2022年9月定例会レポート2『未来からの振り返りで、ファシリテーションについて語り合おう!』東京支部

調査研究:東京支部 2022年9月度定例会

テーマ

開催日

2022年 9月 24日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

日山敦生(FAJ会員)

企画運営担当

日山敦生(FAJ会員)

参加者数(会員)

17名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
・1番目の目的:福祉、教育分野で実施されていたフィンランド生まれの「未来語りのダイアローグ」を、アレンジすることにより、ビジネス分野でも有効であることの検証
・2番目の目的:特定の組織でのワークショップではなく、今回のようないろいろな職場環境の参加者から構成されるワークショップでは、共通したひとつの問題を、解決するようなワークショップを行うことは困難である。そこで、今回は、参加者、各自で、自分が抱える問題をとりあげ、グループ内で発表し共有する方法が有効であることの検証

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
・1番目の目的:福祉、教育分野でのキーワードであった「支援」から、「貢献」「役に立つ」を加えることにより、ビジネス分野でも有効であることが確認できた。
・2番目の目的:参加者、各自で自分が抱える問題を解決し、解決プロセスをグループ内で発表し共有する方法が有効であることが確認できた。私が、以前受講した福祉、教育分野向けのワークショップでは、初めの心配事を説明するワークの部分だけ実施し、以降のプロセスのワークは行わなかった。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】 告知文の内容を添付しました
ファシリテーション、こうなったらいいなと思っていることが実現した、1年後のあなたに、会いにいきませんか?どのような関係者と連携する事が出来たから、実現できたのでしょうか。そんな望ましい未来からの振り返りが、フィンランド生まれの対話法である「未来語りのダイアローグ」です。ファシリテーションを広めるためには、仲間作りと連携が重要ですね。ものごとが、上手く行っていないと、とかく原因究明となりがちです。ところが、原因究明を行うと、犯人捜しとなり、かえって連携が悪くなってしまった経験はないでしょうか。
1年後の望ましい未来が実現としたと仮定して、どのような連携ができたから実現できたかを、関係者と話し合っている場面を想像してみてください。そこは、原因究明することなく、関係者間の連携を強化するような場になっていないでしょうか。
教育や福祉分野で利用されている「未来語りのダイアローグ」を、ビジネス分野向けに、アレンジしたものをワークショップ形式で、ご紹介します。


【プログラム】

【参加者の声】

【企画側の気づき】
自分の心配事として、心配事を説明するワークが難しいので、参考文を提示して説明したのですが、参加者にとっては難しいかったようです。改善の必要性を感じました。

「この定例会は、参加者同士の相互学習の場です。お互いに学び合いましょう」が、守られずに、ワークショップの不完全部分に対して、強いクレームを上げた参加者がいた。このような参加者に対する、事前対策と準備の必要性を強く感じた。非常に残念です。このようなことが続くと、企画する人がいなくなる危機を、感じました。

報告者

日山敦生(FAJ会員)

報告日

2022/10/30