2025年6月定例会レポート東京支部

調査研究:東京支部 2025年6月度定例会

テーマ:ファシリテーション入門ワークショップ~大学生と一緒に学んでみませんか?~

開催日

 2025年6月23日13:05~16:20

会 場

 流通経済大学龍ヶ崎キャンパス2号館

ファシリテーター

永野直樹(FAJ会員 東京支部)
 

企画運営担当

 立花浩司 山崎努 岡本久義 池田ことよ 浅井義広 録田直子 小池信孝 村松真(FAJ会員 東京支部)
椎名純代(流通経済大学准教授)

参加者数(会員)

 会員:1名

 非会員:19名(流通経済大学学生)

 企画者:4名

一般・見学者数

 0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【本テーマの主目的・検証したかったこと】
FAJ会員外で広くファシリテーションの良さを知ってほしいという願いをもって
東京支部では2024年から非会員も参加しやすいプログラムを提供。今回はスポーツコミュニケーションを学ぶ学生を対象にワークショップを開催した。
他の目的としては、学生が社会人との交流を図り、学生に普段の授業と違ったことを経験してもらうことも持っていた。
【主目的・検証したかったことについての実施結果】
大学でワークショップを開催したいと考えていた時にIAFの認定ファシリテーターである椎名純代先生と出会い、この度ゼミ生に対してファシリテーションのワークショップを開催する機会を得た。
学生にファシリテーションに対しどのような感覚を持つか、どのような気づきがあるかを検証したかった。
まず、様々な観点からファシリテーションの技法を明日から使ってみようと感じてもらった。
多かった技法としては、
 ペンの持ち方(水性ペン太字の持ち方)
 見える化
 ワールドカフェ
 ワークを行うたびに振り返りを実施
 傾聴による発言者の意見の引き出し
 アイスブレイク
 話し合いの前にOARRを全員で確認する。
 一人で考え・書き出しとグループ共有する。
また、普段話し合いの機会はあるが、今回との模擬会議(ファシリテーションがある会議)との違いを感じた学生が多かった。今回はスポーツコミュニケーション学科という一般の大学生よりファシリテーションに慣れていたが、一つのテーマに大勢で話すということが楽しいと感じてもらえたのが収穫であり、ファシリテーションの力を感じが時間であった。
(参加者が、社会人基礎力効果テストで全国平均より打者の状態を読む力や共感力が高いと出ているスポーツコミュニケーション学科の生徒ならではです。)
【実施内容】
アイスブレイク
ファシリテーションについての解説
話し合い3回(模擬会議)発散まで
話し合いでのファシリテーションのヒント解説
対策案のグループ内投票
ワールドカフェ2回
ハーベストタイム
振り返り(トリオ)
全体シェア
【アンケート結果】
・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.8)
・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.9)
 
【参加者の声】アンケートより
・相手の立場になって考えたり、意見を尊重することは忘れてはいけないと気づいた。
・意見を出すためにみんなで紙に書くのが楽しかった。
・1コマ終わるごとに振り返りを少ない時間でもやることで学んでることがだんだんと成長させれる。
・自分に足りないものばっかりで学ぶことが多かったです。
・他のグループがどう考えたかを聞くことは、とても大事だと思いました。
・意見を取り入れるのに、何かに書き入れたりするとか今までやってない事が多かったので、今日やったことをこれから続けていきたい。
・自分だけではなく、違う人の意見を聞くいい機会になりました。是非生かしていきたいです。
・会員の方が深堀してくださったので新しい発見もありました。
・前でファシリテーターについてまとめていた紙など分かりやすくてなるほど、と思うことがとてもよかったです。とても楽しかったです。ありがとうございました。
・新しい意見や発見を見つけることができたので、いい経験になったなと思いました。
・4人のグループに分かれて、全員が意見を出さなければならなかったり、役割が一人一回は必ず回ってくることによって、全員が参加できる形になって、話し合いがスムーズに進められたなと思いました。
・やっぱりみんなそれぞれの経歴が違うから、みんなの経験や体験したことがちがうので話し合いがそれぞれ違うのだなと思いました。
・グループで何かを行う際に、話し合いの方向付け、意見をみえるかすること、場づくりをすることで、より話し合いがすすむことを学んだ。
・紙のスライドがとても見やすく、内容が頭に入ってきやすかったです。色や文字の感じも工夫されていて、グループで1枚の紙に書きだして言うことで、沢山たくさん意見を出して、いろんな人と話したけど、頭の中で整理がついていました。楽しかったです。
・今回で別視点、違う視点からの意見が重要だと感じた。自分たちのグループでは出なかったような意見だったり、出た意見に対する反論や共感等からまた別のアクションにうつることがスムーズにできるという点で、企画を立てたり、問題を改善していくことが今後楽になるんじゃないかと気づいた。
・多様な意見があると気づきも多い
・早く出なく、ゆっくりペースだとみんながついてきやすい。
・授業でファシリテーションを学んでいる生徒たちだったので、アイスブレイクや、板書など慣れている感じを受けました。意図開きのような一方向の抗議だと学生の集中力が欠けたのは、既知の情報だっかためだろうかといろいろ考えました。対策というと大袈裟ですが、意図開きはまとめて行わず、アイスブレイクが終わった時点で意図を説明していくことにしたら集中力が維持できるのかな?と感じました。
【企画側の気づき】
体系化してファシリテーションを学び機会が欲しいということでたんぽぽプログラムをベースに収束として投票とワールドカフェを組み合わせた自チームと他のチームの人の意見を取り入れ、最後はチーム内で合意形成をとる方式を経験してもらった。
参加者(学生)は仲が良い友達同士であれば話せるが、初めての人がいるとなると話せなくなるという傾向があるようで、ファシリテーションの力を知ってもらうように各グループに1名ずつFAJ会員が入るようにした。
話し合いが進むにつれ全員が一様に意見が言えるようになり、最後には活発な話し合いができるようになった。先生としては狙い通りだったとのことで、来年も同時期に行いたいとのこと。FAJ会員からはもっと学生にとってどのような話し合いの場があり、どのような悩みがあるかをもっと知りたいとのこともあり、来年実施の課題も見えてきた。
【ファシリテーターの感想】
ファシリテーションをゼミで学んでいる学生ばかりだったので、改めてファシリテーションのある場(特に話し合い)を体験してもらうことによって、ファシリテーションのヒントを持ち帰るプログラムにした。すでに学んでいる学生にとって、気づきを持って帰ることができるか不安であったが、グループ内だけでなくワールドカフェでの話し合いも活発で、活気ある場になったのが印象的だった。ほとんどの人が何らかのスポーツをしており、チームの話し合いでは、試合の勝った時、負けた時では雰囲気が違うということであった。どんな時でも冷静に振り返りができるようなチーム作りを目指し、ファシリテーターがかかわれるような姿勢とスキルを学べると良いと感じた。
もし今後同様な機会があれば、対話の重要性と効果を感じられる内容にも挑戦していきたい。
告者

 永野直樹

報告日

 2025/7/17