2024年11月定例会レポート テーマ4『VRフィッシュボウル体験 ~気軽な仮想空間で「場のスキル」を確認してみませんか~』東京支部

調査研究:東京支部 2024年11月度定例会

テーマ4 定例会『VRフィッシュボウル体験 ~気軽な仮想空間で「場のスキル」を確認してみませんか~

開催日

 2024年11月23日(土)13:30~16:30

会 場

 オンライン

ファシリテーター・企画運営担当

 小林利弘(FAJ 東京支部)、北野豊(FAJ 九州支部)、早川宗男 3名

参加者数(会員)

 6名

一般・見学者数

 1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【プログラム】

ゴーグルを使用しないVR環境FRAMEを用い、各自アバターを納得いくまで設定。
FRAME内の環境を解説し、環境に慣れる時間を各自過ごした。
FRAME内で設定した演習環境に移動し、会話する側と、観察する側に分かれ、交互に、
話しやすい話題と話す意義のある話題を設定し、フィッシュ・ボウル演習を行った。
1度目は一人称ビューで、2度目は三人称ビューで試した。
【アンケート結果】
・テーマの満足度 ★★★★☆(4.3)
・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.6)
・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.2)
 
【参加者の声】
3時間、楽しくて勉強になったのですが、いい意味で疲労感高いです。使い方編とわけてもよいかもしれないですね。
実施側の方々が、全体を通じてとてもポジティブなムードを作って頂き、有難かったです。初心者でも安心して参加できました。
いろいろな自分(観察者、内省者、会話に没入する者)に出会えた
分かりやすく操作法を解説してくださり、大いに感激しております
ファシリテーションの場として何ができるかという体験よりもアバターという概念をどう解釈するか?というのが先に来たのは意外だったが、必要だったのだと思う。
視点の違いを体感するためのツールとしても応用できる気がしました(〇〇の立場になってなど)
友人や知人に、メタバース利用の楽しさを紹介してみたい
参加者のアイデンティティーや属性といった認識が不確実だからこそできることは?という問いが浮かんだし、VRの場を活用するのに一番大切なことだと思った。
【企画側の気づき】
開始冒頭でPCのオーディオ設定などの参加者が環境を整えるための時間を織り込んで時間設定する必要があることを再認識した。
実施中の参加者のコメントとして「アバターだと外見についての感想などを言いやすく、(対面の)現実ではあり得ないことで、笑いで打ちとけられた。」という
VRならではの要素がありました。こういった要素を取り入れていくのも良い。
「VRで確認し対面に応用するファシリテーションスキル」をシリーズ化するには、企画する側と参加する側という立場でなく、
皆でその場を作り上げるのが良い。
 
【ファシリテーターの感想】
実験的な試みにも関わらず、前のめりにご参加いただき、助けられました。
皆さんと企画する場を近日中に設けたいです。 

報告者

 小林利弘(東京支部)

報告日

 2024/11/25