2019年06月定例会1『SDGsを学校へ!』東京支部

調査研究:東京支部 2019年06月度定例会

テーマ1 『SDGsを学校へ!』

『テーマ1:SDGsを学校へ!』

開催日

2019年6月22日(土)

会 場

台東区民会館・第三会議室

講師・ファシリテーター

松倉紗野香

企画運営担当

干田尾恵子(FAJ会員) 

参加者数(会員)

10名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

SDGsを学習の柱に置き、ワークショップや課題解決型の形態をとった授業を全校をあげて実施している公立中学校があります。

三年間の学びの中で、生徒たちは自ら課題に気付き、問いを立て、多様な人たちと協力して課題を解決しようとする力を身につけます。

この取組に関わってきた上尾市の中学校教員である松倉さんから、
中学生ならではの学び、そして、教育が持つ大きな可能性についてのお話と、授業で行ったワークを紹介していただきます。
【プログラム概要】・中学校での実践紹介(1h)
   
 ・授業で行っているワークを体験(1h)
    
 ・松倉さんと会場との対話(1h)
   
 ・振り返り(0.5h)

【参加者感想】~お話の内容について~
・とにかく深い!子供達の頭の柔らかさにも驚いた!あと、一人一人の変容!これが大事ですね。
・中学校の素晴らしい実践に感銘を受けました。全国の公立学校に勇気を与えるためにも、国内に広く広報すべきだと感じた。
・SDGsとても大きな課題ですが、自分事として、身近な出来ることから、長期的な視点で関わっていこうと思いました。
・17のゴール一つ一つに深い意味がある。外部から認められることで、先生方の自信につながるという流れが大事だと思いました。
・現場の声が聞けて良かった。
・SDGs自体の理解も促進されるとともに、公立中学校でこの学びを行うことの意義がよく理解できました。社会を担う市民を育てる教育として、ぜひ多くの学校で取り組んでほしいです。
・人の言うことを聞くこと、考えること、問い続けること、"変容"そのものを先生方が楽しんでいらっしゃる様子がうかがえました。皆、認められたい!
・公立学校でやってみようと思ったことがすごい。先生間の巻き込み力はすごいなぁ
・変容を促すために、たくさんの苦労があったのにだろうと想像すると素晴らしい成果を出されていると思いました。
【講師振り返り】
SDGsを学校へ
定例会で発表させていただく機会をいただきありがとうございます。
今回は、主に中学校の実践をお話させていただきました。
今日のワークをとおして、私たち一人ひとりが、2030年の社会をどうつくっていくのか、と考えるきっかけになったら嬉しいです
多くの皆さんが気がついてくださったように、私自身も改めて、"教育"の可能性について考える機会となりました。
"教育"は学校だけでなく、社会の中、会社の中、家庭の中にも"教育"の機会はたくさんあります。
まずは、自分の身の回りの持続不可能な現実をどうしたら持続可能にできるのか...身近な方とお話することが最初の一歩につながると思っています
【担当者振り返り】松倉さんのお話はどれも子供達がどんな顔をしてどんな動きをしているのかが目に浮かぶ実践者だからこそのものでした。また、この授業を通して先生方の考えや行動が変わり、異動で別の学校に行かれた方がそこで授業をし、とどんどん広がっているお話もとても力強いものを感じました。参加者に持ち帰るものがたくさんあったようで、是非この会で聞き・体験した内容を身近な方と共有して、自身の活動の糧としていただきたいと思います。

教育関係者の方だけではなく、多様な立場のみなさんに聞いていただきたいお話です。

報告者

干田尾恵子(FAJ会員) 

報告日

2019/07/15