2019年2月定例会1『カテゴライズ道場』東京支部

調査研究:東京支部 2019年02月度定例会

テーマ

『テーマ1:カテゴライズ道場

開催日

2019年02月23日(土)

会 場

スクエア荏原 イベントホールA

講師・ファシリテーター

チーム・カテゴライザー(FAJ会員)

企画・運営担当

柴田千晶、楯岡かおる、今井祐子、古川哲、(安倍能行、飯森祐、加藤博敏、増平貴之) (以上FAJ会員)

参加者数(会員)

31名

一般・見学者数

2名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

話し合いで出た雑多な意見達をファシリテーターが分類したり関連づけたりする場面で
「似た意見をまとめてラベル付け」したり「全体を見ていくつかに大別するための切り口を見つける」のに発揮される力を「カテゴライズ力」と名付けました。

 FAJシンポジウムでファシリテーションの実力を知る「F力測定」で、「カテゴライズ力」を測定するプログラムは2014から毎年連続で実施し、アワードも2回受賞しています。

 そのカテゴライズ力測定プログラムを提供したチーム・カテゴライザーがカテゴライズ道場を開催します。
 あなたも本道場で「カテゴライズ力」を鍛えてみませんか?

 でも、「道場」と聞いて、ちょっと躊躇ったアナタ。
 大丈夫です。安心してください!

 最初は、グループワークで鍛えますので、初心者でも大丈夫です。
 その後、個人のカテゴライズ力も測定できます。
 あなたも本道場で「カテゴライズ力」を鍛えてみませんか?

 我こそはと思う方は、ぜひ本道場にお越しください。
 参加お待ちしております。

【参加者の声 アンケートから
・あっという間の四時間でした。多様な視点、切り口がある事に気が付きました。
・様々なカテゴライズの手法を学ぶことができました。
・カテゴライズは、やはり複数の視点が入る方が良いと気づきました。
・自覚している以上に自分の思考や視野がせまいこと、意図の深堀りや自分にない発想を知る事が大事と思いました。
・自分はフレームワークにしばられている事に気が付きました。
・他の人が書いた付箋のカテゴライズをやって、似たようなのが他のグループでできたり、全く違うものを見て「ああそうか」と思ったりして、同じ情報から違ったカテゴライズによって違った結果になることに気づいた。
・下手にフレームワークを使うと逆にそこに思考が向いてしまう。フレームワークの多用は危ないと気づいた。

・良く設計されたプログラムと思います。
・グループだと他の人の意見にたよりがちなので、個人ワークもあって良かったです。
・評価基準を評価するというメタな議論が新しい。

・カテゴライズの切り口、力の高め方をもっと知りたい。
・問題作成は大変ですがもっと多くの機会があればうれしいです。
・皆様がどんな流れでカテゴライズしているのかを知りたいと思いました。例えば「お題をみて、どう分けるか決めている」「いくつかのフレームワークを先に決めて、分けていく」「各項目をみて、キーワードをひろっていく」など色色あるようでしたので、とても興味が沸きました。
・カテゴリを決めてアイディアを出す/アイディアをカテゴライズする~この違いを検証できないかなと思いました。
・カテゴライズ力測定結果の分布状況が難易度でなく時間に依存しているように思えるので、難易度について検討するのもよいと思いました。

【MF振り返り
・カテゴライズ力を「似たものをまとめてラベルをつけたり、切り口を見つける力」とシンプルに定義し例示もしたため、2016年に実施した際より、参加者のカテゴライズにかかる時間が短縮した。 ・2016年実施前にかなり練りこんだプログラムのため、スタッフが内容や意図を思い出すのに非常に時間がかかった。思い出してみると、修正の必要がなかった。今後も繰り返し実施したい。 ・休憩時間や泡の会でも参加者同士でカテゴライズ力について話し合っている姿が見られた。カテゴライズのやり方や応用場面についての参加者の考察が深かった。 ・カテゴライズするお題のコンテンツそのものや、測定内容にこだわる参加者もごく一部いたので、両方とも、あくまでも出てきた意見をカテゴライズする練習のためのネタであるという事をもっと強調した方がよかった。 ・とはいえ、カテゴライズする名詞の意味(例:マカロン)自体がわからなくてうまくカテゴライズできなかったという意見もあったことから、より多くの人に適した問題にさらなるブラッシュアップも必要かもしれないと感じた。

報告者

今井祐子

報告日

2019/03/12