2019年8月定例会4『ゆるキャラファシリテーターがお届けする「アイディアだし」練習会』東京支部

調査研究:東京支部 2019年8月度定例会

テーマ

『テーマ4:ゆるキャラファシリテーターがお届けする「アイディアだし」練習会

開催日

2019年8月24日(土)

会 場

ちよだプラットフォームスクウェア・会議室401

講師・ファシリテーター

鈴木克典、伊東瑞穂 2名

企画運営担当

干田尾恵子(以上、FAJ会員) 1名

参加者数(会員)

28名

一般・見学者数

1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【プログラム概要】

会議の場で、いきなり「みなさん何か良いアイディアありませんかね。なーんでもいいですよ。」と言ったことありませんか?
その話し合いで「あ~それ難しいけどやってみたい!」「えっ実はそんなに簡単にできるの?」というのは出てきましたか?
仕事であれば良い案が出るまで時間をかけることは出来ますが、町内会、PTAサークル活動などメンバーが時間を作って参加している会議ではどうでしょうか。『せめて小さくても解決のヒントを見つけたいなー』を"アイデア出し"でやってみませんか?

今回は「SDGsクロス」というカードを使い、アイディアを出す練習をしてみましょう。

そして、後半はみなさんがファシリテーターとして意見を出し合う場を開催する上で大切にしていること(意識、ティップス、場作り)についてゆるゆるファシリテーターと雑談をしてみたいと思います。
イライラする暑い夏 ゆるっと参加してみませんか。

【プログラム概要】

【担当者振り返り】

1.アイスブレイク
2.SDGsクロス体験(ビギナー版、アドバンス版、FAJオリジナル版)
3.ファシリテーターとしてアイディアだしの場での工夫
4.振り返り

【参加者感想】
SDGsクロスカードゲームを使ったアイディアだしについて
・SDGsに惹かれてきたのにSDGsの内容が薄かった。
・リソースカードを使わずフリーでやってみる。(リソースカードがあるなしで出てくるアイディアの違いを体感したかった?)
  最初なしでやって、後からリソースカードを使い違いを感じる。
  カードなしチームと有りチームに分けてやる。
・アイディア出しに注力するなら、SDGsカードは使わなくてもよいと思う。
・全チーム同じ1コのトレードオフで行い、他チームと比較したかった。
・カード(制約)があることで逆にアイディアをひねり出せた。
・SDGsの説明があってもよい
・目標が高すぎる→SDGsカードに絞って同じゴールにした方が良い
・SDGsカードに加え、振り返りでもいろいろ新たな気持ちが得られてよかった。
・振り返りで新たに気がついたことがあった。
・コンテンツが強い ファシリテーターとしてどうプロセスに関わるかという分析振り返りをしてもよいと思う
・「リソースカード」を使っても発送が広がらなかった。
・発想のサポートがあってもよかった。
・制限された方が、アイディア出しに効果的
・トレードオフと課題解決→アイディア出しがつながりにくい。

ファシリテーターとしてアイディアだしの場での工夫について
・1つ1つのセッション(話し合い)が短いのでもう少し欲しい。
・全体のつながりを感じにくい所があった。
・「今日やったことを活かす」とはっきりした問いにしたほうがよい
・問いの幅が広がりがある 解釈が異なり、考えずらい
・SDGsカードがいち個人の問題に使えると分かっておもしろかった。
・ファシリテーターとしてどうしていくかまで考えがたどり着けなかった。
・SDGsカードとファシリテーションのつながり、最初に問いかけても良い。
・問いの意味がわかりにくい もう少し工夫してもよい。

ゆるきゃらファシリテーターについて
・進行を場に問いかけて沿って進めたのがよかった。
・意見出しの際、いかにフラットな場を作るかが大切
・ゆるゆるやっても進むものは進む。
・気楽に参加出来る。
・企画の立て方がゆるいのはまずいと思う。

【担当者振り返り】
「決めること」に重きを置いて、ぐいぐい進むファシリテーター
参加者の納得に重きを置いて、ともに進むファシリテーター
これは「スタイル」であって、どちらが良いというわけではないが、
前者はかっこいい!と目指す人はいるが、
後者は語られることは少ないと思う。
今回は後者のスタイルでアイディアだしを行ったらどうなるかを検証してみた。
今後、この「ゆるゆる」スタイルがどう効果があるのかを探っていきたいと思う。

報告者

干田尾恵子

報告日

2019/8/24