2020年11月29日(日)
オンライン
薮田雪子・時久剛(以上FAJ会員)
6名
現代社会の新しい課題は、オンラインワークショップ等オンラインの仕事、取り組みが多くなり、リアルではなかった「疲れ」が溜まっているということである。
ITが得意な人もそうでない人も、その渦に巻き込まれている。
ところが、解決方法が見つからない人が多い。今回の企画は、オンラインワークショップに参加しながら、疲れを癒すには、
どのようにすることが良いのかを考える企画である。新しい課題の解決方法を探りながら、
同時に疲れも癒すことができる。
「オンラインワークショップに参加しながら」どのように疲れを癒す事ができるのか、という事に対する様々な意見が出たことは、実施してよかったと思う。
「疲れを癒す」ということに主眼を置いていたので、全体的に緩やかな進行を心がけたことは、効果があったように感じた。
1、オンラインワークショップに参加しながら、疲れを癒すには、どのようにすることが良いのかを考える。
2、新しい課題の解決方法を探りながら、同時に疲れも癒すことができる。の二つの目的は果たす事ができた。
前半は私たちの考える疲労回復方法(子守唄、読み聞かせ)
後半は参加者から提案のあった疲労回復をやってみる構成にした。
【プログラム】
Ⅰ.チェックイン
Ⅱ.うたた寝セッション①~子守唄(佐藤しのぶ)~
①アイマスクでうたた寝をしてみる
②別室で話し合う
③全体共有
Ⅲ.うたた寝セッション②~読み聞かせ~
①アイマスクでうたた寝をしてみる
②別室で話し合う
③全体共有
Ⅳ.笑いヨガをやってみる(参加者からの提案)
Ⅴ.ふりかえり
(薮田)
初めてのパートナーとのワークショッププログラムは、当然ながらいつものプログラム作りから離れたものになりました。
あえて、得意な分野を封印したプログラム作りのつもりでしたが、やはりいつもの癖(個性?)が出てしまっている事を参加者から指摘され、
「はっ」としました。オリジナルとはいえ同じワークショップを深く掘り下げていくことをしていると、
全く違うワークショップを考えられなくなるのではないかと思い参加した今回の定例会でしたが、
新しいワークを考える事ができて本当に良かったと思っています。
そして、こんな私と一緒にやってくれたとっきーに改めて感謝の言葉を送りたいと思います。本当にありがとう。感謝の気持ちが1番の気づきです。
(時久)
やぶちゃんと師弟コンビで疲労回復ワークショップにトライしました。
改めて、当日の出来事をふりかえってみると、自分の場づくりにも取り入れていきたいことが多い時間でした。
今回、特筆したいのは、今回のワークショップは参加者の反応をみて、プログラムを大きく変えました。
プログラムを事前に作り込むことはもちろん大切なのですが、参加者の反応を観察しながら、修正をかけていくことがいかに大切かを実感しました。
このプロセスがあったから、みんなで創り上げた疲労回復ワークショップになったのだと思います。
〈良かった〉
・何が我々を疲れさせているのかを、考えることができた
・今一つ掴み所のない状態で進むという経験が面白かった。ゆるさのあるファシリテーターの雰囲気に和んでリラックスできた。
・緩い進行と都度にプログラムデザインの示唆がよかった。
・新しいことへのチャレンジだと思いました。
・疲労回復は結果であり、何かやっても誰もが同じ反応・結果になる訳ではないということに気づきました。
・それでも、疲労回復をお題にして話す機会を持ったことは意味があると思います。
・参加者を巻き込んで進行するスタイルは良かったと思います。
〈モヤッとした点〉
・WS名が疲労回復WSだったが、元気の出る場づくりの仕掛けという内容に変化していたように感じました。
〈改善点〉
・ブレイクアウトで話し合う内容は、1点に絞った方がわかりやすいと思いました。
〈収穫〉
・2分間でできるリラックスの(各種)方法(しげさん提供)を使ってみたい。
・参加者と一緒に作り上げること。ゆるさと余裕を持つことが必要だと思った。
・いろいろなタイプの進め方があり、自分の仕事にも取り入れてみたい点がありました。
・そこはかとない混沌なイライラ感の持ち帰りができた。
・疲労回復には色々な形があると改めて思いました。肉体的な回復に絞れば睡眠が一番だと思いますが、皆で何かやって楽しむとか、
話してすっきりするといった方法もありだと思うので、ワークショップをやる機会があれば、取り入れたいと思います。
2020/12 /14