観察しあうことに対して、同じペアが繰り返しフィードバックすることに疑問の声もあった。再演することがあれば、ここを改善して行いたい。 最後に自分の可能性が見つかった方が半数の16名でその中でも自分で気付かなかったものを発見したという人が12人(約1/3)もいたので、まずまずの成果を上げることができたのではないかと思う。
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