2023年12月 定例会レポート『松下幸之助の経営哲学に学ぶ"人の話を聴く力" ~ファシリテーターのための「素直な心」と「自己観照」~』東京支部

調査研究:東京支部 2023年12月度定例会

テーマ 松下幸之助の経営哲学に学ぶ"人の話を聴く力"ファシリテーターのための「素直な心」と「自己観照」

開催日

 2023年 12月23日(土)13:00~17:00

会 場

 かつしかシンフォニーヒルズ別館5F コンチェルト

講師・ファシリテータ

 川上 恒雄(非会員)

企画運営担当

 永野直樹、山崎努、立花浩司、宍倉一起、大石寿宏、岡本久義(以上、FAJ会員)

参加者数(会員)
 計32名
 *会員  : 26名(申込者30名)
 *非会員 : 2名(申込者2名)
 *企画者 : 4名(企画運営6名)*話題提供者1名を含まない
テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど
本テーマの主旨】

狙い :人の話に流されずに、ファシリテーターとして大事な"人の話を聴く力"を身に着ける
ゴール:自己観照を学び、素直な心でファシリテーションができるようになる

ファシリテーションの現場でも、聴いているつもりが、損得勘定からついつい自我(エゴ)が出てしまったり、逆に他人の意見に振り回されたりしたりといったことがあると考えています。
経営の神様『松下幸之助』も学歴もないことから、とにかく人の話を聴くことに徹していました。ただ、聴くだけでは、人の話に流されるだけで、そうならないためには、自己観照の上、自分なりの信念を見出すことが必要です。
これら経営の神様松下幸之助の経営哲学を理解し、ファシリテーションへどのように活かせるかを参加者の皆様と探求しました。

【実施内容(非参加者にもわかるように)】
・松下幸之助の経営哲学『衆知経営』、『自己観照』、『素直な心』、『自分の信念を持つ』について、動画とコメントで話題提供者にご紹介頂いた
・それぞれに参加者で対話およびワークにより、理解を深めた
・松下幸之助の経営哲学がどのようにファシリテーションに活かせるか?対話によって可能性を探求した

【アンケート結果】
・テーマの満足度 ★★★★☆(4.2)
・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(3.9)
・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.1)
 

【参加者の声】

(良かった点や改善点)
・とても良い情報提供でした。進行も工夫されていた
・川上さんの人となりが素敵でした。ファシリテーターの在り方として勉強になりました
・松下幸之助氏に関したはビジネス上、よく話が出てくるので、良いトピックでした
・たくさん対話ができて良かったです
・講師の方のお話しがとても聞きやすく、興味深かったです
・アイスブレイクやお互いフラットに話せる場が用意されていたということ
・何をやるか、わかりにくいところがあった

(気づき)
・今日の学びはファシリテーターのあり方として大切
・素直な心での場作り
・ファシリテーターとして、ベーシックな在り方の実践の一つとして学びになった
・自分にとって、素直になること、メタ認知できることは、改めて必要だと感じた。来年は目標としてより意識的に取り組みたい

【企画側の気づき】
チケットは完売し、当日は多くの方がおみえになり、ファシリテーターにとって、興味深いテーマであることが分かりました。ファシリテーションをする上で、色メガネで見ない"素直な心"や自分を知り日々反省をする"自己観照"は、大切な理念であり、常にニュートラルな自分に立ち返ることができるプロセスであると感じました。偉人をテーマに定例会を開催したのは初めてですが、ワークショップを組み立てる事や対話のテーマを設定する難しさもあり今後の課題として認識が出来ました。

報告者

 岡本久義

報告日

 2024/01/08