2023年8月 定例会レポート『山伏流ファシリテーションの心構え ~神社参拝から学ぶ、ファシリテーションにおける「感覚」とは~』東京支部

調査研究:東京支部 2023年8月度定例会

テーマ 山伏流ファシリテーションの心構え
~神社参拝から学ぶ、ファシリテーションにおける「感覚」とは~

開催日

 2023年 8月12日(土)13:00~17:00

会 場

 TimePort木場マルチレンタルスペース(受付・第一部)
富岡八幡宮(第二部)

ファシリテーター・講師

 ファシリテーター:大木浩士

企画運営担当

 宍倉一起、岡本久義、立花浩司、永野直樹、山崎努(以上、FAJ会員)

参加者数(会員)

 11名

一般

 1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【本テーマの主目的・検証したかったこと】
今年6月のファシリテーションサミットでアイデアを形にするための体験ワークショップを実施された大木浩士さんに、改めてこれまでの活動の原体験となった出羽三山での山伏経験、そして過去数十年にわたる豊富な神社参拝で得られた感覚についてご披露いただき、さらに実際に深川の富岡八幡宮に行って、参加者各自がそれぞれ自分自身の感覚として持ち帰れるようにする。

【検証したかったことについての実施結果】
出羽三山での山伏体験における感覚について、ゲストの大木さんに言語化してもらったうえで対話やワークを重ねることで、参加者に体験してもらうことができた。
富岡八幡宮でのフィールドワークを通じて、ファシリテーション活動の原点となる「感覚」についてヒントを得ることができた。

【実施内容】
・ゲストの話題提供を聴いて、山伏体験における感覚についての理解を深める。
・グループ対話で、ゲストからのインプットを自分たちなりの感覚で言語化し共有する。
・気感(気を感じる能力)のワークで、目に見えない意識の視点のチューニングを行う。
・神社でのフィールドワークにおいて、神社参拝で得られた感覚についてゲストから現場で直接話を聴く。

【参加者の声】
・気を感じて変化させるようにしたい。
・うけたもうの精神が、実際の現場で役立つと思いました。
・自分がしてきたことの再確認になったので、引き続き、自分磨きに専念します。
・通常の定例会とは違うパターンで楽しく参加出来ました。
・講師の話を聞く時間が大半でしたので、表題にあったような、ファシリテーションにおける感覚について、皆で対話する時間をもっととってもらうと良かったかなと思います。
・外歩きのワークの場合は夏は避けていてだけるとよいかと。。。
・参拝が暑すぎたので、秋や春の開催の方がより学びがおっきくなったと思います。
・気温35度を超えるかもしれない季節での屋外活動は避けた方がよいと思います。

【企画側の気づき】
・ファシリテーションにおける「感覚」について、東京支部の調査定例会では初めて扱った。広報委員会主催の「FAJ読書カフェ」や、ファシリテーション・サミット名古屋2023のワークショップセレクションで縁ができたゲストをお呼びして直接レクチャしてもらったことは、「感覚」をより身近なものとして捉えるうえで大いに参考になった。
・ゲストが過去にファシリテーション・サミットでの登壇経験はあったものの、もっと運営のファシリテーター側で対話の場面を増やせるように場をグリップできるようにすることが重要と考えられた(ワーク後の対話によって言語化し深める部分が特に)。
・発表資料のたたき台が開催前日に共有され、当日朝まで資料の修正が行われる状態で、当日運営の調整が粗くなったのは今後の課題です。

報告者

 立花浩司

報告日

 2023/08/14