調査研究:東京支部 2024年11月度定例会
テーマ1 定例会『災害時の連携を促すファシリテーション(体験型ワークショップ)~○○町での災害時の話し合いに参加してみよう~』
開催日
2024年11月23日(土)13:30~17:00
会 場
きゅりあん 第1特別室
ファシリテーター・企画運営担当
浦山絵里 平山 猛 野口和裕(FAJ会員 災害復興支援室)佐藤尚吾(FAJ 東京支部)4名
参加者数(会員)
6名
一般・見学者数
5名
テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど
【プログラム】
⓪定例会の機会を使わせていただき、今回の定例会に先立ち、午前中に対面の「板書練習会」を実施した
① 災害復興委員会の活動紹介
② 報告書を読み語り、災害対応の事例や災害復興時にどんな人がかかわるのかと言ったことを知る時間
③ ワークショップ
・〇〇町での災害時の話し合いの関係者を知る
・実際に話し合いを実施してみる
・ふりかえり
④ 全体ふりかえりと共有
【アンケート結果】
・テーマの満足度 ★★★★★(4.6)
・ファシリテーション・進行について ★★★★★(4.6)
・プログラムの構成、内容について ★★★★★(4.5)
【参加者の声】
・参加者の立場を経験し、話し合いの効果をしっかり感じ取れたことがよかった。
・ファシリテーターは自然体な進行で目立たず、でも要所要所で緊張を和らげ議論を活発化するサポートをしてくださった。
・グループワークも程よい人数だったので、まとまりやすかった。
・席替えをして、いろんな方と話せてよかった。
・すごく学びになりました。早速職場のチームにも共有したいです。
・実践において、「事前準備で役立ったことリスト」があると良かった。
【企画側の気づき】
・他地域に比べて(関西支部、和歌山サロン、富山サロンなど)関心が薄いのかもしれないということを感じたが、これは身近なところでの災害発生の体験がないことなどともつながっているのかもしれない。実際には、被災地がどういうところなのか、どんなことが起こるのかがイメージできないというような方もいらした。
いざという時に話し合うちからを地域で活用してもらうためには、平時からの話し合いと共に、被災地の様子を実際に知ってもらうことも必要なのだと感じた。
・今回は、非会員の方も多く参加されていた。今後、どこに届けていきたいのかということをもう一度考えていきたい。
・災害時における話し合いという設定であったが、利害や立場の異なるなかでの合意形成ということで、様々な話し合いにも活用できる内容とかんじた、こうした事も告知の際に伝えていくのもよいかもしれないと思う。
・このようなテーマに参加を促す方法、参加募集時にどのようにアピールするか、などは今後の課題であると認識した。
【ファシリテーターの感想】
・ワークショップを通して、実際に災害発生時にどんな人たちが話し合いに参加するのか、どういうやりとりが起こるのかということや、情報の中に事実と推測と想いや願いが含まれた場合にどうやって情報を引き出し整理していくのかというところが徐々に体感的に実施していただけたかと思う。今後、話し合うちからをどのように身近なところで活かしあっていけたらどうかということを、皆さんと考えていきたいと思う。
報告者
浦山絵里 平山 猛 野口和裕
報告日
2024/11/25