【事業内容】 東京支部 2020年10月定例会及び11月臨時定例会(連続開催)東京支部

研究:東京支部 10-11月連続スペシャル定例会
ワークショップデザイン 〜企画して、やってみる〜

開催日

2020年10月24日(土)10:00~17:00

2020年11月29日(日)9:30-18:30

【※会場】
オンライン

【※講師・ファシリテーター】
尾上昌毅、浦山絵里(以上FAJ会員)
【※企画運営担当】
チャレンジ応援団: 尾上昌毅、浦山絵里、東憲治、鈴りちえ
以上FAJ会員
【※参加者数(会員)】
■10月定例会:14名(参加者10名+企画者 4名)
■11月定例会:43名(参加者30名+企画者13名)
(テーマ1:14名、テーマ2:6名,、テーマ3:10名、企画者除く)
※10月定例会の参加者10名が、企画者としてチームを結成し、11月定例会
にて全3テーマを実施。

【※参加者数(一般・見学)】
  なし(会員限定)

【※本テーマの主目的・検証したかったこととその結果】

  • 座学に留まらず、今後のW S実践につなげることを目的とし、「チームをつくり、企画、実施、振り返り、見直し」までのW Sデザインの一連の流れを体験し、実践的なプログラムとした。

 オンラインでの実施により、地域をまたぎ、多様で意欲的なメンバーが集まり、3チ

ームが結成。三者三様の取り組みとなった。

→チームビルディングから企画・運営の1ヶ月間での実施はハードで短いとの声が多かったものの、短期集中型のプログラムとしては、適切だったともいえる。

→W実施後の表情は清々しく、チームビルディングの難しさと共に、チームで協働し作り上げる意義を感じる体験となったことは、大きな成果といえる。

  • 「参加者のアウトカム」を重視し、プログラムデザインを考えること。

→プログラムデザインのレクチャーは丁寧でわかりやすいと、評価も高かったが、実践でプログラムに落とし込むことは難しかったようだ。まとめる段階でのファシリテートなど、サポートがあればより良かったと思う。

  • 参加者が、「身近な場で参加型のワークショプを企画してみたい!と思えていること」を本WSのゴールとして設定。

→各個人の達成度については検証には至らなかったが、本W Sでの経験を今後につなげていただければと思う。

  • 10月定例会内容

 ■1024日(土)10:00~17:00

<午前の部>

  • オリエンテーション
  • 知り合いタイム、イントロダクション
  • アイスブレイク
  • 企画を言葉にしてみよう(個人ワーク)
  • 聴き合う時間 / 伝え合う時間
  • 企画チームを作ろう!

<午後の部>

  • プログラムデザインの考え方(インストラクション)
  • プログラムデザインを作ろう!(チームワーク)
  • 交換タイム (各チームのプログラムの共有/意見交換)
  • チームでブラッシュアップ
  • 今後の予定 (運営/スケジュールレクチャー)
  • チーム調整ミーティング、チェックアウト

<企画準備期間>

11W S本番までの準備については、通常の定例会とほぼ同様のフローに沿って、各チームで進行。

・主催のチャレンジ応援団がT C O(トータルコーディネーター)として、運営サポートを行った。

・企画ミーティングの実施は、リハーサルを含み、45回程度。連絡ツールは

チームごとに主にメッセンジャーを使用。運営との連絡係1名。

  • 11月定例会内容

■午前の部    9301300 テーマ1,テーマ2(並行)

■午後の部    14001730 テーマ3

■全体振り返り  17301830

・各テーマ、最後の30分間で参加者との振り返りを実施。

・終了後、全テーマ合同で、企画全体の振り返り会を行った

・当日、企画者及び主催者は、他テーマに参加者として参加。

【企画側の気づき】

知らないメンバー同士が、チームとして企画をカタチにするというプロセスにおいては、個々の葛藤、負担も大きかったようだ。準備期間は、各チームに委ねる形としたことで、三者三様のプロセスが生まれたことは、興味深かった。今後、多様な協働が求められる中で、チームビルディングについて考える機会ともなった。

また、主催・運営側として、参加者の主体性を重んじながら、どのようなサポートや場づくりをすれば良いか考えさせられた。

10月でチームを作り、チームで運営して、チーム11月で定例会を開催する意図を企画チームに伝える難しさをしる。

チャレンジングな企画であったが、定例会のW S企画についても、相互研鑽、実験の場として、新たな挑戦者、実験的な企画が増えればよいと思う。企画メンバーと、賛同してくれた参加者に恵まれ、3テーマが無事実現できたことに感謝したい。

<改善点>

・取り組み内容や意図が十分に伝わっていない点があった。また、一定期間を要するプログラムにつき、中間の確認等は、より丁寧に行うことが必要。

・チームのプロセスの可視化は課題。チーム間の情報共有や、共有の場を設けることで、チーム間での相互作用が生まれるよう工夫があればよかった。

・テーマの選定、チームの組み方については、参加者の納得感や、取り組みの質にも関わるため、設計上のポイントとして要検討。

・参加者の主体性に重きをおいたが、どのようなサポートや介入があれば、より学びが深まるか、今後の課題としたい。

【参加者の声】

10月>アンケート結果より

  • 満足度 4.6 ●ファシリテーション・進行4.4 ●プログラム構成・内容4.5 

・体系的に学べた

・勇気がある企画、よく実行したと思う

・ワークショップの企画に役立てたい

・特に学んだこと>プログラム作成・4つのH

・一定の自由があって良い場だと思った

・ゆるい雰囲気とハードな内容

・所詮は自分でなんとかしなきゃならんということ

・大変なW Sに参加してしまった、やるしかない。

11月> 各回の報告書参照

【※報告者】

鈴 りちえ

【※報告日】

2020/12/14