○ 総合満足度は4.3/5.0満点と、かなり満足度の高いイベントとなった。
○ 由佐氏の講演は4.5と非常に満足度が高かった。
○ 分科会ごとの満足度は3.8~4.3であり、大きく満足度に違いがある分科会はない。
○ 総合満足度は、一般参加者の満足度の方が高い。会員の満足度は会員歴が長い人の方が高い。会員2~3年目の満足度が低い。一般と比較しても低い。原因についてはわ
からないので、さらなる調査が必要である。
○ 年齢別の満足度を集計してみたが有意な差は見受けられなかった。
○ 参加理由別の満足度を集計してみたが、有意な差は見受けられなかった。
○ 参加者は男女ほぼ同数。50代が一番多い。50代中心のイベントであるという認識が必要。
○ 一般と会員の比率は1:2。人数から考えると会員向けの内容とすべきだが、交流親睦事業という性質上非会員向けのイベントとすることも必要である。
○ 会員歴は新会員から10年間までほぼ同数。東京支部の会員の会員歴構成比から考えると、会員歴が長い会員の参加割合が高い。ファシリテーション経験が長い人向けのコンテンツも用意する必要がある。
○ すでにファシリテーションを実践している人の参加が多い。ファシリテーションを全く知らなくて参加する人は少ないので、「ファシリテーションとは?」という基本的な説明は積極的には行わなくてもよいと言える。
○ 認知チャネルは一般については、友人の口コミや Facebook が多い。一方、PRTIMES やデジタルマーケティングなどのマス向けチャネルはあまり効果がなかった。今回はPRTIMES を利用したが、費用対効果の点から考えると利用しない方がよいと言える。
○ 参加動機は、FAJ のイベントだからというものが最も多いが、次に多いのがイベントテーマに惹かれたからというものが多い。今回のイベントはテーマ性が高いが、そのテーマに共感した人が多く参加していることが分かった。
○ コメント内容については、由佐氏の講演が良かったというコメントが圧倒的に多い。たくさん会話ができたことについて良いと評価する声も多い。弁当の質が良かったという声もあった。一方、移動の案内が不足しているという声も多かった。
○ 今回のイベントのアウトカムである、「愛と力のバランスのために一歩踏み出すヒントをつかんでいただく」という点については、実際つかむことができたという声が多かった。ほかの意見として、「愛と力については腹落ちした」という意見、「もやもやが残ったがそれは今後この愛と力という大事な問題を考えていくために必要なもやもやである」と前向きにとらえている声があった。
○ 実行委員会についての感想としては、以下のようなものがあった
1)風通しの良さ、雰囲気の良さ、楽しさ
2)ゆるい感じだがしっかりと回っているのが会社と違って新鮮
3)委員長のリーダーシップが効いていた。しめるとこはしめていた
4)イベントの作り方を知ることができた
5)自分にはまだいろいろと足りないことがあることを知った
6)周りからのいろいろな批判やルールに影響を受けすぎているように思う。もっと自由でいいのでは
7)自分のやりたいことを実現することができた
○ 実行委員会内で愛と力の概念を活用することを目標としていたが、それについては達成することができた。委員会ミーティングでもよく「力」「愛」という概念でコメントがあった。
○ 集客については、実行委員だけでなく、東京支部運営委員含め相当実施したが、特に一般参加者はなかなか集まらなかった。年々集客がしにくくなる傾向にある。イベントのタイトルに「ファシリテーション」という言葉を入れる方がわかりやすくてよいだろう。
○ イベントのタイトルが分かりにくかった。「ファシリテーション」という単語は入れた方がよい
○ 実行委員会が立ち上がるのが遅かった。東京支部運営委員会で時間がかかった。「力」が足りなかったか。
○ 分科会リハーサルにおいて、フィードバックのしかたに愛があり、素直にフィードバックを受け入れることができた。リハーサル参加者がフィードバックのやり方に気を付けていた。
○ 今年の支部イベントのテーマを決める方法は、希望者が案を持ち寄り、一人ひとりプレゼンをして最後に投票をするという「プレゼン方式」だった。例年は何か月もかけて全員でテーマを決める方式であるが、今年の方式の方が尖ったテーマとなりよかった。来年以降も同様の方式が良い。
○ 実行委員会にプロジェクトを引き渡す前にテーマを決めてしまうことについては、実行委員メンバからは全く異論はなかった。
○ テーマコンセプトを通じて会員、非会員の区別なく、分け隔てなく対話することができたため、外部との交流親睦を図ることができた。
○ 実行委員メンバの活動の満足感を保ちながら、質の高いイベントを実現することができた。
○ 広報の手法やコスト軽減策など、次期支部イベントに役立つノウハウもいくつか生じているため、別途整理の上引継ぎを行う予定である。
前田卓也
2019/04/01