『テーマ4:プロファシリテーターが高難易度な現場で何をしているか全て見せちゃいます!』
2019年11月23日(土)
葛飾シンフォニーヒルズ
白川克 (ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社バイスプレジデント) 1名
西田徹、久木野勉 (以上、FAJ会員) 2名
39名
2名
◇テーマ詳細
<概要>
ファシリテーションのプロフェッショナルはリアルビジネスの現場でどんなことをしているのか。
話題提供者として、ファシリテーションを武器に業務改革やプロジェクト成功請負人として、今まさに活躍されているケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズの白川克さんにお越しいただき、その実例とコツをレクチャーをしていただきました。
実例としては、日常的なファシリテーションではなく、『プロジェクト立上合宿』と言う高難易度な現場を取り上げていただきました。
プロジェクト立上時は以下のような困難な場になっています。
・どういうプロジェクトを始めれば良いのかわからない
・社内の誰を巻き込めば良いのか分からない
・現状調査はしていない。白紙で臨んだら死ぬ。
・顧客メンバー間で考えていることがバラバラ
・信頼関係もできていない
そんな困難な中で、ファシリテーションだけを武器に決まった期間内で合意形成・成果を出さなければならない。いくつかのパターンの実例の中でどんなファシリテーションを行ったのか。またそのような場に有効な10のコツを公開していただきました。
今回はFAJの定例会としては珍しくワークショップ形式ではなく、レクチャーを中心に行いました。
それには、以下のように「よく聴いた」あとに「考え」「理解」していただく意図があり、レクチャー後にたっぷりQAの時間を設けました。
1.事例を知る⇒よく聴こう
2.考える⇒何がよいのか?
3.考える⇒自分がやるなら?
4.理解する⇒考えたことを 質問しよう
<プログラム内容>
第1部:前提
-プロジェクト立上合宿とは?
第2部:事例
-施策持ち寄り型
-課題持ち寄り型
-特定テーマ議論型
-コンセプト立案型
-(戦略ストーリー型)
第3部:コツ①~⑩
第4部:QA(シール貼って)
◇参加者コメント
レクチャー形式もインプットとしてはあり。
たくさんインプットがもらえた。
1.5hのレクチャーで時間の長さはちょうど良かった。
間に2回くらいは話し合いたかった。
テーブルを無しにしてもう少し空間があった方が良かったのでは。
→企画側としてはレクチャー形式なのでメモをとるテーブルが必要ではないかと考えた。
◇スタッフ振り返り
現場のリアルな事例を共有していただくことは、ナレッジのインプットとしてとても有益で、レクチャー形式に対する参加者の感想も悪くなかった。
ただし、QAではそれほど活発な意見交換にはならず、急遽スタッフの提案で数人のグループでバズを行った。その結果意見交換は活発になった。今後同様のレクチャー中心のプログラムを作る際には、どうすれば活発な場になれるかの検討が必要と思う。
募集定員は、少なくとも部屋のキャパに対しては多すぎた。人気が高かったとはいえ場作りとしての面でも、会場の大きさ・レイアウト・参加人数などはもう少し慎重にデザインする必要があった。
久木野勉
2019/12/07