2018年09月定例会2『「カードdeファシリテーション アドバンス」』東京支部

調査研究:東京支部 2018年09月度定例会テーマ2 「カードdeファシリテーション アドバンス」

テーマ2 「カードdeファシリテーション アドバンス」

カードdeファシリテーション アドバンス

開催日

2018年09月22日(土)

会 場

スクエア荏原 イベントホールB

講師・ファシリテーター

永野直樹 1名

企画運営担当

副島眞由美、有馬美保、前之園めぐみ(以上、FAJ会員) 3名

参加者数(会員)

20名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

カードを使って実際にファシリテーションをやってみるプログラム。全員がファシリテーターと会議の参加者を経験した。
プログラムは、
 (1)アイスブレイク1(短所を長所に変えたいやきを使って連想)
 (2)アイスブレイク1(Points of You®️を使った自己紹介)
 (3)価値観を知るワーク(価値観ババ抜きをやってFとしての価値観と行動を描き出す)
 (4)カードを使ったワークのコンセプト設計
 (5)コンセプトに基づいたプログラム設計
 (6)模擬会議(各チーム毎、全員が他のチームに行って会議を実施)
 (7)カードを使ったプログラムの振り返り
用意したカードは、Points of You®️、コミュニケーションカード、価値観カード、リフレクションカード、カタルタ、フィーリング・フェイスカードの6種類。

【MFの振り返り】
過去2回行ったカードdeファシリテーション では、数種類のカードを使ってみる事に主眼においたが、今回はカードの本来の使い方をあまり説明せずにどんな内容が描かれているかだけで、どう使うか考えるようなワークにした。カードは元々、作られた意図があるので、それに引っ張られて自由な発想が出てこないので、あえてそうしたのが良かったのか、皆真剣に考え取り組んでいた。朝から夕方までの長時間ワークで、プログラムデザインをやるという内容の為が、皆さん疲れたけど面白かったという意見が多かった。自分のMFは次回に修正すべき箇所は多かったが、最後のプログラム振り返りでも大きな改良点の指摘はなかったのでホッとした。企画会議を5回もやり実際にメンバーでカードを使いながらスクラッチでプログラムを作ったので、非常に気づきが多く勉強になった。また最近少なくなった、純粋な研究的なテーマであった事も参加者の興味を引いたようである。
【スタッフの振り返り】
事前打ち合わせを丁寧に行えたことで、プログラムの目的とアウトカムが充分に共有できていた。それが功を奏し場の様子を観察し微調整を行いながら進行できていた。MFが柔軟に対応できたことで参加者の意欲も高まり気づきの多い場になったように感じている。長時間での開催となったが、参加者にワークの作成と提供を体験してもらうには必要な時間であったと感じている。(MS)
午前からの7時間企画ということで、最初は、「今日はこれから何が始まるんだろう」というような場の空気を感じたが、カードを使ったアイスブレイクで「手」を動かし、グループでカードワークを進めていくことで場が温まっていくのを感じた。午前、午後の間の昼休憩の時間も、午後のグループ内でのカードワーク作りの準備に効果的であったようだ。
午後は参加者がFrとしてカードワークを行ったが、全員がワークを提供するという場を作ったことが、非常に参加者の満足度を高めていたように感じた。長時間のプログラムは構成が難しい点も感じたが、研究の場として定例会を活用できた企画であり、長時間を繋ぐMF力も大変勉強になった。(MA)
今回、初めての企画スタッフ兼COとして参加し、様々勉強させてもらいました。
企画事前打ち合わせでは、一つ一つのワークで意図すること、参加者がどのようにとらえるかなど、丁寧に十分に検討していくプロセスが印象的でした。その延長として、当日の微調整や参加者への丁寧なフォローなどがあり、プログラム満足度も高くなったものと思います。
ファシリテーター経験者が今回の参加対象者ということもあり、お客様としてではなく、研究の場への参加スタンスで真剣に取り組んでくださったことも印象的でした。疑問があれば率直に質問、意見してくださり、泡の席でもアドバイスや多くのフォローをくださっていました。
企画メンバー、当日参加者の皆様に感謝しお礼申し上げます。(MM)
【参加者から;アンケートから】
目標を「カードって使えるな、使ってみよう と思っている」とした。全員が度合いがあるにしても使えるという結果であった。実際にプログラムデザインをしてファシリテーターとしてカードを使って模擬会議が出来たことに満足した参加者が多かった。

(プログラム振り返りより)
<Good>
・「カードって使えるな、使ってみよう と思っている」のゴールに到達できた!
・使えるかな?から使えそうにランクアップできた
・ワークの体験だけでなく、実際にWSを作成したのが良かった
・疑似会議で村人役4回の会議参加者側の体験ができた。
・カード本来の使い方の説明がなかったので、とらわれることがなく良かった。
<Better>
・価値観を知るワークと後半のワークとの関連づけがもう少しあればよかった。
・疑似会議4人×5回であったが、小グループだけでなく全体などグループサイズを変えてもよかったかも。→小グループとしたことで、全員が1回ファシリテーターを実施できたのは良かった。
・知っているカード、知らないカードとがあった。知らないカードについては、使い方を知ってからWS作成したかった

報告者

永野直樹、副島眞由美、有馬美保、前之園めぐみ

報告日

2018/10/06