2019年06月定例会4『テーブルファシリテーターの振る舞いと心得』東京支部

調査研究:東京支部 2019年06月度定例会

テーマ4 新版『テーブルファシリテーターの振る舞いと心得』

『テーマ4:新版『テーブルファシリテーターの振る舞いと心得』』

開催日

2019年06月22日(土)

会 場

台東区民会館・特別会議室(中)

講師・ファシリテーター

向山聡(FAJ会員)

企画運営担当

月崎時央、河野 恵(以上、FAJ会員) 2名

参加者数(会員)

28名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

多くの方々から
「実際の社会や地域で取り組んだ経験が無い」
「仲間うちでファシリテーターをやることはあるが、知らない人の間でやったことがない」
というお話を伺います。
反面、地域や行政では住民や市民の「話し合いに基づいて意見を集約する」機会が増えて、ファシリテーターの必要性はどんどん高まっています。
また、話し合いの規模が大きくなり、一人のファシリテーターでは話し合いを促進することが難しい事案も増えてきています。
テーブルファシリテーター(=少人数のグループをファシリテーションする役割の人)が求められています。
このテーマでは、参加者全員にファシリテーターをして頂き、何をすれば良いか、困ったときどうするかを、実践体験しながら掴んでいきます。
終わる頃には「私にもテーブルファシリテーターができる!」「ぜひ、やってみたい!」 という気になっているはず。

日常でも、少人数の打ち合わせ進行をされる方には、自分の掴んだノウハウをそのまま活かしていくことができます。
事後には「実際の現場」も用意し「小グループ相手のファシリテーション」の実践力を磨くきっかけも用意していきます。
ファシリテーターとして、本気で取り組んでみたいと思われている方へ提供しています。

【メインファシリテーター振り返り】
皆さんの協力により、効果の大きいワークショップが展開できました。
参加者の皆さんが熱中して話し合いをして頂けたことが、何よりの成果だと考えています。
無事に必要な要素を伝え、相互の気づきも生むことができたため、当初の狙いを実現できたと思います。
幅広く利用ができるプログラムにしているため、時間の制約があることは悩ましいところです。
プログラム上の反省としては、「個人の振り返り」と「グループで起きたことの振り返り」を同次元で行ってしまったため、若干の混同が起きてしまったことです。最後まで、気を抜くことなく最新の注意をすべきだと反省をしています。
このプログラムは、完成度が高く、最初は緊張していた皆さんもすぐにプログラムに馴染み楽しんでいたように思えました。どのグループも盛り上がっていました。テーブルファシリのノウハウを段階ごとに5つに分けて進めたので初めての方にもとてもわかりやすく実践的だったと思います。経験者、やや経験者、初心者をグループ内に混ぜて配置したことも良かったと思います。私は、今回アシスタントスタッフとして備品の配布などをお手伝いしました。当日は結果的に申込者全員参加でしたが、携帯を紛失した広島からの男性参加者が15分、会場がわからず初参加40分遅れた女性、2名の遅刻の方がいました。
男性のほうは自己紹介が終わった時点での到着で、MFがその場でご本人に自己紹介を促し、失くしたと思ったスマホが無事見つかったというエピソードにより会場が安堵を共有し、遅刻が逆に場を温める役割を果たしました。40分遅れの女性は、暑さと不安でダメージを受けている様子だったため、グループに入るタイミングを少し待ってもらい、その間に資料でそれまでの経過を説明しフォローしました。どちらも、スムースにグループに馴染むことができ、すぐに笑顔になったことが印象的でした。プログラムが段階的に進行していたという理由もありますが、事情で遅れた途中参加の方が本人も萎縮しない場作り。MFをはじめ、スタッフにとって遅刻者への対応はリスク管理として必要なスキルだなと思いました

報告者

向山聡,河野 恵(FAJ会員)

報告日

2019/07/7