【報告書】 2025年9月 テーマ3 ファシリテーションで、生成AIはどう育つのか?東京支部

調査研究:東京支部 2025年9月度定例会

テーマ3 ファシリテーションで、生成AIはどう育つのか?

【テーマ】

誰でもできるワークショップ創りの基本  ~60点主義でプログラムを作ろう!~

【会場】 

きゅりあん 第一講習室

【時間】 

2025年9月27日(土)13:00~17:00

【定員】 

24名

【ファシリテーター】

楯岡かおる(FAJ会員 東京支部)

【企画運営担当】

早川聡、永野直樹(FAJ会員 東京支部)

【参加者数】

17名

【本テーマの主目的・検証したかったこと】

・ファシリテーションは生成AIとの会話に活かせる事

・ファシリテーターはプロンプトエンジニアリング等しらなくても生成AIと対話できる事

・AIとの会話と人間同士の対話の両方を重ねる事により、人間も気づきが増えAIモデルも成長する事

【主目的・検証したかったことについての実施結果】

・初めて生成AIを使う人も複数人いる中、とても効果的なプロンプトを、ファシリテーションの知見から考え出している人たちがいたので、想定通りだった。

・既にAIを使い込んでいる人も、ファシリテーションの視点を入れる事によって、この定例会の中で、成果が出たという事だった。

・AIとのやりとりも、人間とのやりとりでも、OARRの設定のタイミングやそれに必要な情報の共有など、気をつけるべきことは同じ...という共有があった。

・AIに対してアレルギーがあった人も、自分次第なんだと気づいた、という共有があった。

全体的に、想定以上の反応があり、やはり、ファシリテーターは、生成AIと実のある対話ができるという事がわかった。

【実施内容】

・話題提供(対話とファシリテーション、人間とAIの共創~デジタルクローン部での実施例)

・一人ずつ、一つの課題について(AIと会話~グルーブ対話~全体共有)×3

・グループを変えて、気づきの共有

【アンケート結果】

・テーマの満足度 ★★★★☆(4.9)

・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.9)

・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.8)

【参加者の声】

楽しくワイガヤでできた。

FAJならではのワークでした。キャリアコンサルタントとしてのAIもテーマにしていただきたい。

AIとの関わり方に気づきを与えるのに良く練られたワークでした

期待した通りかそれ以上でした

気づきに富んだセッションでした。

生成AIと人間と交互に対話をすることで気づきが多かったため

体験とフィードバック

AIについて新たな可能性と課題が見えた

ファシリテーションや生成的対話とAIの親和性を具体的体験に基づき分かりやすく説明してもらい、その後体験するプログラムで腹落ち感が大きかった。

おもしろかったです

実際にAIを使いながら結果を確かめることができたので ファシリテーション目線で生成aiを使ったこと 実際に手を動かしながらの進行で良かった 段取りがしっかりしていてわかりやすかった

FAJらしい

相手が人間かAIかの違いだけで、ファシリテーターに求められる素養は同じと感じました

AIに答えを求めるのではなくて会話をしながら気づきを得るという使い方

【企画側の気づき】

一人だけ、事前にChatGPTにログインしてなく、スマホOSのアップデートが必要で、開始に時間がかかる人がいた。事前準備について、前日などに注意喚起すればよかったかもしれない。

【ファシリテーターの感想】

対話の体験とスキルを持つファシリテーターとAIは、相性が良い事が確認できた。AIとは何なのか?AIとの会話にどのようなマインドセットで臨めば良いか、という事を事前に共有することが大切なのだと思った。

【報告者】

楯岡かおる、永野直樹