2009年度02月東京支部イベント F.ファシリテーション腕試し東京支部

●東京支部イベント セッションF 『ファシリテーション腕試し』

【日時】
2010年02月27日(土) 10:00〜16:00

【場所】
かながわ労働プラザ(Lプラザ)

【参加人数】

24名(うち、MF:1名、サポート:1名、Co:1名)

【企画者名(MF)】

小寺 康史(こてら やすふみ)

 

【セッション概要】
まずグループで話し合いをします。話し合い後、その場に起こったことをシンプ
ルな8つ質問を通して評価し、数値化していきます。さらにグループで話し合っ
た結論もある手法で公平に数値化します。これらの数値を比べながら、その場に
ファシリテーションがどのくらい働いたかを全員でじっくり振り返ります。グルー
プに、自分のファシリテーションがどう作用したかを腕試しできる絶好の機会と
なるプログラム。


【チャレンジポイント】

・話し合いの結論と過程それぞれの質を数値に置き換えてみる点
・数値を元に振り返ることで自分たちの場に何が起こったのか定量的にまた定性
的にも探求できる点
・ファシリテーションの実践・評価・反省すべてを自分たち自身でやってみる点


【プログラム】

10:00〜 セッション1 (イントロ+) 自己紹介
10:55〜 レクチャー1 今日取り扱う場
11:10〜 セッション2 発散の場で腕試し!
11:45〜 レクチャー2 アイディアの出し方
12:00〜 (休憩・昼食)
13:00〜 セッション3 収束の場で腕試し!
15:45〜 レクチャー3 アイディアのまとめ方 の予定を、全体ふり返りに
16:00  終了


【収束の場のふり返りでの参加者からの声(一部抜粋)】
・反論することを遠慮していた。
・テーマが大きく意見が拡がりすぎた。
・メンバーの中で空気の違和感を感じたが言えなかった。
・収束しなければならないという呪縛にとらわれていた。
・収束の過程でも必要があれば発散に戻る勇気も必要。
・積極的な発言は本当に必要なのか?発言しなくても同意しながら進むことはある。
・ファシリテーターがいる方よい場面、いない方がよい場面があると思う。
・目標0点、納得感100点


【感想】
収束の場で評価されたのは、結論が出なかったチームだった。このチームは、メ
ンバー一人の違和感を全体で共有し結論を出さないことで合意をした。このプロ
セスが参加者全体の共感を得て高評価を得ていたことは、ファシリテーション初
体験の方にとって大きな学びに繋がったと思う。
発散と収束を通してグループ内での評価、全体の評価を通してプロセスと結果の
相関を見ていくことでたくさんの気づきがあったのではないだろうか。

(記録:Kaz)

 

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