『人を幸せにするお金について考える(エミとゼニー)』
2018年06月23日(土)
北とぴあ901会議室
末吉隆彦(すえよしたかひこ)
クウジット株式会社代表取締役社長/慶応義塾大学大学院SDM研究員
江上広行(えがみひろゆき)
株式会社電通国際情報サービスVCFエバンジェリスト/グロービス経営大学院客員准教授
(木村和郎)、有馬美保、並河隆行、中澤義光、佐藤のりこ、前田卓也、副島眞由美、(平田寛美)、(時久剛)、遠藤紀子、加藤朝史(以上、FAJ会員) 8名
19名
3名
本ワークは、慶應SDMの研究の一環として開発された「エミー&ゼニー」というゲームを体感してもらい、
その後で、対話セッションにおいてファシリテータとしてできることを考えてもらう
ワークショップ
1.オリエンテーション
2.ゼニー経済圏セッションゲーム
~チーム対抗で車を生産(レゴブロックを使い)、販売し利益を争う
①ルール説明 10分/経営会議 10分
②企業活動(仕入れ/生産/販売)30分/決算 10分
3.エミー経済圏セッションワーク
通貨とはそもそも感謝の気持ちを表すものという説明
チームを超えて感謝の言葉をかけあうワーク
4. mixed経済圏セッションゲーム
~地域に貢献できるようなものを各チームで考え生産、販売
①ルール説明 10分/経営会議 10分
②企業活動 30分/決算 10分
5.ゲームセッション振り返り
6.対話セッション(ワールドワーク形式)
①ゼニー経済の悪影響により行き詰った地域を想定
②その地域におけるステークホルダー(10人程度)の役になってもらい考えたこと感じたことを述べてもらう
③ファシリテータに登場してもらい、対話を継続
7.対話セッション振り返り
16:30-17:00 アンケート
<企画者狙い>
「エミー&ゼニー」では、自分(たち)のためにお金を儲けるゲームとそれだけではないお金の使い方を学べるゲームを行う。
ゲームを通じ多様性や相互作用の観点でファシリテータとしての学びを持ち返ってもらうとともに、後半に対話セッションを設け、ファシリテータとして、よりよい社会を実現するために何ができるかを考え持ち帰ってもらうことを狙った。
<振り返り>
ゲームセッションにおいては、参加者はエミーの世界を認識し、多様な視点に気づいてもらうことができた。
参加者の満足度も非常に高かった。
また対話セッションのワールドワークについては、ゼニーの世界が行き過ぎ、すさんだ地域を想定したワールドワークを行い、ファシリテータ役を置いて対話を行ったが、合意形成を図るところまでは行きつけなかった。
ワールドワークに対する参加者の声も「難しかった」という声と学びありとの声に分かれた。
ファシリテータとして明日から何かをやろうという持ち帰りができた参加者は少なかったと思われ、その点は、今後の課題。
ゲームと対話セッションを1日でと欲張りすぎたところは反省点。
ただし、参加者に新たな視点、気づきを与えられ大変意義の深いワークができたと感じている。
・エミーの世界を認識できた
・エミー、ゼニーの両方の視点を学べた
・エミーゼニーは外的要因でどちらかが出るのではないか
・地域活動に生かしたい
・ワールドワーク難しかった。参加できていない人がいた
・誰かのために動くと心が豊かになる
・きれいごとで終わらないところがよい(ワールドワーク?)
加藤朝史
2018/7/6