《東京ファシリテーショングランプリ2008》 2.『現場力を磨こう!』〜会議本番前の予防接種〜東京支部

【日時】

2008年11月22日(土) 10:10〜15:45

【場所】

  東京流通センター2F 第6会議室

【参加人数】

  名(会員 名・非会員 名・企画者8名)

【企画者名】

ファシリテーター:河村甚(JINさん)、小寺康史(こてらっち)、檀野隆一(だんのさん)、
後藤恭子(ごっさん)、室谷惠美(むろちゃん)、中島美暁(あけさん)、
小川佳子(みきさん)、中野茂(ドテチン )

  記録:中野茂(ドテチン )

【概要】

『現場力を磨こう!』〜会議本番前の予防接種〜では、実際の現場でよくありそうだけど、通常のファシリテーションの勉強会では滅多に起こらないようなことを体験できる場を作ります。



ファシリテーションの勉強をして、意気込んで現場に出てみると、揚げ足取りする人、会議に集中していない人、人の話を聞かない人などに遭遇し、いやな思いをしたことはありませんか?



そんな現場でどう対応するか・・参加者の皆さんといっしょに考えてみたいと思います。



今回は、一度失敗しても、後でもう一度考えて試すことができるように、時間をたっぷり用意していますので、本気モードでファシりましょう!



【プログラム】

〜スケジュール〜

10:10 全体の流れ、趣旨説明

10:15 人間マトリクスにてチーム分け

10:40 ワークの具体的な説明

10:55 3チームずつの2組に分かれる

11:00 ワーク1クール目

- 各チーム1回ずつファシリテーター役(F役)を行う

- ファシリテーター側でないチームは参加者役を行う

12:15 昼休み+作戦会議

13:40 ワーク2クール目

15:10 リフレクション

15:45 終了



〜設定〜

・仮想のレコード会社の営業本部会議(30周年記念CDの企画)

・参加者役=第1、第2、第3営業部の社員

・F役=企画部メンバー

・F役も参加者役もだいたい顔見知り

・既に数回会議を行っている

・今回は選曲のためのブレインストーミング会議の冒頭10分を実施



〜役割分担〜

F役チーム

・ファシリテーター(司会) ※1〜3名

・グラフィッカー (書記) ※1〜2名

・観察者

参加者役チーム

・各営業部担当(部長・メンバーなど)



〜1セッションの構成〜(ワーク1クール目)

F役チーム         参加者役チーム

10分 事前準備(外)        シナリオ説明

10分 会議の進行          会議への参加

  5分  やってみた感想や改善策について対話



〜1セッションの構成〜(ワーク2クール目)

F役チーム         参加者役チーム

 5分 事前準備(外)        シナリオ説明

10分 会議の進行          会議への参加

10分  やってみた感想や改善策について対話



■ロールプレイシナリオ1■

【1クール目】

コンセプト:そわそわしている

概要:早く帰りたくてしょうがないので、企画部のだらだらファシリテーションに耐えられない。

【2クール目】

コンセプト:「そわそわ」からファシリテーター乗っ取りへ

概要:早く帰りたくてしょうがないので、営業部からファシリテーターを出して、さっさと決定しようとする



■ロールプレイシナリオ2■

【1クール目】

コンセプト:決定権のある部長がいなくてやる気がない

概要:いつもちゃぶ台返しをする部長が、この会議に出席していないので、アイディアを出しても意味がないと思い、やる気が出ない

【2クール目】

コンセプト:決定権のある部長が帰ってきて全部決めてしまう。

概要:いつもちゃぶ台返しをする部長が、この会議に出席しているので、ほかの参加者は何を言ってもしょうがないと思い、部長に追従してしまう。



■ロールプレイシナリオ3■

【1クール目】

コンセプト:企画部に対して攻撃的

概要:いつも企画部に煮え湯を飲まされているので、不満がたまっている

【2クール目】

コンセプト:他の営業部に対して攻撃的

概要:他の営業部にいい顔をされるのは気に食わないので、食って掛かる。





【結果】
早く営業に出たいのでそわそわしているシーン、独裁者による独裁政治が利いているシーン、元気のないシーン、ファシリテーターへの攻撃があるシーン等設定したが、参加者役の本気の演技力が毎回素晴らしく、ファシリテーターは本気のスイッチを入れざるを得なかった。(加留部会長でさえ本気スイッチがONになり、超スキルを連発)

「いろんな汗が出た。」「頭が真っ白になった。」「厳しかったけど本当に勉強になった。」

「定期的にやるべきプログラムだ。」等の声が上がった。

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