2020年5月定例会4レポート『私たちはオンラインとどう関わっていくのか』東京支部

調査研究:東京支部 2020年5月度定例会

テーマ4

『テーマ4:『私たちはオンラインとどう関わっていくのか』

開催日

2020年5月23日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

小瀬一幸(FAJ会員)

企画運営担当

小瀬一幸(FAJ会員) 

参加者数(会員)

24名

一般・見学者数

1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど
COVID-19の蔓延により大きく変わってしまった、この世界。
我々の仕事も、オンラインにシフトし、テレワークでの仕事やオンライン会議システムを用いた会議が広がりつつあります。
また、日本ファシリテーション協会における定例会や打ち合わせも、オンラインでの開催が増えています。
この動きは、今後どの様な動きを見せるのでしょうか?
このテーマは、2018年1月に東京支部で開催されたテーマ『ファシリテーターの楽しい修行~マインドフルネスで深めるBeing』
を参考に組み立てられました。
https://www.faj.or.jp/base/tokyo/report/20180127-2r/
アメリカの神話学者ジョセフ・キャンベルの「ヒーローズ・ジャーニー」の考え方に基づいて、過去・現在・未来を4つの象限に分割。
話題提供者および参加者の「ファシリテーター」そして「オンライン」との関わりについて振り返りつつ、他者との対話を行うことで、客観化して統合することを繰り返すワークを実施しました。
1)事前の資料配布、アンケートによる質問回収
・初めての試みであったが、ほとんどの参加者が事前資料を予習、8割以上の方がアンケートに回答。事前に情報をインプットしたことで、当日は対話に多くの時間をかけることができ、参加者の評価も高く、効果的であったといえる。
・キャンセルが10名(約3割)と多かったため、事前のインフォメーション等は次回の課題としたい(応募締切は前日であったため、資料配布は、事前メールにて3日前と前日の2回実施)
2)ワーク、対話について
・3〜4名同メンバー✖️4回のワーク。前半でラポール形成ができ、じっくり対話を深めることができた、リアルに比べて、議論に集中できるとの感想が多かった。
・チームメンバー内クローズの意見交換は、チームによってはやや停滞感もみられた。
リアルのように他グループの様子が見えないので、議論の活性化のためにも、ツールの活用などで、チーム間の意見共有を行うとよかった。
・オンライン未経験〜初心者か、実践者(初級〜中級レベル)によっても、「ファシリテーター」と「オンライン」で対話のテーマ(焦点)が絞りきれなかったので、問いのたて方やストーリー展開も工夫すると良い。
3)テーマのタイトル、ターゲット設定
・時流から「オンライン」というテーマに興味関心は高く、前回までのワークショップ同様に、オンラインファシリテーションの効果的な進め方や、テクニカルな情報を期待された方もいた様子。
・5月定例会のテーマ募集の時点では、今回のアイデアがなく、古いワークショップの内容で提出してしまい。今回異なるワークショップであることをアピールできなかったこと。
「ファシリテーション」に関連する題材でなければならないだろうと思い「ファシリテーター」と「オンラインとの関わり」をくっつけたことから、まだ「オンライン」に慣れていない参加者に戸惑いが生じたかもしれない。
・結果的に内容への満足度は高かったが、意図内容が伝わるタイトルや、ターゲット設定を明確にアピールするなどの配慮をしたい。

報告者

小瀬一幸、鈴りちえ

報告日

2020/6/2