2026年9月定例会 報告書 テーマ1「問いかけ」が持つ力を体験 〜『問活』で深める・広げるコミュニケーション〜東京支部

東京支部 2026年9月度定例会

報告書 テーマ1「問いかけ」が持つ力を体験 〜『問活』で深める・広げるコミュニケーション〜

【テーマ】

「問いかけ」が持つ力を体験 〜『問活』で深める・広げるコミュニケーション〜

【会場】 

きゅりあん

【日時】 

2026年9月26日(土)13時00分~16時45分 (開場 12時30分)

【定員】 

20名

【ファシリテーター】

吉田聖美(FAJ会員 東京支部)

【企画運営担当】

増平貴之(FAJ会員 東京支部)

【参加者数】

 12名

【本テーマの主目的・検証したかったこと】

 「問いかけ」の持つ力を再確認し、コミュニケーションや場づくりにおける  より良い「問いかけ」のヒントを見つけている

【主目的・検証したかったことについての実施結果】

問い活とワールドカフェを組み合わせることで、問いかけの考え方をより深めることと、普段の  自身の問いかけについて考察でき、今後の取り組むヒントを見つけることができた

【実施内容】

・オリエンテーション

・問い活つ(A~Hの問いかけ)

・休けい ・全体で深めるワーク   

・問い:良い問いかけのためにやりたいことは何ですか?

・振り返り ・ペアワーク

【アンケート結果】

・テーマの満足度 ★★★★☆(4.6)
・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.9)
・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.7)

【参加者の声】

休憩を増やしてほしい

構成が良かったです。

とてもうまく設計されていると思いました。集中していたせいか、あっという間に時間が過ぎ、久々に頭を使った気がします。

ファシリテーターが頑張らなくてよいプログラムが出来ていた。

問いかけの言葉を、1,2例教えて欲しい 自分の思考を深められる工夫が多くありました

問いかけについて、ひとつひとつ、集中して考えられるような内容だったと思います。

気がついたことを実践したいと思います

自分なりの問いかけの極意を日々のなかで模索してみます。

一人で2分、みんなで8分の時間。

相手に合わせた問いかけ、心理、時間、場所、言葉など"

質問なのか、クイズなのか 考えてしてみたい。質問にも準備が必要

問い掛けは万能てあること

今回のテーマについて、メモしたことなどから、いろいろと振り返りたいです。

    【企画側の気づき】

    歩留まりを考慮した定員を検討してもよいかもと感じた。グランドルールをホワイトボードに書いておくことで、立ち返ることができた。

    お題のバリエーションと具体性の不足:

    8つのお題(A~H)の後半に類似したものがあり、回答を出すのに苦労した点や、問いに対する回答の対応関係に悩みが生じた点が挙げられます。

    また、理論だけでなく1〜2個の具体例やハウツー的な提示が求められました。

    グループ固定化とスキル差:

    同じメンバーで進行したため、思考が固定化・偏った際のリセットが難しかった点や、チーム内でのファシリテーション経験やスキルのばらつきが指摘されています。

    タイムスケジュールと物理環境の負荷:

    ワールドカフェの1回の時間がやや長く感じられた点や、途中休憩の少なさによる疲労があったのではと感じた。

    【ファシリテーターの感想】

    参加者の主体的な学びや思考の深まりに多角的に貢献できたと感じました。「問いかけ」を段階的に思考を促すように提示できたと思います。

    1.ワークショップ設計・ファシリテーションの成果(Keep)

    思考を深める段階的アプローチ:

    8つの問いを一括提示せず1つずつ提示したことで、参加者が目の前の問いに集中できる設計となりました。

    また、冒頭であえて「問いかけ」の厳密な定義を示さなかったことが、枠にとらわれない広い意見出しにつながりました。

    完成度の高いタイムフレームと構造:

    「2分間の個人思考+8分間のグループ対話」を繰り返す10分×8回の構造が、心地よいテンポ感を生み出しました。その場のファシリテーションに過度に依存しない、プログラム構造自体の完成度の高さが評価されています。

    適切な介入レベルと場の雰囲気: 前半は講師が話しすぎずに参加者に考えさせる材料を提供し、後半に自身の考え方を共有するというバランスの良い介入がなされました。また、ファシリテーターの人柄や適切な会場・人数規模により、安心して参加できる環境が作られました。 受動から能動・実践への学習プロセス: 単なる講義形式ではなく、ノートでの個人ワークから模造紙での共有、ワールドカフェでの成果物共有、最後のペアワークでの実践へと繋げる構成により、頭をフル活用した共創的な学びが実現しました。

    チームビルディングと実践への気づき:

    3時間同じメンバーで協働したことで心理的安全性やチーム力が向上し、発言しやすい環境が生まれました。また「問いについて考えること」と「実際に問いかけること」のギャップへの気づきや、職場での実践意欲が高まりました。

    2. 次回に向けた改善・ファシリテーションのアクション(Try)

    プログラムとお題のブラッシュアップ: お題(A~H)に異なる角度のテーマを2〜3個盛り込み、現場で使える具体的な回答例やハウツーを提示する。

    グループ編成と交流の工夫:

    ファシリテーション経験年数(FA年数)などを考慮してメンバーのスキルを均等に分散させる。また、思考の固定化を防ぐため、途中で他チームの議論や声を聞く交流の機会を導入する。 進行管理と環境整備: ワールドカフェの1回あたりの時間を短縮し、途中にこまめな休憩を挟む。テーブル間の距離や配置を工夫して音響環境を改善する。事前情報の提供: 年間開催スケジュールをまとめて事前開示し、テーマごとの開催日時を調整して複数参加しやすくする。

    【報告者】

    東京支部 増平 貴之IMG_1482.jpeg