2018年11月定例会4『インプロ de ファシリテーション ~ファシリテーターの即興力を鍛えよう!~』東京支部

調査研究:東京支部 2018年11月度定例会

テーマ4

『テーマ4:インプロ de ファシリテーション ~ファシリテーターの即興力を鍛えよう!~』

開催日

2018年11月24日(土)

会 場

大橋会館 206会議室

講師・ファシリテーター

安倍能行(FAJ会員) 1名

企画運営担当

二宮貴彦、江島ゆき

参加者数(会員)

15名

一般・見学者数

3名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【概要】
いろいろなインプロのゲームを使ったトレーニングで、あなた自身が変わることで周りとの関係性が変化することを体感してもらいます。
またファシリテーターとして数多くのスキルを身に着けて事前準備をしっかりしていても、ファシリテーターとして瞬間的に判断して即興対応する場面は常日頃発生します。インプロでファシリテーターの度胸と即興力を鍛えます。

【プログラム内容】
12:30 オープニング
     ウォーミングアップゲーム
     インプロとは、本日のキーワード
     身体系ゲームでトレーニング
     振返り
     言語系ゲームでトレーニング
16:00 振返り
16:45 クロージング

<参加者コメント>
1.本日の定例会で、どのような気づきや学びがありましたか?
・自分のカラを壊すことで受容力が上がるがバランスが大事。「失敗を気にしない」にしてもセンスは必要。たくさん経験することで身につけられる?
・真面目な人が演技しようとする間がおもしろく味がある。
・スモールステップで進めることで、少しずつ"即興劇"に近づいていくこと。何回も繰り返すことで上達するスポーツの様なものだと思った。自己紹介の方法。2回も言った点。
・相手を受け入れる。相手を否定しない。
・インプロの持つ様々な可能性についてあらためて気付きを得ることができました。共感、チームビルディング、行動変容等様々なケースで活用できるスキルだと思います。
・体を動かす、触れ合う、そして笑うことの効果。即応、即答のムツかしさ。捨てることで生まれるものもある。
・ワークの流れをしっかりと考えると、時間配分もうまくいき、満足度があがる。思いっきってやったほうが良い。何でもやってみる。
・受容力(幅)の大切さ。しかも瞬発で。
・状況を判断。周囲をよく見ること。発信しながらも受容する。瞬時力が大切ということ。
・身体系のワークは比較的うまくできましたが、言語系は難しかったです。でも他人の話を真剣に聴いて、それに乗っかるということはとても大事なことだと思いました。
・体を使ったウォームアップ、コミュニケーションによって、信頼関係が生まれて、笑顔も増えるんだなと気付きました。先が読めない、相手からどんな言葉が出てくるかわからないけど、とにかく反応しないと先に進まない。聞く力が身に付く。
・「インプロ」自体を知らずにきました。それがファシリにどのように関わっているのかが、少し理解できました。
・私のテーマである発想力がやはりまだまだ乏しいと感じました。インプロをする事で、脳の状態が推し測れるので、やはり苦手だけどやらなくちゃいけないとな、と思いました。
・すぐ返答することで相手の信頼を得る。自分の思うように話が進まないが、かえってそれが面白い方向に行きつく。
・人と人との相関関係の中から場がつくられる。お互いに反応することが大切。自ら範を示す大事さ。
・即興力があることで、自分の発言を相手が話している時に頭の中で考えてしまうことがなくなり、相手の話しをちゃんと聞ける。失敗をおそれないことで前向きな行動ができる。
・意外とみんな即興力があると感じた。
・インプロはチームビルディング要素が強いのかなと、定例会に考えていました。実際に体験してみて「受容」「傾聴」を無意識に行え、振り返りで、そのことに気付くことができるワークだと思いました。

2.本日気づいたことを、今後、どのように活かそうと考えますか?
・できればアイスブレークで活用したい。がそのための「場」をどうつくかは悩み。協力者を養成したい。
・身体で気づき頭に還元。そしてまた身体に帰っていく。この循環を活かしていきたい。
・ワークの技法は、アイスブレイクなどに使える。
・反論を考えるではなく、しっかりと聞いてあげるという事。即興力を付けるという事は会議のあらゆる場面で有効だと思いました。
・研修、アイスブレイクで使ってみたいと思います。その他、何らかの会合のチームビルディングでも活用したいと思います。
・職場でも誰もがありのままの自分を出せるような環境をつくる。自分がFをする際、取り入れる。
・コミュニケーション(友人のあいだで)取り入れる。
・トレーニング(数が必要)。クライアントの気づきを促進するメソッドとして。
・コミュニケーションの向上。
・インプロのトレーニングを重ねて、その場で素早く対応できるようにしていきたいです。
・話を広げる機転をきかせる。恥ずかしがらず、失敗を恐れずにアクションを起こしたい。
・即興力をみがきたい。他人の意見行動を受け入れ柔軟な対応ができるようになれるかもと思いました。
・思い切りが必要。まだまだ格好つける所があるので、それをどこまで脱げるか。格好つけても魅力にはつながらないのでNGな自分も可愛がって面白い場を作りたい。
・質問にはすぐ返答する。「今、考え中です」もありだと思った。相手を受容するとは話を丸ごと受けとめると感じたので、すぐ実践したいと思う。
・相手によく反応してあげることを心がける。反応することで、自分自身も開かれていく。
・会議を進行している時に、予想外の方向に議論が行った場合も、対応できるような感じにしたい。

3.印象に残った事、MFの進行、運営についてのメッセージ、感じたことなど
・型がみえて、その骨格が決まった時にあぶれた人は、何をしても良い自由が与えられるという発想。
・遅れて参加した時に、ダイジェストで身体ワークをしてくれたのがよかった。
・時間の進み方(1分と言っているのに3分過ぎても止めないことなど)がよくわかりませんでしたが、総じて良かったと思いました。
・相手を大事にしてあげるということ。
・インプロは素振り。自分自身がロールモデルになる。今回もそうですが毎回の熱量がすごいです。
・場を少しずつ温めていくのが素晴らしかった。ゆっきーさん、にのきんさんの振り切れたインプロが場を引っぱっていったと思います。
・完璧でした。朝早くから準備されたと思います。お疲れ様です。
・デモがいい!
・計算しつくされたプログラムでした!!感謝です!!アフターのインプロ力がスゴイ!!
・とても集中して参加することができました。充実した時間でした。
・みんながとても楽しんでいたのが印象的でした。ゲームに対するハードル(心の)がどんどん下がっていくのを実感できました。いろいろなゲームができて良かったです。
・3時間ほどインプロをやっているとファシリとのつながりを忘れそうでした。楽しかったですが、活かす方法を考える時間をもう少し増やしても良かったのではと思いました。体を動かす、触れあうことによるコミュニケーションアップは体感できて良かったです。
・お菓子のチョイスがGoodでした。にのきんさんとゆっきーのパワフルな即興は観ていて本当に楽しい。プロはちゃんと話を落とすなァと感嘆しました。
・ホワイトボードのグラフィックがかわいくて良かった。リアルタイムで振り返ることができた。
・最初ははずかしい気持ちが強かったが何度もワークをすることで慣れてきた。反復することの重要さと行動してしまうことの有効さを実感した。
・インプロゲームのアクティビティをにのきん&ゆっきーで実演してくれるのは分かりやすかった。
・MFの皆さんの「はじけっぷり」が、参加者の「心のハードル」を下げていたと思います。ありがとうございました。

4.今回の「プログラム」について<よかった点>について記載してください。
・とにかく、実際にたくさんやったこと。
・インプロという表現方法を普段どう活かすことを話した事。
・スタッフ3人で余裕をもって進めた点。時間がないとせかさず、ゆったりできた点。休み時間が3回もあり、ゆとりのあった点。振り返りをしっかりする点はFAJ定例会だなと思いました。
・しっかりと体感することができましした。
・最初にハードルの低いところからスタートして徐々にハードルを上げていったこと。3名の運営の皆様に感謝します。ありがとうございます。
・全体的に素晴らしい構成になっていたと思います。
・流れが明確だった事。
・ゆっきー&にのきんのデモ最高です!
・緻密に計算されたプログラム構成で、インプロに入りやすかった。
・インプロ初心者でも、無理なく参加できるのがよかったです(少しずつワークのレベルを上げていったのが良かったと思います)
・インプロを初めて体験したので、とても良い経験になりました。頭でっかちにならずに体と口を動かすことを学びました。
・体を動かす、触れ合うプログラム。人前で発言する機会。
・段々ハードルが上がった事と嫌でもおひろめするのは良かったと思います。さらさないとねェ~(by己)。
・インプロのプロの演技は立ち振る居ふるまいだけでも感動した。
・いろいろなワークが矢つぎ早にあって楽しかった。
・全員が人前で話す機会が与えられていた。
・多くのゲームを体験できたコト。

5.今回の「プログラム」について<このように改善したら、さらに良くなる点>について記載してください。
・気持ちや、現状の表現ワークなどがもっとできたら嬉しいです。
・今日のプログラム一覧を最後に頂けるとうれしいです。意図とプログラム名を記したものです。
・インプロを取り入れている企業の実例があれば聞いてみたいです。
・同じチームでねりあげるようなワークもあったも良いのでは?
・新しいワークを取り入れる事。人数がもう少しだけ多くても、もっと盛り上がるかも?
・集大成的なものが欲しい。
・言うことなし!!完璧だったと思います。
・ファシリとの関係を考える時間がもう少しほしく感じました。
・特に思いあたりません。
・インプロはファシリテーションに役立つということをアピールして、もっと多くの人にも参加して欲しい。次回も期待しています!
・どのようにファシリテーションに活かすかや実際の仕事でどのように活かすかの議論がもっと必要。
・実演した内容をもう少し言葉で補足するともっと分かりやすいかも。
・各ゲームの「狙い」「意図」があれば、都度解説して頂けたら自身で活用する時の参考になると思いました。"

<担当者振り返り>
インプロを経験するのが初めてという方が多数でしたが、皆さんイエス アンドをきちんと実践して、相手のアイデアを活かしていたのが印象的でした。ファシリテーター力の向上を目指している方のインプロ適応力には驚かされます。インプロマインドを実際のファシリテーションの現場でも活かしていただけたら幸いです。またいつもデモを披露して参加者のハードルを下げてくれる、ゆっきーとにのきんにはホント感謝しています。

報告者

安倍能行

報告日

2018年12月8日