2005年度10月臨時定例会:学びのバザール@下田東京支部

東京地区10月臨時定例会議事録

■ 日時:2005年10月29日(土)13:00〜17:00 30日(日)13:00解散
■場所:会場1 阿波屋いっぷく堂(静岡県下田市) 会場2 オーシャンビューいそかぜ
■参加者数:21名
■担当:下田臨時定例会実行委員(松下・山口・池田・梅谷・稗島・喜多・鈴木ま)
■テーマ:「学びのバザール@下田」

■企画意図
?事業企画作りを現場で体験する
?グループワークの共有方法として重要なポスターセッションのやり方を学ぶ
?気持ちの良い朝に下田の風景を五感で体感する

■アジェンダ
  ◆主なプログラム内容
  《29日(土)》
  11時下田駅集合後、各自対象地視察。視察終了後、商工会議所へ集合
  昼のWS 「新事業企画ワークショップ〜地域に眠る資源をビジネスにする〜」
  地域資源を活用したビジネス企画作りを体験
  昼の部終了後、ホテルへ移動。温泉を楽しみ、宴会(泡の会)へ
  夜のWS 「グループ対抗下田FAJ替え歌大会」

  《30日(日)》
  朝のWS タイトル「リフレッシュ! 海のパノラマ体験」
  「マイカレンダーをつくろう」
  全体振り返り「下田で私は」
   朝の下田の爽やかな空気の中、日常生活では見ることの出来ない風景の中を歩き、五感を研ぎ澄ましました。その五感を活かし、それぞれが来年のカレンダーをつくりました。

■内容 1日目
◎下田のまち視察
 下田のミニガイドブックを片手に、それぞれが下田のまちを歩いて味わいました。ちょっと気になったお店でお昼をとったり、ペリ−ロードを歩いたりして、午後のWSへの思いは高まっていきました。

◎昼のWS「新事業企画ワークショップ〜地域に眠る資源をビジネスにする〜」
  会場阿波屋2階 F松下
 1. オリエンテーション
 2. TMO社長田中さんが、TMOメンバー紹介
 3. チェックイン 「名前」「領域」「WSに期待すること」(サークル型)
 4. 田中さんから話題提供「阿波屋の歴史・現状・利活用について」
   「地元の旅館が地元の魚を使っていない」等現場ならではの話があった。
 5. 梅谷さんからの話題提供「CS(顧客満足)について」主にビジネス、特にCS的な観点から話題提供。リソースを事業化する際のポイントを、ディズニーランドを例にとりながら感動を感謝になど分かりやすくレクチャー。
 6. 事業ネタだしWS グループワーク1
    ABCD4グループに分かれ
    ・ アイスブレイク(自己紹介)
    ・ 役割分担(F、記録、説明担当)
    ・ テーマ選び「将来イメージ」「施設イメージ」「メニュー構成」「ところ天のストーリーづくり」「効果的な集客方法」から好きなテーマを選びディカッション。模造紙にて成果物作成。
 7. ところ天の試食会  別室にて、色々な種類のところ天を試食。試食後、値段、メニューについてなどアンケート記入
 8. 事業ネタだしWS グループワーク2
    振り返り 
        グループワーク1で行ったグループワークについて、各自が持つアプローチ方法について意見交換。グループワークで気づいたこと、メンバーへのフィードバック  まち系、ビジネス系での共通点、差異などを伝え合う。模造紙にて成果物作成
 9. 共有タイム「ポスターセッション〜バザール式」
    グループワーク1でまとめた模造紙を壁に貼り、各グループ前半、後半を決め(説明要員2名)バザール形式で全体共有。参加者は興味のあるところに行って内容を読み、質疑応答をする。より良いアイデアが出たら、展示に赤のポストイットで書き足す。
 10. まとめ 田中さんからのWSに対するコメント       
 11. 昼のWS チェックアウト「現場で学んだこと」
  WSで得た「気づき」と「下田への愛の一言」をA4に書いて、全体で共有(サークル型)
     
     
◎夜のWS 「グループ対抗下田FAJテーマソングを作ろう」オーシャンビューいそかぜ
  F池田
 1. 課題曲「海」「ズーダラ節」他自由曲のメロディに合せたFAJ、あるいはファシリテーショ ンに関する「替え歌」をグループで作成。
 2. TMOの3名が審査委員。点数の札をあげてもらい、合計点で競う。豪華商品あり。
  その後、パスタ−セッションのプログラムがあったが、カットしそれぞれダイアログへ。

◎朝のWS タイトル「リフレッシュ! 海のパノラマ体験」F鈴木ま
 1. 朝の散歩(ハイキング)地元の方の案内で、灯台のある岬まで海岸沿いに歩く。日常  生活では見ることの出来ない風景の中を歩き、五感を研ぎ澄ましました。途中、お気に入りの葉っぱなどを拾う。
 2. 感性を研ぎ澄ます「私は誰?仲間で集まろう」
   直感で仲間を探しグループになる(海・山・風・木)
   合図で(海・山・風・木)を体で表現する。
 3. 「マイカレンダーをつくろう」
 下田で研ぎ澄まされた五感を活かし、海のパノラマ体験で拾ってきた自然からのプレゼントや、色紙、クレヨンなどを使い、それぞれが来年のカレンダーをつくりました。

◎チェックアウト(サークル型)
「下田で私は・・・」の・・・を記入。できあがったカレンダーの紹介とともに、2日間を振り返りました。

■まとめ
  まちづくりには、現場が一番。その点で、自分の足で歩き、味わい、感じ、出会った2日間は、ファシリテーターにとって場をデザインし、また場を読むスキルが重要であるということを再認識できた2日間でした。また、地元TMOの方々とのWSでは、実際の課題を突きつけられ、楽しい中にも、町おこしの難しさを体験しました。各支部から集まったFAJ会員同士、FAJ会員と地元TMOの方々、FAJ会員と下田の自然と「つながっていく」体験も大きな意味があった。

■感想
  今回の臨時定例会準備は、松下さんの「自分をファシリテーターとして育ててもらっているFAJに、何か恩返ししたい。その一環として、会員にまちづくりの現場を体験してもらいたい」という熱い思いの発信「下田合宿実行委員募集」のアナウンスからはじまりました。
 東京支部初の合宿ということで、実行委員会一同も張り切って準備しました。募集中はなかなか定員に達せずやきもきしましたが、最後は定員を超える21名の参加となりました(参加者も東京の会員以外が主という「想定外」の出来事もありました)。
 参加者の皆さんも、下田に集まった瞬間から、「慰安旅行気分」という雰囲気でもあったので、当日のファシリテーターも、臨機応変にプログラムを変更しました。2日間ともどうにか雨にならず、昼のWSでは本当の現場での課題をテーマにワーク
ショップを体験し、加えて下田の自然も満喫でき充実した2日間でした。

←前のレポート 次のレポート→