2022年5月定例会レポート2『ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ」』東京支部

調査研究:東京支部 2022年5月度定例会

テーマ

開催日

2022年 5月28 日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

尾上昌毅(FAJ会員)

企画運営担当

近藤 高史、加藤 博敏、松木 治子(すべてFAJ会員)(以上、FAJ会員) 3名

参加者数(会員)

7名

一般・見学者数

2名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
1)参加者(特に初心者のかた)が、定例会終了時に
・ファシリテーションって良さそう、おもしろそう、もっと知りたい!
・自分の現場に使えるヒントを得て、今日のコレは使えそう、使ってみよう!
という気持ちになっているか?

2)オンラインの場で、オリジナル(対面でデザインした)"たんぽぽWS"が本来のねらいとしていた「手作りWS感」、「アットホーム感」が、どこまで出せて、それが参加者に伝わるか?

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】

1)    概ね、ファシリテーション(を使った話し合い)の楽しさが伝わり、参加者が各自でお持ち帰りポイントも持てたようである
(きっちりアンケートを取ったわけではないが、途中の対話での発言やチャットから判断して)
2)    対面での実施と比較はできないが、オンラインで初めてたんぽぽWSを実施した(2年前:2020年5月東京支部定例会)時と比べると、「せわしなさ」が減ってゆったりと進められたと思う。参加者が9名だったことも手伝っているかもしれないが、画面共有して「パワポが主役になってしまっている残念な時間」をできるだけ減らすようにしたり、アジェンダに相当する「全体の地図」を頻繁に示して、向かうゴールと現在位置を確認したことも奏功したかもしれない。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
1.    ウォーミングアップ(30min)
2  定例会の趣旨説明
3 企画メンバー紹介
4 もやしのお約束(OARR)」紹介
5 ひとことチェックイン(今日の朝ごはん)エアボール渡しで全員ひとこと 【ここまで18分】
6 PKT(ぺちゃくちゃタイム):ブレイクアウトルームでペアで5分間おしゃべり(ふだんの話し合い、今日はどうしてここへ?)【12分】


2. ちょこっと解説(10min)
・ファシリテーションとは?、プロセスとコンテント
休憩#1(15min)
3. グループ内自己紹介とツールに慣れる(15min)ブレイクアウトルーム
・4人(5人)組でPKT7分:「自己紹介+ここまでのプロセスで気が付いたこと」をグーグルスライドの付箋紙に記入しながらおしゃべり(これから話し合いを一緒にする仲間と知り合い、スライド書き込みをやってみる時間)
4. 今日の話し合いの流れ説明、話し合い#1 実施(23min)ブレイクアウトルーム
5. 振り返りシートにここまでのプロセスで気が付いたこと各自記入、共有(9min)
6. 話し合い#2に行くためのテーマ決め(8min)ブレイクアウトルーム
休憩#2(10min)
7. 話し合い#2 実施(24min)ブレイクアウトルーム
8. 振り返りシートに話し合い#2のプロセスで気が付いたことを各自記入(3min)
9. 話し合い#3 実施 (22min)ブレイクアウトルーム
10. 振り返りシートに話し合い#3のプロセスで気が付いたことを各自記入(3min)
休憩#3(12min)
11. ここまでで分かったこと感じたことを共有(3min)
12. もうちょこっと解説(12min)
・  アイスブレイク、もやしのお約束、場づくり、見える化
13. よくある質問への説明(18min)
・出た案を2軸で整理してみる
・話さないひとがいるときどうする?
14. 体験したことの振り返り「やってみてどうだった?」ペアでPKT(12min)
15. Q&Aタイム(疑問点を出してみる)(12min)
 出た質問を、企画チームメンバーがリアルのホワイトボードに板書して「見える化」を実践
16. 名無しチャットアウト「半日やってみての感想」(5min)

【参加者の声】
・ファシリテーションが「使える」と思える定例会でした。
・ファシリテーションの基本、とても重要なところが確認できました。
・ガードレールの設計を上手くできるようになりたい。
・大切なところを改めて勉強できて、本当に参加させて頂いて良かったです
・もやしはギダイごとに
・参加してよかったです。ゆっくり、ていねいに、わかりやすく話すことを心がけます。
・色々、勉強できてあっというまでした
・場づくり大事!

【企画側の気づき】
・手描きのパワポと黒板貼り付けの形式は、ある程度たんぽぽWSの雰囲気を再現するのに役立ったように思う
・落ち着いた進行の中で、ファシリテーションの楽しさなどを体験してもらえたと感じた。各ブレークアウトルームに、経験豊富な会員参加者が居たで、それぞれの話し合いも、迷子を生まずに薦められた可能性がある。オンラインツールになれない参加者を対象としつつ、ツール学習会にはせずに進行できるスタイルの一つを実施できたと考える。
・次のチャレンジとすると、「いかに手軽に(短時間で)実施できるようにするか」(今回は4時間のプログラムになっているので)
・  15Q&Aタイムでやった板書は、(自分の部屋にホワイトボードが備え付けてあったのでやれたが)どんな環境でもできるわけじゃないから果たしてよかったのかどうか、、、でも、質問がそのまま流れてしまうのを懸念し、書きたくなったので書い

使用スライドは以下をクリック

定例会使用スライド.pdf

報告者

尾上昌毅

報告日

2022/6/12