【事業内容】 東京支部2020年11月研究定例会3(臨時) (10-11月連続スペシャル定例会 ワークショップデザイン〜企画して、やってみる〜実践編として開催) 』東京支部

研究:東京支部 2020年11月度定例会

テーマ3 『みんなで考える多様性 LGBTQ+編』

開催日

2020年11月29日(日)

【※講師・ファシリテーター(「氏名(所属)」形式で)】
小山田聖子、河崎寛孝、松隈佑樹、小瀬一幸(以上FAJ会員)

【※参加者数(会員)】
10人

【※参加者数(一般・見学)】
0人

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
参加者が
● LGBTについて、前より少しだけど理解できた興味、関心を持てた
● LGBTについて、否定せず、受容し見守る側になる支援したい。
● LGBTを支援するための繋がりができる。活動する団体に興味を持つ
という状況になるようなワークショップを実施する

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
アンケートの結果を見る限り、全ての参加者が完全にLGBTについて理解できた訳ではないものの、全ての参加者がLGBTに興味・関心を持つという点についてはゴールを達成できたと考えられる。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
14:00 スタッフ自己紹介
14:10 グループ内自己紹介
14:20 グループで考える(1) 問い「性別で分けられているものはどんなものがありますか?」
14:35 シェア
14:45 グループでかんがえる(2) 問い「「男らしさ」「女らしさ」とはなんでしょう?」
15:05 グループ間シェア
15:15 休憩
15:25 LGBTQ+とは
15:55 グループで考える(3) 問い「「LGBTQ+」について話を聞いて」
16:25 グループ間シェア
16:40 グループ振り返り


【企画側の気づき】
FAJという同じ組織の中でも、地域の違いなどによるやり方、考え方の違いがあることが解った。
普段から顔見知りである訳でなく、かつオンラインでしか集まれないという制約の中でチームビルディングを行つつ、1ヶ月で企画を考えるというのは時間的な制約が大きかったように思える。
ジェンダーに関する問題、考えることは、改めて扱うことが難しいと解った。
FAJの企画として開催し、ワークショップの参加者が、ジェンダーやLGBTQ+について考える機会になったということは意味があった。
今までLGBTQ+について深く考えたことはなかったが、企画者となったことで、深く学ぶことができ、今まで以上にその問題への感度が高まった。(自分ごととしても)


【参加者の声】
◆プログラムの構成、内容について、よかった点や改善点、お気づきの点がありましたらお聞かせください。
● いろいろな観点で話ができたこと。メンバー交代は1回ぐらいあってもよいかも。(多様性の確保)
● テーマに果敢にチャレンジされているなあと思いました。多くの人と意見交換をするという意味では、同じグループで、しかも知った仲間でずっと一緒にやっていくというのが少し残念だった気がします。男らしさ女らしさなどについてちょっと話しにくいテーマがのっけから繰り広げられた気がしていて、もう少しハードルを下げても良かったのかなあと思ったりしました。
● グループで話し合うテーマの設定は難しいですね。
● 根拠資料や出典が明記され、今後の行動に結びつけやすい。グラウンドルールを徹底し、安全な場で話し合いできた(否定しない)。
● 支援をするのが良いと言う前提があったような気がします←達成できなかった
● 難しいテーマながら、丁寧な進行と十分な対話の時間があり、深く内省する時間が持てた。考え方や価値観に踏み込んでいく、久々に深い対話により、自分との対話ができたことが大きかった。
● 【よかった点】ゆったりした流れと、客観的な資料、同じメンバーでのセッションが機能したと思います。 【改善点、お気づきの点】前半、他参加者と同じ危機感を感じました。もう少しさらっとでよかったのではないか?

◆特に、学んだこと、今後に活かしたいと思われたことは何でしたか?
● (LGBTQ+当事者と)普通に接することが大切
● FAJの社会貢献として、こういうワークショップをいろいろなところでできたらいいと思う
● LGBTQについて、もっと知るとともに、自分の中にある価値観、固定概念を見つめてみよう思います。
● グラデーションで考える(視点を広げるうえで、いろいろと応用できる)
● LGBT等も含んで多様性を考え皆のために皆が生き易くする場を作りたいと思った
● 具体的にはわからないが、自分の性、偏見に向き合いたい。まだ知らないことも多く、モヤモヤは持ち帰ることになりそう。その余韻が残るいいワークショップだった。
● 「グラデーション」に納得! 自分の通って来た道から学んだことを、もう少し深めよう!

【報告者】

企画者一同

【報告日】

2020年12月8日