2018年1月定例会3『本番で発揮する7つの力 ~インプロシンキングとファシリテーション~』東京支部

調査研究:東京支部 2017年1月度定例会

テーマ

『本番で発揮する7つの力 ~インプロシンキングとファシリテーション~』

開催日

2018年1月27日(土)

会 場

東京文具共和会館 3階B会議室

講師・ファシリテーター

安倍 能行(FAJ会員)

企画運営担当

三宅 知洋(FAJ会員)
二宮 貴彦、(江島 ゆき)(インプロヴァイザー)

参加者数(会員)

15名

一般・見学者数

3名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【概要】
本ワークはファシリテーターとして役立つ、本番で発揮する7つの力を紹介します。

ご自身の今の力をインプロ(即興演劇)ゲームを通して実際に体験しながら実感していただき、向上するヒントを学びます。

【プログラム内容】
12:30 オープニング
    ウォーミングアップゲーム
インプロとは、本日のキーワード
身体系ゲームでトレーニング
振返り
言語系ゲームでトレーニング
16:00 振返り
16:45 クロージング

【参加者の声】

1.本日の定例会で、どのような気づきや学びがありましたか?

・動きたくてもよくわからなくて動けないというときに、役割を与えられると非常に動きやすくなることを1分演劇で感じました。
・インプロ2回目の参加でしたが、体を動かすアイスブレークと「安心安全の場」は、話せる集団を作るのに非常に有用だと感じた。
・社長の「よし、それはちょうどいい!」は、とてもすぐに言わない次の言葉がでてこないので、ゲームをして、楽しかった。
・考えて行動することが多いが、行動しながら考えるインプロが大事だと思った。
・まず受け入れことからはじめること、そして受け入れた事を相手に伝える事で化学反応が発生し1人では考えつかない領域を味わえる。笑う力はいだい。
・「よし!ちょうどいい!!」「まず動く!!感じるままに!!」それから考える。
・人の考えの違いと2人、4人で1つの物を作ることを楽しく学びました。即興の対応がいかに大変かを知り、発想の転換の大切さを知りました。
・感じて受け入れる。(場の状況、相手、自分)。いつも笑っていて、余裕を持つ。(余裕が持てるように準備する)。余裕がないことを正直に明るく言える事。考える<感じる。
・即興の力、事前の定義、相談がなくても。人は互いを信じ、モノゴトを形づくっていることを。
・身体を動かすと考えが変わる。日頃いかに相手を良く見ていないか良くわかった。

・イエスアンドの考え方は普段たぶんファシリテーションでは言っている(違う言葉で)気がするけれど、はっきり意識する事が出来て良かった。
LeaderとReaderと言う所は相手の事を思いやる力を伸ばすのには良いのかなと。
・行動する事、現状を受け入れる事、受け入れる事を表現する事。
・LeaderとRleaderを柔軟に切り替えること。「失敗していい」場づくりが「大丈夫!!何とかなる!!」という自分を信じる力になる。
・インプロシンキングで7つの力を向上させれば相手も自分も受け入れ信じることができるようになるんですね。
・笑いの力
・ワークの中で7つの力の要素がちりばめられており、スムーズに理解できた。
・指のワークが集中したし、目をつむって動き回っても、他の人とぶつからなかったことに驚いた。ミラー動作で主と従の関係がうまく交代することができ、受け入れる事が重要と気付かされた。日頃ロジカルシンキングで詰まっているが、社長役の即興のゆに速く案だしする訓練も必要と感じた。
・行動してみれば、何とかなってしまうこと。受け入れることの重要性。
・"自分がどうする!ではなく、"相手"が発するものを感じる感覚を体験出来た。

2.本日きづいたことを、今後、どのように活かそうと考えますか?

・相手を見るときに「動いていない=自主性がない」と決めつけることをやめて、相手の状況をしっかり理解することをまずやってみるようにしたいです。
・来年、専門学校の1年生に担任になる予定なので、人との接触を極端に嫌がらないクラスにするために、使いたい。
・日頃使ってやる!と自分に居行きませました。
・インプロ力を育てることで、人前で話すプレッシャーに動じない力を身につけたい。
・最近、職場で笑うことをしていないなと。笑う時間を増やす。
・日々の会話、行動。「今、ここで使う」ことが、やっぱり大事なんだね。
・頭の柔軟性をきたえて行く事に力を入れて行きたい。
・まず笑って受け入れよう。
・チームの中にあっては、まず意見を言ってみる。ファシリテーターとして発散の場で、いかにメンバーのインプロシンキングを引き出すか。
・観察すること、相手の意見をよく聞き、自分の意見を乗せる。

・普段の生活でもYesから入れるようつとめたい。
・失敗を恐れない(とがめない)。相手、場作りする上でまずは相手を受け入れる意識をすることから始めたい。
・「失敗していいもいい」場づくりをする。まず自分自身がよく笑う。
・Yes And など、すぐに現場で活かすことができそうです。
・微笑を心がけようと思います。
・「受け入れ、集中、転換」普段から意識していきたいです。
・インプロシンキングを活用して、日頃の案だし、アイデア発散に利用していきたい。「来年私たちはこうなっていたい」などの劇をやってみて、言葉に出し、動くことに活かしていきたい。
・否定しなければならにこともまず需要してみる。
・初めて逢った人と心を通わせる方法としてチャレンジ、実践してみたい。

3.印象に残った事、MFの進行、運営についてのメッセージ、感じたことなど

・具体例を見せてもらってからワークに入るのでわかりやすかったです。雰囲気が良く楽しみながら学べました。
・「まずは動く」がインプロシンキング。
・楽しかったテンポいいし参加者みんな役にまんざらでもない様子。
・解決社長の「それはちょうど良い!」の転じる力、Yes and は特に面白く、印象的でした。
・とても素てきな体験ができました。ありがとうございます。
・なによりも「楽しそうに」紹介してくださる御二方がすばらしい!
・社長のワークは良かったです。
・「Don't think, feel」
・解決社長は難しい。社長にやってもらいたい。
・社長のよしちょうどいいは面白いし柔なんな考えをするのによしちょうどいい!
・何が大切なのかを事前に伝えず、ワークショップの中で徐々に体感させて頂けた。何よりも実感できた。
・MFがインプロシンキングについての質問にていねいに答えていた。さすがです。
・おだやかで、気負いのない進行で心地よくプログラムを楽しむことができました。
・目を閉じて人を導く、名作1分が印象に残りました。
・インプロは楽しかったし、汗をかき、いつもの定例会と違って、とても良かったです。
・"場"を良く作りあげていただいなあと感心しました。次から次へ様々なアクティビティを用意・実施頂けたので、まずやってみるということが出来て良かったです。
・FG、プログラムにステキなイラストがあって感動した。字だけよりも視覚に残ってとてもよかった。目をつぶって指からめウォーキング。

4.今回の「プログラム」について<よかった点>について記載してください。

・失敗を気にしないというグランドルールがすべてに良い影響を与えたように思いました。
・実践的な方法をいくつも実体験できるのはありがたい。
・立ち上がりの短いゲーム(オフォーとアクセプトの繰り返し)
・動きながら考えるWORKばかりで集中して楽しめました。
・全部。特に「シンデレラ」とかのWork。
・「インプロシンキング、ぜひ学びたい!」と感じることができるプログラム構成でした。ベスト「よかった点」です。
・体を動かしてワークをすると、とてもやった感がありました。
・シナリオのないライブ感。笑う・受け入れることに気づけたこと。
・体感を多く得られたこと。
・ワークの数が多かったこと。意味の説明が少なかった事が逆に良かった。
・即興劇だけなのかと思っていたが、始めてやる集団のインプロなどは、自分が考えていなかった所で会社や地域で活動する時のチームの信頼感作りなど参考になると思いました。

・体と言葉の両方を使うことで、実体験として身にしみ易い印象となりました。
・以前にも増して盛りだくさん。しかも時間に追われている感もなく、充実したプログラムになったと思います。
・座学でなく、実践の場が多かった点。たくさんのプログラムが体験できた点。プログラム当りの時間がちょうど良く、あきることがなかったです。身体ゲームと言語ゲームの2つに集中していた点。
・すべてのワークに7つの要素が含まれていて、楽しく理解を深められた点。
・動きっぱなしが良かったです。
・限らられた時間の中に、数多く多様なワークが出来た(設定されていた)こと。
・みっちり内容がつまっていたこと。わかりやすいロールプレイがあったこと。時間配分がよかったこと。

5.今回の「プログラム」について<このように改善したら、さらに良くなる点>について記載してください。

・ワークの前の見本で悪い例もあればもっとわかりやすかったと思います。
・お菓子持ち寄りも有かなあと思いました。(皆に食べて欲しいお菓子とか(^◇^)
・各プログラムゲームのねらい、効果などの解説があったらもっと理解が深まると思いました。
・「8つ目の力」個人的(57才!)。「体力!!」(やばいよ。やばいよ)が私には足りない!
・各ワークで、7つの力のどれが必要かを言うといい。
・にのきんさんの質問への回答や解釈が聞きたかった。
・個々のワークの意味や狙いを、後で解説してくれても良かった。
・内容がこく考える事が多かったため途中に何をやったのか忘れてしまった。もう少し振返り増やしても良いのでは?
・各インプロゲームのねらい、効果、解説があったらもっと理解が深まると思いました。
・振り返りの発表時間を2分などで区切ることで、冗長にならずもう少し締まりのあるものになると思います。
・特にないです。
・一つ一つのこうするとや事前に説明があったが、プログラム後に狙いなども説明して欲しかった。特に最後の寸劇が時間を短く3回も行った理由が分からなかった。
・古今東西の名作の劇の様に、皆の前で実践する機会を増やして頂くと良いかと思いました。

【Q&A】
Q:この場のようなコミュニケーションがとれる場所はいいけれど、結婚式のスピーチなどの時、緊張して頭真っ白になってしまいます。どうすればいいの?

A:緊張しているということをまず受け入れる。緊張しているということを楽しいと思うこと。
また、スピーチに気持ちを乗せること。気持ちを乗せると場から反応が得られようになる。

Q:インプロシンキングをロジカルシンキングの対比で感じ、良いと思った。一人で練習するにはどうすればいいの?

A:全くの一人では難しいが、ワンワードなど即興の要素を入れて考えることはできる。YesAndの練習は日頃から心掛けておくなど。

・「これはちょうどいい!」
 これは転じる力。そこから考え始めると良い。

・インプロシンキングはまず動くこと。
 ブルースリーの言葉『Don't think !Feeel!』のように感じることから始める。

【MF振返り】
 参加者の皆さんがインプロを楽しんでいただけ、気づきや学びを得たようで何よりです。
 

報告者

安倍 能行

報告日

2018年4月7日