2019年9月定例会3『フィードバックをグループで行う。』東京支部

調査研究:東京支部 2019年9月度定例会

テーマ

『テーマ3:フィードバックをグループで行う。』

開催日

2019年9月28日(土)

会 場

かつしかシンフォニーヒルズ・ラベンダー

講師・ファシリテーター

田代翼(FAJ会員) 1

参加者数(会員)

14名

一般・見学者数

1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【テーマ詳細】

このテーマは、グループでの活動の過程で感じたことを
各個人へのフィードバックとして得る方法について試行するプログラムです。
簡単なグループ活動と各メンバーへのフィードバックを記録します。
その体験から共有し、どうするとより活かせるフィードバックになるか?
を考える実験的なテーマです。

 【このテーマで『すること』】
 ・簡単なグループ活動
 ・簡易シートを利用したフィードバックの作成・交換
 ・フィードバックの種類は評価
 ・体験を受けてフィードバックについて考える

 【このテーマで『やらないこと』】
 ・フィードバックの伝え方
 ・フィードバックの受け止め方
 ・感謝・指導のフィードバック
 ・メンバーとの良好な関係性の構築の仕方
 ・グループ活動自体の詳細な振り返り

 【このテーマで得たいこと】
 時間をかけない(10分程度)で各メンバーが
 どんな振る舞いだったかを記録し、
 活動に関わっていない第三者が、
 「あなたが何を、どのように実施したのか」
 をテキストデータとして理解することができる。
 もって、継続的に活動の記録を残すことができ、
 自己の成長の促進に貢献する仕組みができること。

 【どの辺がファシリテーションに関係しているのか】
 良いフィードバックができることは、
 ファシリテーター良し悪しを見分ける大きなポイントです。
 このテーマで、相手の行動を観察することを意識しましょう。

【プログラム内容】

1.グループ活動
2.活動の振り返り
3.メンバー間の相互フィードバック
4.2、3に対する意見交換
5.プログラムフィードバック

【参加者コメント】

・フィードバックをしやすいグループ活動の設定を検討するとよかった
・活動の振り返りで、KPT等一般的な振り返りをすると、継続活動の課題を検討する目的となってしまうため、フィードバックを目的とするのであれば振り返る主語を明確にし、事実のあぶり出しを行なうようなものがよい
など、改善に向けた貴重意見をいただいきました。

【企画者コメント】

フィードバックをシートで行うことの可能性は感じることができたが、プログラムとして、フィードバックがしやすくなるために適度な葛藤が起きるようなワーク設定や、シート内容・構造についてはまだまだ工夫が必要であることがわかった。
チャレンジとしては、フィードバックに至る活動の振り返りやシートの内容を、グループ毎に微妙な違いをつくって実施し、その結果を見ることができた。

報告者

田代翼

報告日

2019/10/6