調査研究:東京支部 2024年11月度定例会
テーマ2 定例会『教育現場のファシリテーション』
開催日
2024年11月23日(土)13:00~16:30
会 場
きゅりあん 第2特別室
ファシリテーター・企画運営担当
田中実・楯岡かおる(FAJ 東京支部)2名
参加者数(会員)
8名
一般・見学者数
4名
テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど
【プログラム】
・オープニング ・ファシリテーションとは何か、定義説明
・参加者による対話(4名3グループ)
問い1:あなたの現場では、いま何が起きていますか?(問題意識や課題感を自由に)
問い2:ファシリテーションを教育に活かそうとしたときに、どのような悩みがありますか?
・参加者から出されたテーマ別対話(4名3グループ)
◯「未来のファシリテーターをどう育成するか?」
◯「生徒や教員同士の心理的安全性を高めるには?」
◯「学校と、外部の支援者との連携をどうやっていくか?」
・全体共有、ハーベスト
・クロージン
【アンケート結果】
・テーマの満足度 ★★★★★(4.6)
・ファシリテーション・進行について ★★★★★(4.4)
・プログラムの構成、内容について ★★★★★(4.4)
【参加者の声】
様々な職業の方とお話できた点が良かった
日々の授業、ホームルームでの指導方法に生かしていきたい
【企画側の気づき】
FAJ会員に学校関係者は少ないと考え、「未来の学校フォーラム」の参加者にもお知らせを流していただいた。しかしやはり現場の小中高の教員の参加は少なかった。祝日の開催だったことや多忙なせいもあるかとは思うが、ファシリテーションや対話的な学びに関心を持っている方もまだまだ多くないということかもしれない。とは言え普段あまり定例会に参加されない会員、大学や学校にサポーターとして関わっている方などが来てくださった。現場の生の声を聞きたいというのが参加の動機で、今の教育や学校の状況に疑問や不安を抱えているという意見が聞かれた。
【ファシリテーターの感想】
・参加者の属性、価値観、ファシリテーションや対話に対する考え方や経験値などとても多様な場だった。
・こうした先生や講師、ファシリテーター、企画者が多く集まるような会では、「参加者目線になってください」というお膳立てが必要かもしれない。「この定例会は集合知が生まれる場です。」と最初に確認したり、ロールをしっかり示すことなど。
・「ともに学ぶ仲間」というセッティングで進行したが、それだと純粋な参加者としてでなく自分もワークショップを作る側になって考えてしまう傾向がありそう。
・生成的対話の場というものに対する理論的バックボーンの説明が必要か。
・ファシリテーションについて説明した後、質疑などの時間を入れたのは良かった。
・そもそも「対話ってなんですか?」「対話することにはどんな意味や価値がありますか?」などを最初に対話してもよかったか。
報告者
田中実
報告日
2024/11/25