2021年3月定例会2レポート『 Online カテゴライズ道場!』東京支部

調査研究:東京支部 2021年3月度定例会

テーマ

『[ Online カテゴライズ道場!」』

開催日

2021年3月27日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

楯岡かおる

企画運営担当

チームカテゴライザー
楯岡かおる、柴田千晶、今井祐子、古川哲、加藤博敏(以上、FAJ会員) 5名

参加者数(会員)

8名

一般・見学者数

5名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
参加者のカテゴライズ力向上およびオンラインでのカテゴライススキルの習得。
〈補足:「カテゴライズ力」とは、「似たものをまとめてラベルをつけたり、切り口を見つける力」と定義。構造化する力の基礎。〉

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
定量的には評価していないが、参加者の声(アンケートや茶話会)の内容から、参加者のカテゴライズ力を向上させるのに有効で、Googleスライドを初めて使う人も使えるようになるなどオンラインでのカテゴライズスキル習得に寄与したと言える。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
付箋と模造紙のかわりに、グーグルスライドを用い、その付箋をカテゴライズしてもらう

【企画側の気づき】
初めてオンラインで実施した昨年に比べ、参加者も企画者もZOOMやグーグルスライドに慣れた事で、スムーズになった。
付箋と模造紙をグーグルスライドにする事で、色分けなどを使い、一枚の紙で複数のカテゴライズはできるが、カテゴライズ力を鍛えるという当初の意味では、シンプルなカテゴライズを複数するようなプログラムにする方法もあると思う。
このテーマは、シンプルに、似たものをまとめてラベルをつけたり、切り口を見つける力を鍛えるものなので、ファシリテーション初心者にも実施しやすいし、ベテランでも構造化する力のスキルを身につける事になる。
  

【参加者の声】
グループと個人によるカテゴライズのケースを設けたこと。この違いについて皆さんの感想を聴いてみたかった。
カテゴライズもグーグルシートの使い方も、実際にやってみることでとても効果的な練習になりました。
カテゴライズのバリエーションに今まで注目したことがなかったので、いろんなカテゴライズの方法を知ることができてとても勉強になりました。
オンラインならではの3軸目の視点が新しかった。
目的がはっきりとしているので、参加しやすかった。
利害のないところで、先ずは中立的にカテゴライズ(の練習)ができたこと。
最初がちょっとなれず、指示が多くて、グループにわかれたとき、言われたことを思い出せなかった。次からはカメラに指示を治めた。
構造化する力を上げるための体験として非常に有意義でした。さらに、構造化のための技術的なものも紹介いただけると、よりありがたかったと思います。
堅ぐるしくなく、リラックスしながら参加出来た。各自で項目を考える方法と予め準備された項目を分類する方法の2種類、また協議と単独の2つの活動が組み合わされていて楽しかった。


▼プログラムの内容
(一回戦~三回戦すべて、付箋、模造紙ともにGoogleスライドを使う)
・(一回戦)二種類のお題の一つについて、アイディアを付箋に書き、グループでカテゴライズ。
・(二回戦)一回戦で他のグループが別のお題について書いた付箋(カテゴライズする前の状態)を、メンバーを入れ替えたグループでカテゴライズする。
・(三回戦)事前に第3のお題についての付箋約20枚のセットを参加者一人ずつに用意。個人ワークとして付箋をカテゴライズする。


▼よかった点
二種類のお題を用意し、一回戦で参加者が書いた付箋のグーグルスライドをコピーすることで、二回戦では、他チームが書いた付箋のカテゴライズをする、という難易度が上がったワークができた。
過去、リアル定例会で使っていた手書きの付箋をデジタル化したことで、人数分の付箋を準備することができた。リアルでは、付箋を見てカテゴライズの枠を書くだけだったのが、一人ずつ、付箋を動かすワークができた。


▼改善点
非会員や構造化について基礎知識がない人がいたので、フレームの例と使い分けなどの説明をしてから実践してもらうという流れにする方がよかったかもしれない。
リアルでやっていた最後のドリルが無い、今回のオンラインプログラムで「カテゴライズ力が高いとは?」という問いは唐突感があったかも。

報告者

今井祐子(FAJ会員)

報告日

2021/4/15