2023年1月定例会レポート 4『「はじめのいっ~~ぽ」59回』東京支部

調査研究:東京支部 2023年1月度定例会

テーマ

日本ファシリテーション協会 東京支部1月定例会報告

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今回で59回目の開催となりましたはじめのい~~っぽ 2023年1月28日(土)午前にオンラインにて開催されました。

何度参加しても新しい気づきが得られるプログラム。今回の参加者も良い意味で苦戦・・しておりました。皆さんからの感想も含めてレポートいたします。

----当日プログラム(3時間半)----

・はじめのいっ~~ぽとは

・模擬会議

・やってみてどうだった?(今日の学びの共有)

------当日の様子----------------

・「はじめのいっ~~ぽ」って名前はかわいいけど・・(レクチャー)

「はじめのい~~っぽ」とは、ファシリテーションを「本やセミナーで学んでみたけれど実践する機会がない。」「経験を積みたい」という方が練習し、互いに学び合う場です。 全員が模擬会議のファシリテーターを体験し、振り返りを行うことで、なにが出来たのか、なにが難しかったかを見つめ直すとてもシンプルなプログラムです。

水泳に例えると、陸上で本や映像で泳ぎ方を学んだ人が、はじめて水に入ってみる場。

頭では、こんなの簡単!もっと難しいことも出来る!と思っていても、水に入ってみるとそんな余裕はありません。 模擬会議という水の中でグループメンバーと共に、習った知識を試しながらなんとかゴールを目指します。そして、一人ずつファシリテーター体験が終わるたびに振り返りを行います。

名前はかわいいけれど、結構ハードなプログラムです。

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・さっそく模擬会議開始!

今回の模擬会議のお題は 「中学生にファシリテーションのポイントを伝える」でした。もうすこし詳細な設定はありますが、シンプルなお題のため、すぐに各グループ 会議に入りましたが、途中から苦戦、混線・・・。

早速 会議を外から見ているスタッフと一緒に振り返りを行い、何が起こっていたのかを確認。課題はいくつかありましたが、各グループ共通していたのはお題の認識あわせを行わなかったこと。参加者それぞれが異なる解釈をし、ズレが起こっていました。 これは上達につながる価値ある体験でした。

その後なんとかチーム力で修正が出来たようで、ゴールにたどり着くことが出来ました。

・やってみてどうだった?(参加者の感想)

・ファシリテーションの基本的な進め方を体験できるすばらしいプログラムと思いました。特に振り返りの時間をたっぷりと設けていたのが良かった。 実際にファシリテーターとしての経験値を高める場がFAJ定例会でもっと増えるといいなぁ。

・会議を怖がらず、場数を踏んで行きたい。 頭で理解だけじゃ駄目、実際にファシリ経験しないと改めて思いました。

・前提合わせができれば、一体感のある楽しい会議が出来ると体感した。会議を恐れず、会議に積極的に参加したい。

・場のデザイン大切にしていきたいと思いました ・その日の会議の目標を冒頭に参加者に明確に示す。

・何のための会議か、目的を明確にしておくことの重要性を再認識した。

・企画者の新しい気づき

・テーマがシンプルなほど認識合わせを疎かにしがちになることを再認識ました。それぞれの認識を確認しながら進める事がファシリテーターの重要な機能だと再確認できました。(永井)

・時間制限のある中で「人の話を聞く」「ゴールに向けて話を進める」はやっぱり難しいな。(伊東)

・小学五年生がわかる言葉遣いで話すことが大切(地主)

・今回は参加者にファシリテーションを行いながらファシリテーションについて考えるプログラムでした。みなさんが話し合いを行う上で何を大切にしているのか、それをどのように進行してまとめるか。大変だったと思いますが企画側も大変学びの多い会でした。会議は参加者によって変わる「生もの」。その人の良さを大切にしながらも考えの違う人と意見をまとめることの難しさを再認識しました。(干田尾)

開催日

2023年1 月28日(土)

会 場

オンライン

7名

一般・見学者数

1名

報告者

干田尾恵子(FAJ会員)

報告日

2023/2/24