「ファシリテーション×傾聴」ファシリテーターになぜ傾聴は必要なのか。
きゅりあん
2026年8月29日(土)13時00分~16時45分 (開場 12時30分)
24名
録田直子(FAJ会員 東京支部)
前田卓也 永野直樹 嶋田 宮子 長瀬祐実(FAJ会員 東京支部)
21名
「聴き方の選択肢を増やし、ファシリテーションにどのように取り入れればいいか、ファシリテーターとしての視点で考えられている状態を作れるかどうか。
最後の振り返りでは、参加者それぞれから、今回体験した「聴き方」を自身のファシリテーションにどのように取り入れていきたいかについて、具体的な気づきが共有された。
「沈黙を待つことを取り入れたい」という具体的な聴き方に関するものに加え、「これまではファシリテーションを進め、目的を達成することに意識が向いていたが、これからは参加者の思いにも目を向けたい」「傾聴することで温かい場をつくりたい」といった発言があった。 アンケートでも、「傾聴の大事さを体感できた」「対話することで課題や感情を明確化させることを活かしたい」「ファシリテーションを行う際には傾聴を意識したい」「決めつけた聞き方ではなく、相手を理解するための聞き方を心がけたい」などの回答が見られた。 これらから、傾聴を知識として理解するだけでなく、自身の聴き方やこれまでのファシリテーションを振り返り、聴き方の選択肢をどのように取り入れていくかを考える状態は、一定程度つくることができたと考える。
一方、「ファシリテーションの場で傾聴をどのように活かして意見を出しやすくするか、もう一歩深めたかった」「もう少し時間に余裕があれば、グループ内の会話から気づきが増えたと思う」といった意見もあった。個人への傾聴から「場を聴く」「傾聴によって場をつくる」というファシリテーションの視点へさらに深めるためには、後半の問いの設計や時間配分に改善の余地があることも確認できた。
【流れ】傾聴紹介⇒傾聴体験⇒傾聴実践⇒ファシリテーターと傾聴をつなげる⇒傾聴ヒントカードの作成⇒傾聴を取り入れたファシリテーションの実施⇒全体共有⇒気づきの共有
最初に言葉は態度で十分に変えられるという体験をし、 傾聴スキル(うなづき、あいずち、繰り返し、ペーシング、事柄の明確化、沈黙、感情の受け止め)を実際にペアで行います。その後、観察者を含めた3人で実施し、客観的に振り替えられるようにしました。
次にファシリテーションに傾聴を取り入れるとしたらどのように取り入れるかを考え、ヒントカードを作成し、それを使ってファシリテーションを行いました。お題「グループ名を考える」 傾聴を取り入れた効果を振り返り、全体で共有。最後にアウトカムを踏まえて、明日から取り入れようと思うことを共有しました。
初めてだったので、暖かい場を感じました。
時間が全体的に足りなかった感じ
実践的で今の自分の状況にあっていた。
ワークの改善点としては、ワークの時間をスライド投影とかしてもらうとありがたいです。
ファシリテーションの場で、傾聴をどのように活かして意見を出しやすくするか、もう一歩深められるとさらに良かったと感じます。
内容が充実していた。もう少し時間に余裕があれば、グループ内の会話から気づきがもっと多くなったと思います。
実践も交えての講習だったので、傾聴の大事さを体感できました。
グループの中で様々な意見を交わすことができたことがよかったです。
可能でしたら、全員が短いファシリテーションを試す時間があってもよいかなと思いました。
改めて傾聴の重要性に気づいた
その場のゴールに向けた、引き出しす問いの立て方 対話することで課題や感情を明確化させる事など活かしていきたい
自分がファシリテーションを行う際には、傾聴を意識して行う。
普段の会話では決めつけた聞き方ではなく、相手を理解するための聞き方を心がける。
非常に楽しく学べる場でした。ありがとうございました。
会員になり一年未満で、今回初めての参加でしたが、とても積極的に参加することができました。ありがとうございました。
初心者が誰か分かりやすいようにシールを配ることや、今何をすべきかを紙に書くこと、島の椅子の配置は椅子が引ける位置にするなど、いろいろな隠れた工夫の仕方を学ばせていただきました。ありがとうございます。
今回はファシリテーションを始めた方々を対象とした定例会ということもあり、想定以上に多くの非会員の方にもご参加いただきました。 前半の傾聴のパートでは、「聴く」「聴いてもらう」という体験を通して、傾聴によって相手との関係性がどのように変化するのかを体感していただくことを大切にしました。盛り込んだ内容は多かったものの、参加者の皆さんが一つひとつのワークにしっかりと取り組んでくださったことが印象に残っています。
一方、後半の「ファシリテーション×傾聴」では、一対一の傾聴によって生まれる関係性の変化を、「場を聴く」「傾聴によって場をつくる」というファシリテーションの視点へつなげることを目指していました。この「個人を聴く」から「場を聴く」への橋渡しについては、もう少し丁寧に問いを重ねることで、参加者の理解やその後のワークをさらに深めることができたのではないかと感じています。
今回実施したことで、初心者にはまず「聴くことそのもの」を十分に体験してもらうこと、経験を重ねた方には「ファシリテーターは誰の何を聴いているのか」「個人を聴くことと場を聴くことはどう違うのか」といった問いまで踏み込むなど、対象者によってさまざまな展開ができるテーマだと感じました。 今後も「傾聴によって場をつくる」ということについて、対象者や問いの設計を変えながら、さらに探究していきたいと思います。
東京支部 録田直子