2018年09月定例会1『テーマファシリテーション基礎スキルワークアウト Vo.3 構造化』東京支部

調査研究:東京支部 2018年09月度定例会

テーマ1 ファシリテーション基礎スキルワークアウト Vo.3 構造化

『ファシリテーション基礎スキルワークアウト Vo.3 構造化』

開催日

2018年09月22日(土)

会 場

スクエア荏原 ホールA

講師・ファシリテーター

井上寛美(FAJ会員)1名

企画運営担当

(相嶋 亜紀子、小野沢薫以上、FAJ会員) 2名

参加者数(会員)

36名

一般・見学者数

2名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど
ファシリテーターに求められるスキルは広範囲に及び、活用分野によっても変わってきますが、基礎的なスキルとして次の4つのスキルが提唱されています。
場のデザインのスキル ~場をつくり、つなげる~
対人関係のスキル ~受け止め、引き出す~
構造化のスキル ~かみ合わせ、整理する~
合意形成のスキル ~まとめて、分かち合う~
本セッションでは、ファシリテーターの4つの基礎スキルについて参加者の組織での実践を目指します。

今回のテーマは4つ目「合意形成スキル」
独断でも多数決でもなく、完全一致でもない「コンセンサス」を目指し、
場に参加している人が、腹落ちし自発的な行動に繋がる「合意形成」スキルを磨きます。
会議フレームワークなどを用い、合意に至るプロセスに納得をもたせる方法と
対話から、お互いを理解し、考え、新たな選択肢を生み出せる、2種類の合意形成を実践します。
そして締めくくりには、プログラムの内容について振り返り、話し合い、一緒に本スキルが向上するプログラム改善を考えます。

(アジェンダ)
・イントロダクション:「合意形成」について
・チェックイン対話「トーキングサークル」
・合意形成ワーク1「意思決定マトリクス」
休憩
・合意形成ワーク2「気がかりワーク」
休憩
・プログラム改善ワーク
・クロージング 初めて参加者が1/3ほどいた。また、「合意形成」に対して苦手・できないからこそ克服したいという方が多くいた。対話からワークが始まり、みんな立ち上がりながら、各グループ積極的に円滑な関係性を感じた。

【MFの振り返り】
初心者応援団的な説明を冒頭に行っており、「調査研究の場」というマインドセットは、うまく浸透したように感じる。
対話ワークでは、サークルで隣の人の話を要約してから自分の話をするというワークをアイスブレイクを兼ねて実施した。難易度が高いワークがアイスブレイクとして適しているか?という意見があった。
対話の実践として発見も多くあった様子だった
ワークについて細かに指示が欲しいという声も多かった。ファシリテーションの実践を体験いただきたいので、自分が思うやり方を試すマインドセットを実施したい。
そのほか、字が小さい、会社の対立的な想定など、意見を色々いただき、改善して行きたい
また、本「合意形成」プログラムを改善するダイアログを実施した。(気がかりを示してもらう)この内容を今後の「合意形成」プログラムに反映させていきたい

【スタッフの振り返り】
グループワーク中に立ち上がる方、動き回る方が多くおり、いい雰囲気と感じていた。しかし後半のプログラム改善ダイアログのところで、初心者の方にはわからない言葉や進め方があったと複数指摘があり、企画者として見えるものと、参加者として見えるものの違いにハッとしました。
参加者の等身大のフィードバックを最大(限得る為にはどうしたらいいかについても考えてみたいです。(相嶋 亜紀子)

【参加者のコメント】
よかったところ
・「気がかり」よかったです
・トーキングスティックの新しいやり方がわかったこと
・トーキングサークルときがかり対話の2点の新しいツールと取り入れる実際に
・気がかりワーク目からうろこ
・時間内にまとめられたところ
・トーキングサークル明日やってみます
・今日このテーマを選んでよかったです
・テンポの良さ
・合意形成の一つの形が学べてよかった
改善
・よりリアルっぽいネタの会議ロールプレイのワークとかいいかも、半分はそれを俯瞰する感じ
・スライドの文字大きく or 模造紙に書いて貼ってほしい
・コーナーの振り返りの時間をとる
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報告者

井上 寛美

報告日

2018/10/01