2018年10月定例会1『ワークショップを作ってみよう(プログラムデザイン方式)』東京支部

調査研究:東京支部 2018年10月度定例会

テーマ1

『テーマ1:ワークショップを作ってみよう(プログラムデザイン方式)

開催日

2018年10月27日(土)

会 場

ちょだプラットフォームスクエアー 本館 501+502

講師・ファシリテーター

向山 聡(FAJ会員)1名

企画運営担当

大川 雷電(FAJ会員) 1名

参加者数(会員)

19名

一般・見学者数

1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【概要】
ファシリテーションの実践力をつけるためのテーマです。
「ファシリテーションを勉強したけれど、自分で企画ができない」
「ワークショップを作るのに、何か正解があるような気がしてモヤモヤする」
「人にアドバイスしてもらった時はやれそうな気がしたのだけど、ひとりでプログラムを作ろうとしたらわからなくなった」
などの悩みを良く聞きます。
この「ファシリテーションを実践していくための壁」を乗り越えるために、提供をする4つのツールを利用して「方程式を使って解法」するようにプログラムで、
「ワークショップデザインに自信がない」「自分一人でプログラムを作れるようになりたい」という方への向けて実施しました。
【プログラム】
「プログラムデザイン方程式」の一番の骨子は「プログラム作りの手順を理解して、手早く一回、作ってみること」である。「制約事項の確認」「ゴールの設定」
「メインアクティビティの選択」「全体プログラムのイメージ作り(モデルからの選択)」をスピーディに進めて、「全体を見通したプログラム」を一回作ってしまうこと。
それぞれのステップに障害はあるが、ステップ毎に決まった内容だけは実行していくことで、ファシリテーション経験が少ない方でもプログラムを作ることができる。
「制約事項の確認」では、情報収集する内容をリスト化しておくことで、プログラム作りに必要な情報の多くを確保できる。
「ゴールの設定」では、目標を2重化することで「やらなくてはいけない内容」と「制約上で実施可能な内容」のバランスが取れる。
「メインアクティビティの選択」ではリスト化したアクティビティから選ぶだけでワークショップの中核を設定できる。
「全体プログラムのイメージ作り」では、3パターンの中からモデルを選び、ゴールを意識した形での大まかな構成を考えることで暫定のプログラムを作ることができる。
上記の内容を、ミニレクチャと提供資料で学んでいただき、ケースに基づいた1回の試行の後「各自がやってみたいと考えるワークつくり」を行うという2回の繰り返しを行うことで「自分でもプログラムを作れそうな感じ」を持ってもらうことを目指している。
【参加者の振り返り】
●Keep
・ワークショップデザイン全体像、コツを知ることができた。
・知るだけでなく体験することができた。
・WSの企画・実践の手引き的なものが無かったので、とても役立つ。
・「方程式」という点で非常にわかりやすかった。PDCAをたくさん回すという意識ができた。
・目標の2段階設定は有効。今まで目標設定があいまいだった。
・一巡目を素早く回すことの重要性を体験できた。
・後半ワークのグループ分けが良かった。
・企画をやってみたいという気持ちになった。
●Progress
・論点が大きすぎて吸収しきれなかった。
・「一巡目」などの語彙が良くわからず、悩ましい部分があった。
・具体的なアクティビティの選び方を知りたかった。
・アクティビティのデータベースは、手法名でなく中身・ポイント・やり方などを示した方が扱いやすい
・選択をするアクティビティの内容がわかりにくい。どのような効果があるのか?などで分けても良いかも。
・充実感がある内容なので、1日プログラムでじっくり習いたい。
【COの振り返り】
・中級以上を対象としたテーマであったが、集客も問題ないレベルでできていたし、当日のアウトプット、活発な質疑応答などプログラムの完成度は高かった。
・一方、プログラムとしてはMFサイドで完成まで高めてしまったため、企画者が関与できる余地がなかったためかスタッフが集まらなかった。
・当日スタッフとしてMaguやペコちゃんが来ていただけたのは本当に助かった。
・プログラムデザインするときに、事前準備、一巡目、二巡目にまとめる項目を5W1Hで整理してあげればより分かりやすいインストになったかも

報告者

大川 雷電

報告日

2018/10/29