2021年11月定例会3レポート『アイデア発散3連発』東京支部

調査研究:東京支部 2021年11月度定例会

テーマ

開催日

2021年 11月27 日(土)

会 場

オンライン

【※講師・ファシリテーター(「氏名(所属)」形式で)】
向山聡(FAJ会員)
【※企画運営担当(「氏名(所属)」形式で)】
大川雷電(FAJ会員)

【※参加者数】
 会員  : 13名
 非会員 : 2名
 企画者 :  2名
 外部講師:  0名
申込者数  16名

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
① ファシリテーションを学んでいる初中級者に対し、「フセンで書かせるだけの発散」以外の発散手法を体験してもらい、様々なシーンで「意見を出し易くする方法」を実践できるようにする
② 参加者自身がワークショップを企画する際、発散を進める段取りを理解して手早くプログラム作りができるようになる
③「オンラインでの実施」により、参加者が通常より理解・取り組みに時間がかかる可能性が高い。参加者同士の相互作用を使うことで、発散手法などの取り組み内容について理解度を上げて進めることができるプログラムとする(企画側)

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
① 参加者に「発散の3手法」に取り組んでもらい、実施をする際のポイント等を感じてもらいました
② アンケートから読み取る限り、かなりの方が新しい手法として理解が進み、取り組む意欲を持ってもらえたようです
③ 「やり方・考え方のレクチャと実際のワーク」を中核に無事進めることができました。今回、手法を用いる際のコツ等も加えたことで、不透明感も減少したことが考えられます。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
・導入
・説明:「時間軸」でのアイデア発散
・個人演習:自分の「タイムライン」を時間軸で書いてみる
・グループ演習:各自の「タイムライン」で自己紹介
・説明:「キーワード」を基にしたアイデア発散
・グループ演習:フィッシュボーンでアイデア出し
・説明:「他者の発想を借りる」アイデア発散
・グループ演習:ブレインライティングで広げる
・グループで気づきを共有
・全体ふりかえり

【企画側の気づき】
・時間内に3手法を入れ込むために、「時間軸を基にしたアイデア出し」を自己紹介用としたのですが、グループでのアイデア出しにはならなかったため、印象が弱くなったようです。
・資料は「できる限り多くを参加者手元に送り込む」という考え方で、リモートで参加される各人の不足感を減らすように提供をしてみました。ある程度成功していると思いますが、過剰な部分と不足な部分の両面があったようです。
・類似の定例会では、いつも30人程度がすんなりと集まるのですが、今回は予定の半数程度の応募でした。年末に近い時期だったせいか、オンラインの定例会がマンネリ化してきたためか、原因の検討が必要なように思えました。
・グーグルスライドは問題なく使用できた。前回は使用できないほどのラグが発生したが、20人弱というにんずうのせいか。


【参加者の声】
・アイデアの出し方について具体的な方法が学べて良かったです。
・アイデア出しのフレームワークを体験できたので使ってみます。
・フィッシュボーンを使ってみようと思います。中骨の作り方も真似します。
・発散についていろいろな発見ありました。

・興味深く参加できました。ファシリテーションは参加者を楽しませることも考えるのがよいと思いました。
・テーマそのものも、むーたさんのファシリテートも大変参考になりました。ブレインライティング法を体験できたのもとても良かったです。
・むーたさんがファシリテーターのご経験が豊富なのがわかりました。とても話しやすい雰囲気でリラックスして参加できました。ご説明も分かりやすく、内容も実用的で納得感がありました。
・Group Workが多く、他の参加者と交流が出来てよかった。
・内容・進行スピード・時間配分等余裕をもって参加できた。

・ブレインライティングは、多様性を活かす場面で是非とも使ってみたいと思います。
・他の人の意見から膨らませていく手法、課題を設定するための準備(事前のヒアリングや打ち合わせ、メールで事前に自由に書いてもらっておく)など、様々な場面で使えそうだと思いました。

・ワークの体験は十分にできたので満足ですが、面白みとしては?という印象でした。

報告者

大川雷電(FAJ会員)

報告日

2021/12/10