2019年3月定例会1『はじめのい〜〜っぽ・第49回』東京支部

調査研究:東京支部 2019年3月度定例会

テーマ:『はじめのい〜〜っぽ・第49回』

開催日

2019年3月23日(土)

会 場

青山いきいきプラザ 集会室B

講師・ファシリテーター

松本 賢

企画運営担当

いっぽチーム (安倍能行,伊東瑞穂,今井祐子,大川雷電,大沢珠己,地主光太郎,杉山貴史,干田尾 恵子,鈴木克典)

(以上FAJ会員) 9名

参加者数(会員)

16名

一般・見学者数

4名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

"「はじめのい~~っぽ」は、ファシリテーターの経験の少ない方や客観的に自分のファシリテーション能力を知りたい人のためにフィードバック付きのファシリテーター実践の場を提供するテーマです。
同じ不安やドキドキを持つ参加者同士で一緒に学びませんか?
経験あるスタッフもみなさまと一緒に学ぶ場をつくります。
一緒に考え練習し、たくさん振り返りながら、これからファシリテーションを実践していくためのヒントや勇気をつかんでいきましょう!
3月定例会は、「はじめのい~~っぽ」1テーマのみの開催です。いつもは気になるけど別のテーマに参加してしまった方も、この機会にぜひご参加ください。"
【プログラム内容】〈ワークの内容〉
模擬会議
一人15分程度のファシリテーター体験
 ※ 安心安全な会議の場を設定します
振り返り
どんなふうに見えていた?と会議を客観的に模擬会議を観察していたフィードバッカーと一緒に振り返ります。
 ※ フィードバッカーはフィードバックとリフレクションのスキルを使いますが皆様は特に実用な知識はいりません。
発表会
会議の結論、会議のプロセスを他のグループと共有します。
一歩の進歩
 一歩は継続しているテーマですが、内容は営々と少しずつ改善しています。
 最近の改善は 「多段振り返り」(注)の導入。参加者のより深い振り返りになるように過去数回の定例会で試行錯誤していた手法がようやく一定のレベルになってきました。
今回はその改良版を組み込みます。参加者のより深い気づきにつながるかと期待しています。
 (注)短期・長期の振り返りを組み合わせたもの。詳しくは体験してみてね。
対象
・ファシリテーションの本を読んだりセミナーを受講して学んだりしたけれども実践の場で経験する機会がない方
・実際にファシリテーターをやってみたけれど思っていたのと何か違った方
・自分のファシリテーションを客観的に見てもらいたい方
・以前「はじめのい~~っぽ」の定例会に参加した方の再挑戦も歓迎!
【参加者の声】~アンケート結果より抜粋
<グループでの自己紹介>
 ・共通点が見つかると盛り上がる。
 ・メンバーの事を知るきっかけになるし良かった。
 ・この自己紹介自体に慣れてしまい、最初の頃のような打ち解けの効果が低くなった。
 ・もう少し人となりを知ることができる内容を増やすといいと思った。又は体を動かすとか。
 ・いつもしている仕事について分かった。
<模擬会議のケース>
 ・模擬会議で他者のバトンを大事に受け取って、次に渡すのは難しかった。それを含め全部良いトレーニングだった。
 ・「ライバル社と比較優位」というのが、私のチームではこだわった。
 ・ある程度背景があったので、考えやすかった。
<模擬会議の振り返り>
 ・他者のバトンを大切にすることを気づいた。「場」と「共有」することがおろそかだった。
 ・自分がFとして、どのような雰囲気なのか、良い点はどこなのかなど分かって、少し自信が付いた。
 ・参加者やスタッフなどあまりダメだしをしない点。ここが良かったという言われ方なので素直に意見を聞くことができた。
<他グループ発表を聞いた気づき>
 ・会議の目的を共有する重要性
 ・他グループがどのように60分を使ったのかが分かって参考になった。
 ・まとめ方や進め方が多様だと思った。意外と一気にまとめることが出来るんだと分かった。
<ファシリテーションをもっと勉強してみたい?>
 ・実際にFをやると、もっとうまくなりたいという気持ちが強まった。
 ・意見が止まってしまった時、どうしたら良いのか、自分のパターンや対処法を学びたい。
  (「すーさんのコメント:困った時はそのままメンバーに伝えるのもあり」は勉強になった)
 ・技術的な面もそうだが、参加者の意識が高い方が会議が進みやすいことが分かった。
<開催時間の長さやプログラムの時間配分>
 ・開催時間を13:00~17:00位に収めて頂けるとよい。
 ・もう少し休憩が欲しい。
 ・集中力が続く程度の時間の区切りだと思う。
<全体の進行、インストラクション>
 ・さわやかで好印象。進行は適切だった。
 ・特にスタッフからの全体Feedbackが良かった。
 ・私は3回目だったの問題は無かったが、初めての人にはもう少し説明があった方が良かったかも。
 ・頑張っている感が伝わってきた。
 ・ワークが始まる前に「振り返り」の説明をして欲しかった。
<自由コメント>
 ・ほとんど初対面の人ばかりでかつ、ファシリテーションを学んでいる人なので気遣いしてもらいながらのファシリテーションになっている。会社でするとしたら既にある人間関係や自分自身の立場などでやり易さが大きく変化するし、左右されると思う。そう思うと、まだまだ会社という場で実践する勇気が持てない。出席する人の知識の度合いも違う(会議の議題について)
 ・「初心」に戻れて良かった。はじめてではなく、最後の一歩で卒業かと思う。
 ・プログラムデザインは与えるのも効果的と感じた。
 ・とても勉強になった。また参加します!

【MF振り返り】
<KEEP>
 ・「会議の進め方」について説明が伝わった。(改良した模造紙の図が分かりやすかったと思う)
 ・全FBerのスキルが高く、安心して役割をお任せ出来た。
 ・じぬぴーの振り返りFは限られた時間の中でそれまでの雰囲気をがらっと変えて良かった。(明るく、簡潔で)
 ・プロセス発表シートはウォークスルー通り、全員事前に作成できた。
<PROGRESS>
 ・一歩活動の説明が簡潔に分かりやすく出来なかった。「安心安全な場」というキーワードが言えなかった。
 ・アンケート記載のお願いを言えなかったため、アンケート結果の質が下がった。
 ・準備時間でやる事は何かを十分に考えていなかった。よって「5回の模擬会議の順番決めと1回目の話し合いの準備」と説明したが、参加者から「準備時間は5回全部の進め方ではなく、1回目の準備だけするのか?」の質問に曖昧な返答をしてしまった。
 ・「今日の流れ」を模造紙で説明したが、参加者はぽかんとしていた。
  →時間と活動の記載が細かいため、シナリオベースではなく全体の流れが分かる内容に変更する。
 ・MF用に参加者リストが配布されなかったので、どんな人が来るのか、遅れてくる人はどの人か等参加者の把握が出来なかった。
  →CoからMFに参加者リストを渡す。
 ・1時間ほど遅れた参加者の対応について考慮不足だった。1人目のFの振り返り中で席まで案内はしたが、その後数分間放置してしまい、かるPから指摘を受けて今日やる事を説明した。
 ・プロセス発表シートをFBerが記載するためのスペースを事前に考慮してなかった。
 ・プログラムがつめつめ過ぎて余白がない。
 ・プロセス発表シートの全体共有はあまり深まらず、盛り上がらなかった。比較して考えづらい。
  →横に並べて比較する。
  →情報を整理する軸を持つ。そのキーワードは記載する。

報告者

松本賢/大川雷電

報告日

2019/3/31