2019年9月定例会4『はじめのい〜〜っぽ・第51回』東京支部

調査研究:東京支部 2019年9月度定例会

テーマ

『テーマ4:はじめのい〜〜っぽ・第51回』

開催日

2019年9月28日(土)

会 場

かつしかシンフォニーヒルズ・ライラック

講師・ファシリテーター

地主光太郎(FAJ会員)1名

企画運営担当

いっぽチーム :青木美於、伊東瑞穂、大川雷電、大沢珠己、奥田浩,、佐竹正人、杉山貴史、松本賢 (以上FAJ会員) 8名

参加者数(会員)

6名

一般・見学者数

1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【テーマ詳細】

「はじめのい~~っぽ」は安全なファシリテーション実践の場を提供するテーマです。

安全な模擬会議の場でファシリテーター体験をしていただき、
スタッフや参加者からのフィードバック、プロセス振り返りなどの活動を通じて、
ファシリテーターとして成長するための学びや気づきが得られます。

第51回目の「はじめのい~~っぽ」は特にリアルなビジネスの現場で参加する人たちの積極性を引き出しながら、成果をだすプロセスをどう組み立てるかを共に学べる場となるようプログラム検討してみました。
それぞれがファシリテーターを体験する前に、「自分は目的を達成するためにどのようにこの模擬会議のプロセスを組み立てたいか」という視点をより意識して体験し、振り返ることができる仕組みを導入します。
そうすることで、特にビジネスの場で成果物をしっかり出すためにどういったプロセスですすめたらよいかを考えるファシリテーターとなる実践の場を提供できたらと考えています。翌日から皆さんの職場で使えることを目指しています。

そのために、安全な模擬会議の場でファシリテーター体験をしていただき、 スタッフや参加者からのフィードバック、プロセス振り返りなどの活動を通じて、 ファシリテーターとして成長するための学びや気づきが得られます。
いっぽが提供する安全な模擬会議は、、、   
・失敗しても大丈夫!
  ・やりたいことがやれる!
    ・共に振り返り、学ぶ仲間がいる!

【アンケート結果(4点満点)】

グループでの自己紹介はみなさんと打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか? 3.57
模擬会議のケースは取り組み易かったですか? 3.86
ファシリテーションプランは役に立ちましたか? 3.57
模擬会議をグループの参加者・スタッフと共に振り返ることで気づきがありましたか? 3.50
他グループの発表を聞いて気づきがありましたか? 3.00
これからファシリテーションをもっとやってみたい、勉強してみたいと思いましたか? 3.71
あなたのファシリテーター経験はどの程度ですか? 2.43
「はじめのい~~っぽ」に再チャレンジしたいですか? 3.57
開催時間の長さ(約5時間)やプログラム内の時間配分などは適切でしたか? 3.57
全体の進行について、インストラクションは聞き取り易くわかり易かったですか? 3.43

【参加者コメント】

グループでの自己紹介はみなさんと打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか? 
・一般的な物だったと思います(No.4)
模擬会議をグループの参加者・スタッフと共に振り返ることで気づきがありましたか?
・1番目のFの大切さを感じました(No.3)
他グループの発表を聞いて気づきがありましたか? 
・同じ内容で実施してもプロセスが全く違ったのは興味深かった(No.5)
これからファシリテーションをもっとやってみたい、勉強してみたいと思いましたか?
・毎回気づきがあります。ありがとうございます(No.5)
あなたのファシリテーター経験はどの程度ですか?                  
"・ファシリテーション自体やったことがない(No.1)
・会社の研修等で活用(No.5)"
全体の進行について、インストラクションは聞き取り易くわかり易かったですか?
・プレゼン資料をもう少しコンパクトにしてもよいと思います。(話すポイントを絞る・パワポの文字数を減らす)(No.2)
『はじめのい~~っぽ』の企画をより良くしていくためのご意見・ご感想を自由にご記入ください 
"・ケースはコンパクトに作られていて取り組みやすかったです(No.1)
・"反省"をもって帰るもよいことだと思いますが、その場で""反省"" or ""気づき""を実行した「ケース」をその場その回で経験できれば違いが手に取るように理解納得できるんじゃないかなぁと思いました。
時間が足りないと思いますが(No.3)
・ありがとうございました(No.5)"

【施策と効果測定】

【企画】 1)各ファシリテーションの前に「ファシリテーションプラン」というチェックシートを用意し、前の回の振り返り、自分の回の目標、アウトプットのレベル、使用するツール、どういったことに気を遣うかなどをあらかじめ書き出すことで、ファシリテーションを可視化しガイドとすることで気づきをより効果的にしようとした アンケートを見る限り、上位3つの得点がついているので、参加者には一定の効果を感じてもらえたと思う。一方で振り返り時にどう使うかという点に関しては、フィードバッカー・参加者に対し徹底できなかったたため、有効活用されていない場面があった。これは次回の課題としたい。活用するとしたら、書いた内容をファシリテーターは開始時に口頭で伝えることはOK。用紙自体の開示は振り返りに他の参加者とシェアしながら説明振り返りを行うこととする。 2)ビジネスの場でアウトプットが出るようなファシリテーションを実施できるようケース等でビジネス色を色濃くした。 ケースの内容はアンケートでは概ね好評。ただ、スタッフのコメントにもあったが、最初の所信表明で伝える以外はなかなかビジネス色を出すことは難しということも実感した。

【MF振り返り】

・ 紙ぽの準備が不十分だった。次回以降は、使用するフォントのサイズ、文字数@ページ、ホワイトボード等への張り出し、印刷サイズ(少し厚手の用紙B4?)に気を配ること
・特に企画意図の説明については、話すことをよく練っておくこと。簡潔に過不足なく伝えることを意識する必要があることを改めて感じた。実際ここで時間を多く使ってしまった。
・「場」の雰囲気、参加者ののめり込み具合に対する配慮が足りず、場の温まりが遅かったという指摘が多かった。自分としてはかなり気を遣ったつもりだが、もう一段、そのレベルを上げないといけないかも。
・やはり、参加者もそれなりに緊張しているので、そこをどうほぐすか、MFとして積極的に関わる必要を感じた。
・FBerの組み合わせは、ムードメーカーと観察者などの組み合わせが大切と感じた。それぞれの適性を考えて組み合わせも指示・提案したほうがよいかもしれないと感じた。
・成果物作成の時間は純粋に書き出すに足る時間のみでもよいとおもう。
・やはり最初の回が議論の方向性、チームのマインドセットを決めるインパクトがあるため、どのように考えるネタを提供するかには検討の余地があると感じたい。
・全体の会議は1時間。その中でどうしたら収まるかを例えば、通常の会議などを思い浮かべてもらいながら検討してもらってもよいかと。
・グループ理解の使い方と導き方で上記2点はコントロールできる余地があると感じる。

【スタッフ振り返り】

(Keep)

・声が聞きやすくてよい ・ホワイトボードに終了時間/やる内容が書いてあるのがよい
・模擬会議3回目の開始の前でMFが残り、2回なので配分を考えてというコメントがよかった
他、「時間の過ぎるのは早い」「プランシートを活用して」「運命の3回目」等もよかった
・会議の流れにおうじて、レイアウトを適宜変更していたのはよい
・説明で遅れた時間をリカバリーできた
(Progress)
・紙ぽのフォントサイズ ・MFの自己紹介タイム、アイスブレークが長すぎた
・会議の進め方を説明する際の立ち位置(ホワイトボードの説明用模造紙を遮っていた)
・最初の5分で順番が決まっていない。FBerも適切に介入すべき
・「場」の雰囲気も見てほしい。話をあまりしていない人もいた。
・MFが出だし堅く、それが場を堅くしていた?
・プロセスレビュー用模造紙は1枚まるまるつかったほうがよいのでは?
・隣の島の声がきになる。適度な距離を考える。
(Try)
・全体の雰囲気でエンジンがかかるのが遅い気がした。アイスブレーク足りない
・特に最初はフィードバッカーが「場」を柔らかくするように積極的に関わる方がよい。何か堅い感じ
・振り返り用模造紙は机に置かない方がよい。フィードバッカーに最初から預ける

報告者

地主光太郎

報告日

2019/10/4