あなたは最近、自分が読んだ本について深く語りあったことはありますか?
私たちが企画する「本×ワークショップ」では、心が動かされた本について、ファシリテーションの視点から対話をする場を作っています。
本を読んで語り合うワークショップも色々あります。ファシリテーターの人にはよく知られているABDなど、やり方も視点も様々です。
私たちが行なっているのは至ってシンプルです。課題本を選んだ後、参加する人にも事前に読んできてもらいます。その上で、対話を行います。参加者が事前に読んでいることで集まった時間をまるまる対話に当てることができます。オーソドックスな方法ですが、これまでの経験からも深い洞察と新しい気づきや学びが生まれてきています。
今回テーマとして取り上げる本は、飯田美樹 著 「カフェから時代は創くられる」です。
カフェという場が持つ潜在的な力とは何か。フランスのカフェ事情を探求することで、
当時存在したサロン(お酒を飲みながら話し合う場)があったにもかかわらず、カフェという場が、フランス革命や
ロシアの革命などにも勢いをつけていったというのです。それはなぜでしょうか。
サロンに集う、芸術家、思考家、詩人、政治家などどのようにつながり、どのような力が結集されていったのでしょうか。
また、そういう人たちの考えや思いを醸成した、カフェという場とはなんなのでしょうか。
ファシリテーターは、いつも場をつくります。どうすれば、生成的な場になるのか、そんなヒントが隠れているようです。
それを参加者と共に、対話をして探求してみましたので報告します。
【プログラム】
・オープニング
・ストーリーテリング
・対話1
・対話2
・対話3
・振り返り